甲府盆地に広がるブドウ畑にわくわく
新宿からJR特急あずさに乗って約1時間半。甲府駅に近づくと、あちこちにブドウ畑が広がる風景になってきます。山梨県にある約90のワイナリーのうち、その半数が集まっているという勝沼ぶどう郷駅周辺は、電車からでもワイン畑の広大な風景が楽しめます。
甲府駅に着いたら「カフェ&ワインバー 葡萄酒一番館」へ
甲府駅中央口の改札を出てすぐ目に入るのが、山梨産ワインを30種以上そろえている「カフェ&ワインバー 葡萄酒一番館」。
ワインの3種飲み比べセット(1,500円)や、ワインに合うデリ(総菜)も置いていて、仕事帰りのサラリーマンや週末にやってくる観光客に大人気とのこと。
一番人気は、一升瓶ワインを湯呑でいただく湯呑ワイン(380円~)。山梨の一般家庭では、古くからこの湯呑ワインが普通に飲まれているそうです。試してみると、アルコール度低めの’ゆる~い’ワインで、軽く引っ掛けられる感じです。
こんなお店が筆者の住む近くの駅にもできればなあ、と願うばかり。
住所:山梨県甲府市丸の内1-1-8
電話:0552695455
営業時間:10:00~20:00 無休
「銀座江戸家」で山梨ワインと新鮮な鶏モツ煮を!
山梨名物を食べたいなら「銀座江戸家」へ。駅から徒歩5分ほど。明治時代の終わり頃に創業し、長年地元で愛され続けている老舗の郷土料理店です。東京から出張で来るビジネス客の常連さんも多いとか。
驚きました。和食の‘もつ煮込み’とワインが合うとは! とくに山梨の白ワインは、ほとんどが日本固有種の甲州ブドウを使っていて、その繊細で優しい味わいが和食とよく合うそうです。写真は鶏もつ煮(税込627円)と赤ワイン。これが驚くほど美味! 口に運んだ瞬間にその新鮮さに驚かされるはず。白赤どちらのワインでも合うのが不思議。東京からの常連さんが通う理由が分かります。
こちら、馬もつ煮(638円)。ややカレー風味がしてもちろん美味。
山梨といえば、ほうとう。こちらは猪豚(いのぶた)ほうとう(税込1,705円)。
ご主人の長坂喜雄(ながさかよしお)さん。鶏もつ煮に使う特製タレは、戦時中も空襲から先々代が大切に守りぬいたもので、お店の自慢の味とか。味噌は、麦6割、米麹3割で作る自家製で、3年寝かせたもの。煮貝(税込2,178円)や、馬刺(税込1,408円)もお店の自慢料理。材料はほとんどが山梨産です。おすすめは全部試してみたかったのですが、また次回!
「葡萄屋kofu甲州夢小路店」でレーズンバターサンドを入手
甲府駅北口から東に200m程の場所に、「甲州夢小路」と呼ばれるレトロな雰囲気のショップ&ギャラリー街があります。世の中はレーズンバターサンド流行り。この中にある「葡萄屋kofu(コーフ)甲州夢小路店」には、極上のレーズンバターサンドがあると噂に聞き訪ねてみました。
こちらは人気ナンバー1のラムレーズンサンド(税込238円)。ラム酒に付け込んだ大粒ブドウが3個とホワイトチョコクリームが挟まっています。
使うブドウは巨峰のみ。大吟醸の酒粕につけたレーズンと大吟醸クリームを使う「大吟醸レーズンサンド」や、紅茶クリームを挟んだ「紅茶サンド」など、全6種が用意されています。
住所:山梨県甲府市丸の内1‐1‐25 甲州夢小路
電話:055‐254‐8865
営業時間:11:00~18:00(金、土、祝日の前日は18:30まで/季節時間あり)
休日:不定休
HP:https://www.budoya-kofu.com/
世界からの珍しい雑貨が集まる「オリゾンチス」
こちらは番外編ですが、筆者が甲府市に行く度に立ち寄る雑貨店です。諸国万物雑貨、と店先の看板にあるように、世界各地からの選りすぐりの雑貨が並んでいます。
北欧の人気ブランド食器から、ネパール、中近東のタイルや中南米のカゴ類、東南アジアの布小物まで。きっと欲しいものがみつかるはずです。
住所:山梨県甲府市丸の内1-14-14
電話:055‐225‐6138
営業時間:11:00~18:00 休日:月曜日
[All photos by SACHIKO SUZUKI]