日本ではお花見の季節ですね。1年の半分が冬という厳しい気候のNYでは、春は待ちかねた季節。花はちらちら咲くのではなく、これでもかと枝も折れるほど何千何万もの花が咲き誇るのです。桜を含め短い春に一斉に花開くさまは、なんともロマンティック。天国があるなら、きっとこんな場所と思わせるほど。
Riverside Park
11月頃から4月頃までは、厳しい寒さのNY。ニューヨーカーは、ずっと春を待ち焦がれていました。「水温む」とは、本当にこのことねと思います。
ニューヨーカーの庭 セントラルパーク
気温が上がり陽気が良くなると、皆の足が向かうのはここ。寒い季節を乗り越え、自然が春を謳歌しています。
●桜を見るならここ!
ジャクリーン・オナシスがランニングしていた貯水湖に沿って、桜が花開きます。
そぞろ歩きしながら、ジョギングしながら、お花見を。桜の花びらが貯水池にはらはらと舞い落ちる時期も綺麗です。
大都会の摩天楼と自然が共存する、セントラルパークの一番人気の場所。この芝生で寝転ぶのが、NYを訪れるツーリストの夢。
奥には大きな桜の木があり、開花時期にはお花見のお弁当を広げている日本人も見かけますよ。
春と夏はほぼ一緒? ちょっと気温が上がると、水着姿の人が増えます。男性は目の保養になりますね。
池を見下ろす、なだらかな丘になったチェリーヒルも、桜の咲いている場所。
●マグノリア(モクレン)が人気
日本人は桜を好みますが、はっきりした分かりやすいものが好きなアメリカ人には、マグノリアが好まれます。大きい花がびっしりと枝を被うさまは圧巻。
季節が良くなってくると、ウェディングフォトを撮るカップルも増えます。人生の春ですね。
Obelisk オベリスク(The Metropolitan Museum of Artの近く)
East Side at 81st Street.
エジプトから来た「クレオパトラの針」と呼ばれるオブジェの近くも、見事なマグノリアを見ることができます。
天国があるなら、きっとこんな場所 リバーサイドパーク
マンハッタンの最西端72丁目から158丁目、ハドソンリバーに沿って、縦長に広がる公園。
セントラルパークに比べ知名度は低いですが、春にはダントツにロマンティックな場所。
●クラブアップルツリー CRABAPPLE TREE
NYCに来てから、桜よりなにより一番好きになった花。林檎の種類で、なんとも愛らしいのです。
針のように細くて赤いつぼみが、膨らんできます。
つぼみが膨らんでくると濃いピンクに、変化していきます。
つぼみが花開くと、濃いピンクから柔らかな淡いピンクへ。
花はピンクから白へと、また色を変えていきます。枝も折れんばかりに、小さな花が一斉に咲き誇ります。
愛らしい可憐な花。咲くのは一瞬なので、見逃さないか毎年ハラハラ。シーズンは桜の後、八重桜とほぼ同時期。公園(Riverside Park)の90-96丁目のあたりが並木道になっていて美しいです。
映画“You’ve got Mail”のラストシーンで出てきた花壇。
実際にはアメリカらしく雑然としていますが、それでも綺麗です。ボランティアの人が手入れをしている姿を見かけます。
You’ve Got Mail (5/5) Movie CLIP – I Wanted It To Be You (1998) HD
●タイツリソウ Bleeding Heart
TABIZINEでもご紹介した、日陰でも咲く花。リバーサイドパーク、セントラルパークでも見ることができます。春にふさわしい、ハート型の愛らしい花。ひっそりと咲いていますので、探してみて下さい。
白の花は、清楚。ピンクとはまた違った魅力があります。
花盛りのNYCの公園は、ふわりと春のベールをかけたよう。天国があるなら、きっとこんな場所。さまざまな花が溢れて、鳥がさえずって。夢のように、ロマンティックで。
愛を語り合うにも、これほどふさわしい場所はないでしょう。ただ手を繋いでいれば、言葉さえ必要ないかもしれません。
例年4月中旬頃から下旬頃が花の見頃ですが、2015年は3月中旬を過ぎても積雪があったので、遅れるかもしれませんね。本当は教えたくない、とっておきの秘密の場所です。
[All photo by Hideyuki Tatebayashi]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。Do not use images without permission.
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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