アメリカ生活が始まって、しばらくするとやらなきゃいけないことがあります。そう、「掃除」。あなたは掃除がお好きですか?えっ、「それほど・・・」って、筆者と同じですね(笑)。筆者もやろうかなあと考えている時間が長く、なかなか腰が上がりません。
アメリカの洗剤は独特の匂いが強く、アメリカらしいといえばアメリカらしいのですが、残り香がきついのが気になります。このケミカルな匂いを吸い込んだら健康に悪影響では?と、ますます掃除やりたくないモードになるのです。
当初はスーパーやドラッグストアで山のように積まれている洗剤でいったいどれが良いのか、違いも内容も分かりませんでした。その中で、掃除苦手で横着な筆者でも、掃除が楽しくなる洗剤がありました。実際に使ってみて、優秀と感じた洗剤をあなたにご紹介しますね。あなたのアメリカ生活において、参考になれば幸いです。
食器用洗剤 見た目も大切
自然派洗剤として人気がある、Method(メソッド)。自然派やエコ洗剤は割高のものが多いのですが、こちらは通常洗剤と値段が変わりません。むしろ、お手頃かも。オシャレなカラーとシンプルで使い易いデザインは、インテリアとしてもマッチ。しかも使うのが楽しみになる香りがいろいろ。クレメンタイン(みかん)、ピンクグレープフルーツ、ペアジンジャー、シーミネラル、スイートウォーターなど、心惹かれるラインアップ。
自然派なので、手荒れが少ないのが嬉しいポイント。少量でかなり泡立ちますので、いっぱい付けすぎないこと。
●見た目の可愛さで、気乗りのしないお皿洗いやキッチンの後片付けが楽しく。
●手荒れが少ない。
●自然派洗剤なのに、値段がお手頃(532mlで、2.99ドル税別)。
Method メソッド ディッシュクリーナー
https://methodhome.com/product-category/dish-cleaners/
焦付きが簡単に落ちる
力要らずで焦付きを落とす、ワイヤーメッシュ
鍋やフライパンの、ついやってしまった焦付き(涙)。綺麗にするのは、重労働でウンザリ。でも、Wire Mesh(金タワシ)があれば、力入らずで簡単に焦げが落ちます。ただし、テフロン加工やホーロー引きなど表面加工したものには使用しないこと。表面加工が傷つき、剥がれます。
●1-2ドル程度で安い。ブランドは気にしない。
●力要らずで簡単に焦付きが落ちる。ただし、ゴム手袋を嵌めないと、爪が痛みます。
粉末クレンザー コメット(クレンザー)
コメット・クレンザー オリジナル
コメット・クレンザー ラベンダー
アメリカで古典的な洗剤。1ドル程度で買えて、たっぷりの容量なので気軽に使えます。キッチン周り、トイレのボウル洗い、バスタブの掃除用に使っています。レモン、ラベンダーの香りなどもありますが、筆者は全て使った結果、オリジナルが好きです。クリームタイプもあり。
●500-700mlの容量(20パーセント増量の場合多し)で、1ドル程度。気兼ねなく使えるのが嬉しい。
●トイレボウルの中、バスタブの掃除、キッチンシンクに。傷つきやすい素材のバスタブやシンクには不向き。
●バスタブの汚れに。大量のコメットを振りかけ、水で溶き、汚れ部分にパックするように塗りつけて数時間置いておく。汚れが落ちます。
Comet コメット
https://www.cometcleaner.com
ウッドフロア用洗剤 ツヤが出てゴージャスに
木製フロアにツヤが出る、ウッドフロア用洗剤
アメリカでは、ウッドウロア(木製のフロア)が多いのですが、手入れが意外に大変。しかも室内で靴を履いている人が多いので、フロアは汚れ、傷ついている場合がほとんど。そんなウッドフロアのアパートに入居した場合は、まず汚れを取ることが先決。そのあとは、このOil Soap(オイルソープ)を使うと、ツヤが出て、見違えます。フロアのみならず、木製の机、椅子、タンスなどもOK。
●ウッドフロアは艶が出ると、お部屋の雰囲気がガラッと変わります。
●木製の家具もピカピカに(高価な家具は、使用法を確認の上自己責任で)。
Murphy Oil Soap マーフィー オイルソープ
https://www.murphyoilsoap.com
何でも使える万能洗剤 ハマっている自然派のメソッド
女性の心を鷲掴みする自然派万能洗剤 メソッド オールパーパス
カクテルみたいな色が可愛い自然派万能洗剤 メソッド オールパーパス
前述の自然派洗剤Method(メソッド)のAll Purpose(オールパーパス)の洗剤で、キッチン、バス、トイレとも使えますというもの。筆者はAll Purpose(オールパーパス)の洗剤から、Method(メソッド)にはまりました。ピンクの可愛い見た目と、インテリアにもなるデザイン、ピンクグレープフルーツ香りとまさに女性がターゲット。
容量は1リットル近く(828ml)もあって、筆者の住む近所(ニューヨーククイーンズ区)のスーパーでは、2.99ドル(税別)。マンハッタン内で購入すると、4ドルほど。ピンクグレープフルーツの香りは、使用時は柑橘系の香り、残り香はお茶の香りがします。
アメリカのスプレー洗剤はスプレー部分が壊れやすいのですが、この洗剤は使いやすく壊れないので、使い回しが出来ます。
●香りや色が女性好みなので、掃除のテンションが上がる。
●油汚れや埃も浮き上がって、簡単に取れる。
●1リットル近い大容量で、3ドル程度なので気軽に使える。
●自然派洗剤なので、ケミカルな匂いや健康の影響を気にせず、手荒れも少ない。
●万能洗剤にありがちなヌルヌル感がなく、サッパリした拭きあがり。
Method メソッド オールパーパス
https://methodhome.com/product-category/home-cleaning#all-purpose-cleaner
酸素系漂白剤オキシクリーン 新品に生まれ変わる
日本で「オキシ漬け」を流行らせた 酸素系漂白剤オキシクリーン
洗濯洗剤にも、食器漂白にも、お風呂やキッチンあらゆる掃除に使えます。筆者はセール時に5.9LB(2.67kg)を12ドルほどで購入。アメリカではキッチンハイターがないので、食器の漂白に使えることが嬉しかったですね。
アメリカにはクロロックスというブリーチがあるのですが、強過ぎて食器には使いたくなかったのです。日本でも「オキシ漬け」という言葉が流行っているように、アメリカでも定着した人気。
●20分〜数時間ほど漬けておくだけで、簡単。
●油汚れ・ホコリ汚れ・手垢が綺麗さっぱり落ち、新品のようにピカピカに。
●寝る前や外出前に漬けておくと、時間のロスなし。
Oxiclean オキシクリーン
http://www.oxiclean.com/en/AllProducts/Stain-Fighters/Products/OxiClean-Versatile-Stain-Remover
お風呂洗剤 お風呂の後シュッとスプレーするだけ
シャワー後にシュッとするだけ 自然派洗剤 メソッド デイリーシャワー
自然派洗剤メソッドのお風呂用「手抜き洗剤」。お風呂上りにシュッとスプレーするだけ。お風呂内の壁、バスタブ、バスタブ周り全てに、濡れたままでOK。こすり洗いなしの手間いらずなので、筆者のような横着者にはピッタリ。
スプレーした次の日から、違いを感じます。洗剤独特のケミカル成分が入ってないので、安心して使えるのも嬉しいです。
●お風呂上りにシュッとスプレーするだけ。
●こすり洗いしなくても、汚れが落ちる。
●気重なお風呂掃除が気楽に。
Method メソッド デイリーシャワー
https://methodhome.com/products/daily-shower-cleaner-eucalyptus-mint/
こびりついた汚れ落としに ミスタークリーン マジックイレイサー
バスタブの風呂垢も落ちる ミスタークリーン マジックイレイサー
お風呂の汚れも力要らずで簡単に落ちるという、マジックイレイサー。”4X Stronger(4倍強力)”は確かに汚れが落ちます。その後数10セントケチってレギュラーを買ったら、効果がダウン。買うなら、”4X Stronger(4倍強力)”がオススメ。
●”4X Stronger(4倍強力)”は落ちにくい風呂垢や、タイルのカビも楽に落ちる。
●価格は2個入り3ドル前後で、安い。
Mr. Clean ミスタークリーン
https://www.mrclean.com/en-us
2017年スーパーボウルでオンエアされたCM。気乗りしない掃除のテンションが上がる、セクシーなミスタークリーンが登場。
Mr. Clean | 2017 Super Bowl Ad | Cleaner of Your Dreams (EXTENDED CUT)/Mr. Clean
洗濯洗剤 タイドポッズ
進化系洗濯洗剤 4種類成分入りのタイドポッズ
3または4インワン(洗剤、汚れ落とし、色落ち防止、柔軟剤などの3-4種類の成分)がボール状になった洗濯洗剤。ランドロマットに行く時、持ち運びに重かった洗剤が軽くなり嬉しいもの。アメリカ洗濯洗剤の中では、ダントツに汚れが落ちるタイド。別メーカーを使っていましたが、一度タイドポッズを使用したら靴下が見違えるように真っ白になり、すぐに切り替えました。
香りも好きで、筆者はSpring Meadowが気に入っています。コンパクトなポッズはアメリカ発かと思えば、日本でもジェルボールとしてとっくにあるんですねえ。
●ランドリーへ行く時、数個を持っていけばいいので、軽くて楽。
●他の洗濯洗剤に比べて、ダントツの汚れ落ち。
●汗と泥まみれになるプロフットボールチーム(NFL)がパートナー提携を組むほど洗浄力に優れている。
Tide タイドポッズ
https://tide.com/en-us/shop/type/laundry-pods/tide-pods-spring-meadow-scent
シミ抜きに使える、アイボリー石鹸
(C)Sheila Fitzgerald / Shutterstock.com
1879年から140年近く愛される、石鹸のブランド。筆者は浴用として使用するよりも、バスルームやキッチンのシンクに置いて、ちょっとしたシミや汚れ落し用にしています。
ついてしまった血液や食汚しなどは、アイボリー石鹸で洗えば綺麗に落ち漂白する必要はありません。キッチンのフキンやバスルームの雑巾は、使用後にアイボリーで洗うと綺麗に保てます。フキンは真っ白に。洗い上がりの香りもサッパリ。
●シミや汚れはすぐに洗えば綺麗に落ち、漂白剤のような手荒れや香りのきつさがない。
●不純物が混じってない石鹸なので、安心して使え、手荒れがない。
●3個2ドル程度で買え、安い。
●オリジナルの独特の香りも悪くありませんが、筆者はアロエの香りが好きです。
Ivory バーソープ
https://ivory.com/bar-soap
以上、筆者が愛用しているアメリカの優秀洗剤・グッズです。これらの洗剤・グッズのおかげでテンションは上がり、家中が綺麗になるのが快感に。しかも、横着なアメリカ人のこと「なるべく楽に」をモットーに出来ているのも助かります。
また、従来洗剤は独特のケミカルな香りが苦手でしたが、現在はきつすぎない自然派の良い香りのものが出ているのも嬉しいですね。そろそろ年末。気の重い掃除も、アメリカの優秀洗剤・グッズできっと楽しくなりますよ。
注:記事内の価格は、2018年10月30日現在ニューヨーククイーンズ区(中流家庭が多い住宅地)での価格です。地域により価格は異なりますので、ご承知ください。
[All Photos by Sara Aoyama]
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