【インドネシア・フィリピン・中国編】世界のローソンでは今何が人気?売れ筋商品を聞いてみた

Posted by: 小梅

掲載日: Jan 8th, 2022

海外旅行中のコンビニ巡りは、そこに住む人々の生活が見えてくるようで、かなりわくわくするもの。見たことがない商品や、日本ではありえないサービスなどと、生活に密着しているコンビニは情報の宝庫! ということで、次の旅がもっと楽しくなるような「海外ローソン」の人気商品&おもしろサービスをご紹介します。今回は、「インドネシア」、「フィリピン」、「中国」です。

中国おでん
(C)ローソン


 

スパイシーな味を好む「インドネシア」だからこそのサービスも

インドネシア ローソン
(C)ローソン

2011年に初出店したインドネシアのローソン。現在は、68店舗を展開しています。なにはともあれ、まずは「インドネシア総合売れ筋ランキング」を見ていただきましょう。

【インドネシア総合売れ筋ランキング】

1位:おでん各種
2位:コーヒー(Lawson Coffee)
3位:エナチキ レッドホット(フライドチキン)

このランキング結果に「あれ? あまり日本と品揃えが変わらなそう」と思ってしまいましたが、その商品たちには、インドネシアらしさ満載。スパイシーな味付けが好まれるので、おでんのスープはなんと辛口に調整できるというサービスがあります。また、インドネシアの伝統的なスープ「ソト」の具材である肉団子も、おでんとして販売されているそうです。

【インドネシアのおでんTOP3】

1位:Odeng(韓国風さつま揚げ)
価格:10,000ルピア(約80円)

2位:Lobster Ball(海老団子)
価格:3,000ルピア(約25円)

3位:Fish Stick(魚の練り物)
価格:3,000ルピア(約25円)

エナチキ レッドホット
(C)ローソン

「インドネシア総合売れ筋ランキング」で3位となったのは、「Lチキ」ならぬ「エナチキ」。美しい(エナ)という意味を持つフライドチキンは、唐辛子ペーストを染み込ませており、その味わいは超激辛! さらに、サンバルソースというチリソースをかけることもあるそうです。

また、日本と大きく違う点として、店内で炊いたご飯をボール状に丸めて包み、一緒に提供しているのだとか。というのも、インドネシアでは、フライドチキンをおかずとして食べる習慣があるからだそう。価格は、15,000ルピア(約120円)です。

フライドチキンにはあるサービスが!「フィリピン」のローソンはおもしろい

フィリピン ローソン
(C)ローソン

初出店は2015年と、意外にも歴史はまだ浅いフィリピンのローソン。現在は、67店舗を展開中です。そんなフィリピンのローソンでの売れ筋商品は、フライドチキン!

【フィリピン総合売れ筋ランキング】

1位:フライドチキン
価格:78ペソ(約175円)

2位:スパイシーフライドチキン
価格:81ペソ(約180円)

3位:ローソンプレミアム弁当
価格:95ペソ(約215円)

1位の「オリジナルフライドチキン」と2位の「スパイシーフライドチキン」を合わせると、1日に約100本を売り上げるという人気商品で、購入者には、思わずカルチャーショックを受けてしまうようなサービスがあります。それはなんと……、ごはんのおかわりが自由ということ! インドネシアと同じく、フライドチキンはご飯と一緒に食べる習慣があるそうで、1本のフライドチキンでご飯4杯を平らげたという強者もいるそうです。

ソフトクリーム
(C)ローソン

そのほか「ソフトクリーム」も人気で、定番のバニラはもちろん、抹茶やバンブーチャコール(竹炭)味といった日本のフレーバーもあります。驚きなのは、セルフサービスということ。つまり、購入したら自分で巻くことになります。日本人にとっては、ソフトクリームを巻くということ自体なかなかレア体験になりますが、現地には、20cmほどの高さまで巻き上げる人もいるとか! ソフトクリームのセルフ体験も楽しみですが、高く巻き上げている人の技術も見てみたい……。そんな好奇心も抱いてしまいますよね。

「中国」でおでんが大ヒットした理由とは・・・

中国 ローソン
(C)ローソン

1996年に上海で初出店し、現在では上海・北京・重慶・大連など、4,312店舗を展開している中国のローソン。桁違いの店舗数です。

今となっては「あって当然」なものが、発売当初は販売数が伸びず苦労が続いたという商品があります。それが「おでん」。食べ歩きという中国の食スタイルに合わせ、串に刺して販売したところ大ヒット! 手軽に食べられるので、上海では「おでん」がブームになったのだとか。
中国おでん
(C)ローソン

気になる出汁は、チキンベース。年間を通して販売しているそうで、いかに中国で「おでん」が支持されているのかがわかります。

【上海エリアのおでんTOP3】

1位:魔芋丝(糸こんにゃく)
価格:3.5元(約65円)

2位:萝卜(大根)
価格:3元(約55円)

3位:北极翅(練り物)
価格:3.5元(約65円)

咸蛋黄爆浆鸡排
(C)ローソン

また、「おにぎり」も販売されており、サイズ感は日本よりも大きめ。中の具材は魚系より肉系が人気で、購入時にレンジで温めてくれます。その理由は、品質管理のルールが日本と異なり、おにぎりは10℃以下の冷蔵の状態で輸送・販売しているため。こういう小さな違いも、現地に行くと楽しく感じますよね。

【上海エリアのおにぎりTOP3】

1位:奥尔良鸡腿排(オルレアン風鶏もも肉)
価格:8.9元(約160円)

2位:炸鸡块茄汁饭团(チキンオムライス味)
価格:4.5元(約80円)

3位:咸蛋黄爆浆鸡排(塩漬け卵とチーズチキン)
価格:8.9元(約160円)

日本にはない商品や、現地の食生活に合わせて変化した商品など、やはり気になるものばかり。また行ける日が来たら、コンビニグルメのチェックもどうぞお忘れなく!

【ローソン】
公式WEBサイト:https://www.lawson.co.jp/

 

PROFILE

小梅

小梅 ライター

芸能事務所で約15年若手芸人のマネージメントに携わり、どっぷりお笑いの世界に染まる。退職後ライターに転身。ある日ふいに見た1本の韓国映画に心奪われ、そこから韓国映画・ドラマのチェック追われる毎日を過ごす。コンビニの新商品や地方のおみやげが大好き。

芸能事務所で約15年若手芸人のマネージメントに携わり、どっぷりお笑いの世界に染まる。退職後ライターに転身。ある日ふいに見た1本の韓国映画に心奪われ、そこから韓国映画・ドラマのチェック追われる毎日を過ごす。コンビニの新商品や地方のおみやげが大好き。

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