エジプシャン・バザールとは?
トルコ語ではムスル・チャルシュス(Mısır Çarşısı)という通称エジプシャン・バザールは、1597年から1603年にかけて建造されたトルコ最大の都市イスタンブールにある市場です。
18世紀になって、エジプトから輸入する香辛料を扱うようになったことで、ムスル(エジプト)という名で親しまれ、シルクロードを経由して多くの香辛料が販売される場となったことから、スパイス・バザールとの異名も持ちます。
400年以上の長い歴史を持つこのバザールは、現在はイスタンブールの観光名所としてはもちろん、市民の日用品の買い物の場でもあるのですが、果たして香辛料以外にどんなものが売っているのでしょうか。お土産になりそうなものをリサーチしてみました。
香辛料は絶対にチェック!
バザールに入って一番目立つのはやっぱりスパイス。お店によってディスプレイの方法が違っていて、見ているだけでも楽しめます。鶏肉料理用、牛肉料理用、サラダ用など、種類豊富なトルコ料理のぶんだけスパイスの種類もあります。
シナモンや胡椒、サフラン、ミントなど、日本人にも馴染みあるスパイスもありますが、まずはお店の人に聞いてみて、実際に匂いをかがせてもらいましょう!
色合い豊かなフレーバーティーが揃っている!
バラなどの花やハーブで作るティーの種類も豊富です。見た目が色鮮やかで、バラと一口に言っても濃いピンクから赤いものまで様々な種類があります。
ティーは試飲させてくれることも多く、味をしっかりと確認してから購入することができます。オレンジやレモンなどのドライフルーツとバラがミックスされたものは、すっきりとした味わいでおすすめです。
全部ほしくなる!ドライフルーツ
乾燥させると味がぎゅっと濃縮されて旨みが増すドライフルーツも要チェックです。アンズなどトルコ名産のものから、いちご、オレンジ、キウイ、レーズン、マンゴーなど、スパイスに負けないくらいの品ぞろえです。
こちらもお店によっては試食させてくれることもあります。旅行中に食べたいなら、スーパーで売っているヨーグルトに浸して一緒に食べるのがおすすめです。
色合いも香りも豊かな石鹸
このようなスパイスのエキゾチックな香り、花や果物の優しい香り、またトルコ産のオリーブオイルを配合した石鹸も、意外かもしれませんがこのバザールで買うことができます。
石鹸の中でも特におすすめなのが、トルコらしいタイル模様の缶に入っているもの。缶の中に入っている石鹸の香りは、シナモンやアーモンド、バラ、オレンジなどです。好みの缶の模様と石鹸の香りをよく吟味して買いたいお土産です。石鹸を使い終わったあとの缶は、小物入れとしても使えそうですね!
スパイス以外の買い物も楽しもう!
ご紹介したバザールは、グランド・バザールほど通路が複雑ではなく、迷子になりにくいため旅行者も安心して歩くことができます。同じ品物でもグランド・バザールより安価なお店も多いため、地元の人も日常的に利用している市場です。ぜひ、スパイス以外にも素敵なお土産を見つけてくださいね!
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Rüstem Paşa Mahallesi, Erzak Ambarı Sok. No:92, 34116 Fatih/İstanbul,