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飛行機も早くて便利ですが、空港までの移動を考えると、駅からすぐに乗れる新幹線を移動の手段に選ぶ人も少なくないと思います。
そこで今回は、全国の至る所を走り、ますます身近な存在になりつつある新幹線の豆知識を、あれこれとまとめてみました。
トリビアその1:自由席、指定席の座席幅は全部一緒じゃない
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N700系新幹線のグリーン車には、中央の通路を境に左右に2席ずつシートが配置されています。各座席のシート幅は48cm。
一方で自由席や指定席の場合は、通路を挟んで片側に2席、逆側には3席が配置されています。合計で一列に5席、A~Eまで座席が並んでいますが、実はこの座席幅、グリーン車と違って全部が統一されているわけではありません。
通路を挟んで3席ある側は、窓際がA、通路側がC、そのAとCに挟まれた真ん中がBになっており、シート幅はAとCが44cm、B席が46cmとなっています。通路を挟んだD席、窓側のE席も44cm。B席だけが、少し広くなっているのですね。
トリビアその2:混雑しているときは狙い目の車両がある
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JRのホームページには、車両の座席配置が公開されています。例えば東海道新幹線として活躍するN700系の車両の座席配置を見ると、1号車から16号車にかけて、座席数が違っていると分かります。
その理由は、座席と一緒にトイレや喫煙ルーム、多目的室がある車両と、座席しかない車両があるから。例えばN700系の1号車は、進行方向左手の窓際の席が1A~13Aと、13席しか用意されていません。先頭車両には運転席もあり、トイレもあるため、座席数が少ないのですね。
しかし2号車は、同じ窓際の席が1A~20Aまであります。運転席もトイレもない、完全に座席しかない車両のため、1列で20席も確保されています。
3号車に目を向けると、運転席がないもののトイレがあるため、窓際の席が1A~17A、1列に17席と制限されていると分かります。
自由席の車両は1~3号車などが多いですが、大混雑している時期に何とか座りたいと思ったら、2号車に並んだ方が、座れる可能性が高くなるのですね。
トリビアその3:「のぞみ」の名付け親はテレビでおなじみの有名人
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新幹線には名称がつけられています。筆者の暮らす北陸を通る北陸新幹線の場合、金沢⇔東京間の新幹線には「かがやき」「はくたか」という名前が付けられ、金沢⇔富山間の新幹線は「つるぎ」となっています。
同じように日本中の新幹線には名前があり、東京⇔博多の「ひかり」、「のぞみ」は特に有名だと思います。この「のぞみ」、実は名づけの親が、テレビ番組でも有名な阿川佐和子さんだとご存じでしたか?
阿川佐和子さんご本人がラジオ番組「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送)に出演しているときにも明かしていましたが、阿川佐和子さんは「ひかり」よりも速い新幹線の命名に関して、JR東海から命名委員会の委員になってほしいという依頼があったそう。
命名委員会は、公募した名称を幾つかに絞り込み、その候補名を命名委員が検討するといった形式だったと言います。しかし、有力な候補が幾つかあるものの、決定打に欠ける中で、なかなか決められなかったのだとか。そこで実の父親であり作家の阿川弘之さんに相談したところ、歴代の鉄道は全て大和言葉でできているというヒントをもらったとラジオ番組で語っていました。
最終候補に残っている案の1つには「きぼう」があり、「きぼう」の大和言葉は「のぞみ」だと会議で阿川佐和子さんが発言したところ、「のぞみ」の案が採用になったのだとか。
トリビアその4:240円、300円など数コインで乗れる「新幹線」がある
新幹線に乗車する際には、それなりのお金を支払わなければなりません。例えば筆者の暮らす北陸の場合、富山駅から18.9km離れたお隣の新高岡駅まで北陸新幹線に乗ると、乗車時間が8分であっても1,180円(自由席の場合)を支払わなければなりません。
そうした金額を見ると、「やはり在来線と違って新幹線は高いな」という印象を受けてしまいますが、実は数コインで乗車できる区間もあるのだといいます。例えばその1つが、『ブラタモリ』(NHK総合)でも取り上げられた博多⇔博多南間を走る新幹線。
所要時間は8分間、運賃300円で8.5kmの道のりを乗車できる新幹線になります。在来線扱い(JR博多南線)になるため、低速の運転になるそうですが、とりあえず新幹線車両に乗って移動ができる路線になっています。
他には越後湯沢駅とガーラ湯沢駅の間で、在来線の扱いながら上越新幹線に240円で乗車できる区間もあります。九州や越後湯沢に出かけた際には、ちょこっと乗車してみると楽しいかもしれませんね。
以上、新幹線に関するトリビアをまとめましたが、いかがでしたか?
ちなみに、タイトルの「自由席は2号車のB席に乗れ!?」の真意ですが、上記トリビアを読了したあなたがお察しの通り、混雑しているときに席が見つかる可能性が高く、座席幅が広い席が「2号車のB席」ということになります。
こうした知識を知るほど、新幹線の旅が楽しくなりますよね。他にもいろいろトリビアがないか、毎回の乗車で探してみてください。
[新幹線のご案内 – JRおでかけネット]
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