パッチワークの路、パノラマロード、白金青い池、セブンスターの木など、北海道らしい雄大で美しい景観を楽しませてくれる観光地が美瑛になります。旭川と富良野に南北を挟まれるような場所にあり、どちらからもドライブを楽しめる距離感にありますが、美瑛で人気のお土産といったら何になるのでしょうか?
そこで今回は地元の人や、美瑛を代表するお土産ショップ「美瑛選果」の店員さんに「美瑛の人気お土産は?」と聞いてみましたので、その中で声の多かった、あるいは実際に筆者が食べておいしかった食べ物を紹介します。
「アスパラガス」
最初はアスパラガス。アスパラガスといったら鉛筆くらいの太さと大きさを想像するかと思いますが、美瑛のアスパラガスは違います。とにかく背が高く、太くて堂々としたサイズ感。
「大きいと、大味なんじゃないの?」
と疑いたくなりますが、昼夜の寒暖差が激しい土地だからか、実際に食べてみると、ギュッと甘みが詰まっていて、ゆでても、天ぷらにしても、塩バターでいためても、おいしかったです。
2008年7月に北海道の洞爺湖で開催されたサミットの首脳晩さん会でも、まさにこの美瑛のアスパラガスが「北海道でしか味わえない料理」の食材として、使用されたといいます。
1年中買えるわけではなく、春から初夏が旬になりますが、上述した「美瑛選果」の美瑛本店、新千歳空港店はもちろん、美瑛や富良野、旭川など周辺にある八百屋さんなどでも購入できますので、季節が合えば旅の最終日にでも買って持ち帰りたいですね。
「丘のおかし焼きとうきび」
「美瑛選果」とは、2007年に美瑛に誕生、美瑛全体の農産物の知名度向上とブランド価値創出に貢献したとして、2009年にはハイ・サービス日本300選を受賞した商業施設になります。美瑛本店の敷地内にはミシュラン北海道で1つ星を獲得するレストランもあるほどで、美瑛の食の拠点にもなっています。
その「美瑛選果」オリジナル食品で、美瑛町農業協同組合(JAびえい)が作る加工品ブランド「びえいテーブル」の「丘のおかし焼きとうきび」も、買って帰りたいお土産の1つ。
とうきびとは北海道の言葉でトウモロコシ。焦がししょうゆで香りをつけた美瑛町産のスイートコーンを丸ごと1本分フリーズドライした食べ物になります。
スナック菓子のようにサクサクと食べられて、それでいてスイートコーンの飽きのこない自然で奥深い甘みが感じられます。「とにかく人気」とお店の方も言っていましたので、1袋300円、迷わず買いたいお土産ですね。
https://bieisenka.jp/product/original.html
「びえい豚カレーとろとろ煮込み」
同じく「美瑛選果」オリジナル食品で、JAびえいの加工品ブランド「びえいテーブル」の「びえい豚カレーとろとろ煮込み」もおいしかったです。気密性容器に密閉して加圧加熱殺菌を行っているレトルト食品ですから、年単位で日持ちします。賞味期限を気にせずに持ち帰れますから、ある意味お土産としても最適ですよね。
この商品は美瑛町産の豚肉の中でも、ごろっとして味わいに優れたウデ肉を使っており、お皿に盛りつけると肉の存在感が明らかで、ちょっと得した気分になれます。ウデ肉だけあって、口に入れるとしっかりとした歯ごたえがあり、少し繊維質を感じますが、かむほどにうまみが口に広がって、とてもおいしかったです。
カレー自体は中辛といった感じでしょうか。残念ながら見た目でも分かる具材として野菜は入っていませんが、「美瑛選果」のスタッフの方によれば、とにかく人気の商品との話。カレーが嫌いな日本人はほとんど居ないはずですので、誰にでも喜ばれるお土産になりそうですね。
https://bieisenka.jp/product/original.html
以上、美瑛で買いたいお土産、特に食べ物を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? JR美瑛駅の周辺には上述した「美瑛選果」に加えて、道の駅「丘のくら」などもあります。国道237号線沿い、あるいは国道からすぐの場所にありますので、旅行の際には立ち寄ってみてくださいね。
https://bieisenka.jp/store/
住所 北海道上川郡美瑛町大町2丁目
びえい「丘のくら」
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2854/
住所 上川郡美瑛町本町1丁目9番21号(道道天人峡美瑛線沿い)
電話 0166-92-0920
休館日 年末年始(12/31~1/3)
開館時間
9:00~18:00(6月~8月)、9:00~17:00(9月~5月)
レストラン
香麦食堂 11:00~14:30
[All Photos by Masayoshi Sakamoto & shutterstock.com]