台北MRT東門駅から徒歩圏内の麺屋さん「來了就吃」
台北MRT東門駅周辺から広がる永康街は、各国から観光客が訪れる人気のエリア。コロナの影響により撤退してしまったお店も多いですが、台湾の感染状況が落ち着いてきた現在は、少しずつ街を歩く人の数も増えてきているように感じます。
今回訪れた麺料理のお店「來了就吃(ライラジウチー)」は、この永康街エリアから少し歩いたところに店を構えます。うっかりしていると通りすぎてしまいそうな隠れ家のような小さな店舗で、店内もカウンター席が10席ほどあるのみ。店内は清潔感があり、落ち着いて食事ができる雰囲気です。
提供されている麺料理は3種類
提供されている麺料理は3種類のみとシンプル。今回は、揚げた鶏肉がたっぷりのった汁なし麺「初來乍到雞腿麵」を注文してみました。価格は150元(約600円)。麺は太麺か細麺を選ぶことができ、太麺を選びました。
台湾では一時期、新型コロナウイルス対策のためイートインが禁止されていましたが、現在は少しずつ緩和措置が取られています。イートインを再開する際には席と席の間にアクリル板を設置することが義務付けられましたが、10月5日からはその制限も解除されています。といっても、継続してアクリル板を設置しているお店は多いですし、現在もイートインは行わず、テイクアウトのみの営業というお店も多いです。
筆者が訪れたのは10月5日の制限解除前だったため、席と席の間はしっかりとアクリル板で区切られていました。安心して食事ができるのはもちろん、仕切りがあることでプライベート感が保たれ、おひとりさまでも訪れやすいと感じました。
鶏肉たっぷり!絶品汁なし麺「初來乍到雞腿麵」
麺類は、注文が入るごとにていねいに作られているのを感じます。できあがった料理を見てびっくり! 平たい太麺の上には揚げたての鶏もも肉がたくさんのっています。これは食べ応えがありそう! 加えてインゲンと酸菜(漬物)も添えられています。
さっそく鶏肉からひとくちいただいてみると、低温でじっくりと揚げた鶏肉は脂っこさを感じず、ジューシーで噛むたびに旨味が広がります。もちもちの太麺には、ほんのりピリ辛なタレが絶妙に絡み合い、食欲を刺激します。
添えられたインゲンはぷりぷりしていて、箸休めにぴったり。酸菜(漬物)のほどよい酸味も味に変化を与えてくれます。
お盆にのせられていたお茶は「桂花烏龍冷泡茶」、香り豊かで料理とよく合っていました。
まるで隠れ家のような雰囲気の「来了就吃」の麺料理は、オーナーの方のこだわりを感じる一品でした。おひとりさまや少人数で、じっくりと味わいながら食事をしたいという方に、ぴったりなお店だといえるでしょう。
住所:台北市大安區金山南路二段85巷7之1號
[All photos by Yui Imai]
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