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そもそもジョージアってどこ?
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ざっくり言うとジョージアはロシアとトルコの間に位置。国土面積は日本の5分の1ほどの、旧ソ連の小国です。かねてよりジョージア政府が、ロシア語に由来する「グルジア」から「ジョージア」へ切り替えるように各国に要請しており、日本でも2015年から呼び名が変更されました。
日本からの直行便はありませんが、雄大な自然や情緒あふれる街並み、独特の食文化など旅の魅力が満載。おまけに物価が安いということもあいまって、近年バックパッカーを中心に人気を集めるエリアです。
ヒンカリってどんな餃子?
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ヒンカリ(Khinkali)とは小麦粉で作った皮に豚や牛のひき肉に玉ねぎ、スパイスなどを包んだもの。小籠包のような形状で、茹でて食べるのが一般的。こぶし大ほどの大きさで、他国の餃子よりも圧倒的なサイズ感を誇ります。古くから愛されるジョージアの国民食の一つ。
首都トビリシで絶品ヒンカリが食せるお店はここ!
ヒンカリはレストランやカフェなどの至る場所で食すことができますが、せっかく味わうならハズしたくないところ。今回は、地元民がおすすめするトビリシの名店2軒をご紹介しましょう!
Racha
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トビリシの観光名所、自由広場のほど近くに佇む「Racha」。淡いオレンジ色のレンガが目印。気取らずに楽しめる街の食堂です。
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外観よりもやや重厚な雰囲気漂う店内。お昼時は満席になるほどの人気ぶりなのだそう。メニューはジョージア語、ロシア語、英語の3種類。
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ヒンカリは1個0.8GEL(約30円)と激安。5個からオーダー可能です。餃子の概念が覆るほどの大きさ!隣のグラスと比較してもそのボリューム感がわかります。
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中身は豚肉のミンチや玉ねぎ。スパイスやパクチーの香りが効いていて、エスニックな味わい。普通の餃子より皮が2倍くらい厚く、もっちりと力強い食感です。
撮影のためにナイフでカットしましたが、本来は頭の部分を手で持って食し、さらにてっぺんを残すことがジョージア流なのだそう。試しに全部食べてみたのですが、上部は茹で上がっていないことが判明。勿体無いですがこれは確かに残さざるを得ません…。
Rachaではヒンカリはもちろん、ジョージアの郷土料理を豊富に用意。ジョージア風スープが約190円、鶏肉とニンニクの煮込みが約300円ととにかくリーズナブル。それでいてお味も期待を裏切らないクオリティ。気軽にご当地メニューを楽しみたい時にオススメしたい名店です!
住所:4 Mikheil Lermontovi St,Tbilisi,Georgia
電話番号:+995 577460532
営業時間:10:00〜23:00
定休日:なし
House of Khinkali
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2軒目はトビリシのメインストリート、ルスタヴェリ大通り近くにある「House of Khinkali」。地元民に親しまれるローカル感溢れるお店です。大きな空間の隅にテーブルが配されているというなんとも不思議なレイアウトが特徴。ちなみに近くに「Khinkali House」という紛らわしい店名のレストランがあるので訪れる際は注意してくださいね。
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ポークのヒンカリ(1個0.75GEL、約29円)とマッシュルームのヒンカリ(1個0.6GEL、約23円)。
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ジョージア流にてっぺんを持っていただいてみましょう。女性にしては手が大きな筆者ですが、それでもヒンカリの圧倒的なサイズ感が一目瞭然です。
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ポークのヒンカリは豚肉の濃厚なコクと肉汁がギュギュッと凝縮。玉ねぎの甘味やスパイスの辛味、パクチーの香りが三位一体に!見た目は水餃子ながらも全く異なるエスニックな味わい。
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ひときわ感動したのがマッシュルームのヒンカリ。炒められたマッシュルームは旨味が際立ち、まろやかさと甘味が秀逸。お肉が入っていないのが信じられないほどのジューシー感。ぜひ試していただきたい逸品です。
住所:Bartavashvili Street | Opposite bus stop, Tbilisi, Georgia
電話番号:+995 593142253
営業時間:11:00〜23:00
定休日:なし
圧倒的なサイズ感やユニークな見た目はもちろん、味わいも感動の「ヒンカリ」。餃子マニアならわざわざジョージアに行く価値大の魅惑のグルメであること間違いなしです。