ダーウィンの進化論とは?
チャールズ・ロバート・ダーウィン
そもそもダーウィンの進化論とは具体的にどのような理論なのでしょうか?
大辞林 第三版には「生物は造物主によって現在の形のまま創造されたとする種の不変説に対して、原初の単純な形態から次第に現在の形に変化したとする自然観。一九世紀後半ダーウィンらによって体系づけられ諸科学に甚大な影響を与えた」と記載されています。
気が遠くなるような長い年月をかけ個体が少しずつ進化していき、生き残りやすい特性を兼ね備えた個体だけが生き残っていった(他の個体は自然淘汰された)・・・簡単に説明するとそのような理論なのだと思います。しかし、ダーウィンは「人類の進化だけは説明がつかないものだ」と言っているんです。
猿とヒトの中間種は見つかっているのか?
アウストラロピテクスのイメージ
猿人から原人、原人から旧人、旧人から新人(今の私たち)へ進化したと、一般的には考えられていますよね。
サルとヒトの中間種の可能性がある化石は2008年に南アフリカで見つかっています。この200万年前の初期人類の化石が「ミッシングリンク」に該当するものだと確認されたのだそうです。
この化石、アウストラロピテクス・セディバ(セディバ猿人)と、ヒト属(ホモ・サピエンス)の化石との間には数多くの共通点があるとか。樹上で長時間過ごす生活していたとみられますが、手先が器用で道具を使っていたようなのです。
そのため、300万年前の猿人の化石「ルーシー」と、210万~150万年前まで存在していて、道具を使用していたとみられる初期人類「ホモ・ハビリス」の間を埋める種になるかもしれません。
しかし、その一方で猿からヒトへの進化は、突然変異が多発しすぎているとも言われています。突然変異は一般的に進化せず、退化するそうですから、なぜヒトだけ「こんなに進化を遂げているのか」不思議でしかありません。
猿からヒトへの進化の過程は諸説あり、研究結果もさまざまで、考えれば考えるほど、わからなくなります。
これまでの定説を覆す! 人類の進化の新事実が明らかに!?
2018年5月、米ロックフェラー大学のマーク・ストークル氏とスイス・バーゼル大学のデービッド・セイラー氏の研究チームがこれまでの定説を覆す驚くべき研究結果を発表しました。
世界中の研究者数百人が10万種の動物から採取した遺伝子の断片。「DNAバーコード」と呼ばれる短い遺伝子マーカー500万個を徹底的に調べたところ、現在、地球上に生息する生物種(ヒトも含む)の約9割が20万年前~10万年前に出現したとわかったそうです。
現存する生命のほとんどが突然出現したとは、一体何が起こったのでしょうか。急激な環境変化が起こり、地球上で暮らす生命が一掃された可能性もありそうですが・・・非常に気になりますよね。
ストークル氏によると「進化においては常に、その時点で生きている動物が比較的最近出現した可能性の方が高い」とのこと。つまり、ひとつの種は一定の期間しか生きられず、その後、新しい種に進化するか、絶滅するかのどちらかの道を辿るということなんだそうです。
また、生物種には明確な遺伝的境界があり、2つの種の間に位置する中間種はほぼ皆無だという発見もありました。
ダーウィンの進化論が正しいとするのなら、進化する過程の「中間種」の存在は不可欠ですから、この研究結果には驚きを隠せません。「猿人」も存在しないことになってしまいます・・・。
このDNAの研究がさらに進み、近い将来、どのようにして人類が誕生したのか明らかになるといいですよね。
ヒトは宇宙人と類人猿のハイブリットだという説
シュメール人を表現した彫刻
科学が発展するにつれて、ヒトが誕生した時期などが明らかになりつつありますが、中にはユニークな誕生説もあります。それが「ヒトは宇宙人と類人猿のハイブリット」だという説です。SF映画さながらの説ですが、筆者は嫌いではありません(笑)。むしろ一番ワクワクする説です。
紀元前3000年頃、メソポタミア南部に世界最古の国家を築いたシュメール人。シュメール人はメソポタミアの原住民ではなく、どこからか来住してきた民族だとされています。しかし、今のところ来住経路や時期は不明です。
パレスチナ生まれの考古学者セガリア・シッチンが、発掘されたシュメールの粘土板(古文書)を解読したところ、驚くことがわかったそうです。
シュメール人たちは高度な知識や文明を、太陽系の第10番惑星「ニビル星」からやってきた「アヌンナキ」という神々の集団から教えてもらったとのこと。
アヌンナキはニビル星の軌道が地球に接近した際に、宇宙船に乗ってわたってきたそうです。彼らが地球を訪れたのは、自分たちの星の文明を維持するために「金」が必要だったとのこと。
アヌンナキはアラビア海に降り立ち、そこの海に豊富な金資源があることを発見したそうです。ですが、海からの採掘はなかなかはかどらず、今度はアフリカに移動して、金の採掘を続けたとか。
最初は順調だったアフリカでの金の採掘作業ですが、労働者のアヌンナキたちが暴動を起こし始めたそう(過酷な採掘作業が嫌になったのかもしれませんね)。そこで、労働力を確保するために地球にいた類人猿とアヌンナキのDNAをかけあわせて、人類を誕生させたとのこと。人類はアヌンナキの「労働者」として作られたということですね。
シュメール人たちは自分たちのことを「混ざり合わされた者」と呼んでいたと記されているとか・・・。
ニビル星は太陽の周りを3600年の周期でまわっていると言われています。ニビル星とアヌンナキが実在するとすれば、いつか彼らが地球を再訪するかもしれませんね。ちょっと怖いですが、会ってみたい気がします。
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参考
[CNN/最古のホモ・サピエンス、30万年前の化石発見 北アフリカ]
[CNN/南アで発見の初期人類化石、進化の「ミッシングリンク」と研究者]
[大辞林 第三版/コトバンク/ダーウィンの進化論]
[AFP/「DNAバーコード」大規模解析、進化の新事実が浮き彫りに]
[EWAO/The Anunnaki Speak: A Message to Earth]
[EWAO/30 mindboggling facts about the Ancient Anunnaki]
[All photos by Shutterstock.com]