安全な台湾で騙された!? 台湾旅行で気をつけなければいけないこと。

Posted by: 小秀 (秀ちゃん)

掲載日: Nov 1st, 2018

治安がよく安全、と言われている台湾でも、気をつけた方がいいことがあります。筆者が実際に体験した、台北駅で騙されかけたエピソードと、台湾旅行の際、日本人が気をつけた方がよいことをお伝えします。


(C)ESB Professional / Shutterstock.com

安全と言われている台湾。

朝から朝食屋が開き、夜は明け方まで夜市でにぎわう。

人があたたかく、女性一人でも、夜外を歩くことも、きわめて危険なことではない。

ただそんな台湾にも、気をつけなくてはいけないことがあります。

なぜなら・・・

筆者は台北駅で騙されかけたのです!!


(C)leungchopan / Shutterstock.com

台湾へ一週間旅行に行った際。

最終日宿泊していたAirbnb(民泊サービス)のチェックアウトが12:00で、桃園空港からの帰国が21:00だったため、残りの時間も台湾を満喫したいこともあり、重いスーツケースを台北駅に預けようと、コインロッカーを探していました。

けれど・・・台北駅のコインロッカーはどこもかしこもマンパン!

どこか空くかな。とずーっと待っていても、空いた瞬間また誰かがすぐ埋めてしまい、いっこうに見つからず台北駅周辺で約1時間半ウロウロ・・・。

そんな姿を遠くからずっと見ていた、灰色の作業着(?)を着たおじいちゃんが話しかけてきて、

「コインロッカーを探しているんでしょ?僕はここで勤めて4年もたつんだ。台北駅は僕の庭だ。知り尽くしてるんだよ。ついてきて」

と言われ、おぉ!なんだなんだ!?と訳もわからず彼の後ろをついて地下方面に進むと、なんとそこには、 空いているコインロッカーがたくさん!!!

こんなことってあるの!?

1時間半も重いスーツケースをもって台北駅をさまよい続けて、心身ともに疲れていたから、彼が天使のように見えました。

コインロッカーの使い方はわかるか?と聞かれて、筆者はわかっていたので、大丈夫!と言ったのですが、なぜか彼がしきりに説明してあげると言います。

はぁ・・・と思いながらも、スーツケースから早く解放されたかったし、おじいちゃんだしそういうものかなぁと思い、コインロッカーに使うお金を渡し、スーツケースを入れてもらい、ドアをしめてもらい、暗証番号を渡されました(取り出す際、レシートにかかれた暗証番号を入力するタイプ)。

あぁ!これでやっと重い荷物から解放される!!!やったー!と安心しました。

すると、おじいちゃんは「台北駅の地下を案内してあげるよ!」と言ってきたので、特にその必要もなかったけれど、なんとなく背中をおされ台北駅の地下ショッピング街まで連れていかれたんです。

筆者は観光したい場所がすでに決まっていたので、おじいちゃんに「もう必要ないです。ありがとう!」と言うと、

「そうか!ところで僕はお腹が減った。でもランチを食べるお金がないんだ!」と言います。コインロッカーを案内してくれた恩もあるので、かわいそうだなと思い、400元(日本円で1500円くらい)をあげました。

そのおじいちゃんとバイバイして少したつと、なぜかとても変だなと心がザワザワし始めて、まさかっ!?と思い、スーツケースを入れてもらったコインロッカーまでガンダッシュで戻ったんです。

そうしたら・・・なんと!!!!!!

コインロッカーが閉まってなかったんです!!空いたまま・・・!?

まじ!?!?なんでよ!!!と思って、慌ててもう一度自分でコインロッカーを閉め、何回も開かないことを確認しました。

この瞬間、すべてを悟ったんです。

あのおじいちゃんが、まず筆者の荷物をコインロッカー入れたと偽り、暗証番号を渡し、信用した筆者を台北の地下ショッピング街まで誘導し、帰ったことを確認して、空いたままのコインロッカーに戻り、筆者の荷物を盗るつもりだったのではと!

筆者はすぐに何か怪しいぞ。とコインロッカーに戻ったけれど、もしそのまま台北駅から離れてしまっていたら、筆者のスーツケースは永遠に帰らぬものになっていたかもしれなかったんです。

コインロッカー代を2回も支払い、ランチ代まで渡してしまった・・・やられた(笑)。

この一週間の旅でやさしい台湾の人々にふれてきて、最高に有頂天だった最終日になって、こんなことが起こるの!?

やはりどこの国に行っても、人をダマして悪い事をする人はいるんですね。


(C)shyuchan

台北駅のコインロッカーは、駅をおりた付近と、桃園空港に向かう乗り換え通路はすぐに埋まってしまうのですが、地下街に近い通路にいくと、まだまだ空いている可能性が高いです。

その際は必ず自らの手で、コインロッカーを閉めてください。閉まったこともしっかり確認してください。

また、コインロッカー周辺にいる、従業員らしき服装をしたおじいちゃんが話しかけてきたら、少し用心してください。

今回筆者が体験したのは、稀なケースかもしれませんが、安全な国だと思っていても、完全に安心していると思わぬところで罠がありそうです。

台湾に旅行する際 、気をつけなければいけないコト

また、この件とは別に日本人が台湾に旅行する際 、気をつけなければいけないコトをいくつかあげてみます。
 

・水道水は飲めない。コンビニ、スーパーでミネラルウォーターを買うこと。

・テッシュやウェットティッシュを持っていた方がいい。紙が置いてないトイレもたまにある。レストランでお手拭きが出ないことが多い。

・台湾の地下鉄では飲食禁止。罰金されることもあるので、気をつけましょう。

・安くておいしい台湾屋台料理、しかも日本に比べるとサイズがデカイ!欲張って買いすぎて食べきれない、胃がムカつく、にも気をつけましょう。

 
快適でしあわせな台湾旅にするためにも、気をつけるところはしっかりと気をつけて、120% 台湾を堪能できるように願っています。

[Photos by shutterstock.com]

PROFILE

小秀 (秀ちゃん)

shyuchan ライター

台湾人を両親にもち、日本生まれ日本育ち。中華学校で学び、卒業し社会人になると、台湾の文化にふれる機会がなく、中国語もすっかり忘れてしまいました。そんな僕がはじめて1人で台湾旅行に行くことを決心!一人旅を通して台湾で出会った人々や食に魅了され、沢山の人に台湾の素晴らしさを広めるため台湾に関する記事を書く。

台湾人を両親にもち、日本生まれ日本育ち。中華学校で学び、卒業し社会人になると、台湾の文化にふれる機会がなく、中国語もすっかり忘れてしまいました。そんな僕がはじめて1人で台湾旅行に行くことを決心!一人旅を通して台湾で出会った人々や食に魅了され、沢山の人に台湾の素晴らしさを広めるため台湾に関する記事を書く。

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