ありえない!日本人がオーストラリアでの妊娠・出産で驚いた事〜美し過ぎる分娩室〜

Posted by: 金子 愛

掲載日: Mar 21st, 2020

人生の一大イベントの一つ、妊娠&出産。国が違えばそのスタイルも大分違うものです。5つ星ホテルを思わせるようなラグジュアリーな分娩室、予想をはるかに超えた美味しい病院食、気になる費用まで・・・先日オーストラリアで出産を終えた筆者の体験をご紹介します。

出産費用が無料


オーストラリア市民・永住者がパブリック(公立)の病院で出産する場合、なんと出産費用は無料! また通訳が必要な場合も、病院が手配してくれ自己負担額はゼロです。言語に不安がある方にとって、これはありがたいサービスですよね。

超音波検査はたったの3回


日本では、毎回産婦人科を訪れる度に行われる超音波検査。お腹の中の赤ちゃんを見られるチャンスでもあり、心待ちにするママたちも多いのではないでしょうか? 胎児の成長を確認する大事なこのエコー検査、オーストラリアでは一般的に全妊娠期間を通して3回のみ。もちろん腹痛や出血など、何か問題があれば受けることができるのですが・・・もう少し多ければもっと安心なのにとよく思ったものです。

体重増えてもNo Worries


日本では体重増加について厳しく言われますが、オーストラリアではまず注意されることはありません。筆者は一週間で3kg増加するも、「No Worries(大丈夫)」の一言。とりわけ欧米系の方と比べ、アジア人女性は小柄な人が多いためかもしれません。「もっと食べなくちゃ」の言葉を鵜呑みにし、最終的には15kg増・・・産後ダイエットを心に誓いました。

入院期間、短か過ぎ!


基本的に自然分娩で何も問題がなければ2泊3日、中には12時間でスピード退院する人も。またオーストリアには新生児室などはなく、出産直後から母子同室。ドタバタの入院生活はあっという間に終わってしまいます。ちなみに筆者は緊急帝王切開だったため4泊5日の滞在、授乳・沐浴方法などを助産師の方に教えてもらうことができラッキーでした。

入院期間が短い代わりといっては何ですが、退院後のケアは充実。助産師さんによる自宅訪問を2回受けることができます。赤ちゃんの体重を測ってくれるほか、愚痴や悩みなど様々なことを相談できるので心強いです。

美し過ぎる分娩室


分娩室はいわゆる手術室とは全く違い、まるでホテルのスイートルームのようなラグジュアリーさ。広々としたお部屋はバス・トイレ付き、パートナーもゆったり泊まれるようソファベッドまで完備。大きなバスタブやヒートパックなど、薬を使わずに痛みを和らげるオプションも多数用意されています。

そのうえ助産師さんが一名、つきっきりで面倒をみてくれます。「コーヒー・紅茶、何か飲みたいものはある?」「音楽でもかけましょうか?」「遠慮せず何でも言ってね!」と至れり尽くせり。(こんなに甘やかされて良いのかしら・・・?)と、恐縮してしまうほどです。

病院食がまずいだなんて誰が言った!?


食事は朝昼晩の3食、部屋に設置されたパソコンでオーダーができます。例えばメインはチキンのソテー、スープはきのこのクリームチャウダー、パンは全粒粉、デザートはティラミスとフルーツ・・・など、あらかじめ予定された豊富な献立の中から好きなものを選びカスタマイズ。食後にコーヒーもしくは紅茶・スナック菓子がいただける他、小腹が減った時用に冷蔵庫には24時間サンドイッチが常備されています。

何度だって出産したくなるオーストラリア


何事もEasy Goingなイメージのオーストラリア。妊娠・出産という人生の一大事をこちらで迎えるにあたり、正直不安もありました。しかしドクターと助産師の方々の温かくも的確な対応に感動。無事出産することができ、忘れられぬ経験となりました。充実したサービスも受けられ、オーストラリアはママにとって優しい国と言えそうです。

[All photos by Shutterstock.com]
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PROFILE

金子 愛

Ai Kaneko 暮らし旅ライター

【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。

【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。

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