数百の鈴がインレー湖からの静かな風に揺れて、不思議な音の波になり渦になって体を包み込んでいきます。そして心が静かになっていきます。この「音がある絶景」は、まるでマインドデトックスです。
仏教国ミャンマー、インレー湖そばの「風鈴の寺」
ミャンマーは国民の90%が仏教徒。どこにでも寺院がありますが、今回訪れたのは、ミャンマーの中央部にあるインレー湖そばの「Shwe Indein Pagoda (シェ― インディン パゴダ)」。1000以上の仏塔に囲まれています。その仏塔には金属でできた風鈴が数個づつ。その風鈴が風に乗って静かに鳴ります。風が通る流れに沿って鳴る無数の鈴の音に包まれて、心が洗われるようです。
インレー湖畔の村を巡る一日
ヤンゴンからインレー湖近くのヘーホー空港へは飛行時で1時間15分。湖の民インダー族が、竹を足場にした水上住宅に暮らしています。
湖は南北22キロ、東西12キロ。住民の主要な移動手段はボートです。
ボートでの観光は、朝から日没まで。湖畔の村を回り、マーケットによったり、首に金属の和を付けたバラウン族を訪ねたり、ゆっくりと丸一日楽しめます。
[All photos and videos by Atsushi Ishiguro]
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