ハンバーガーといえばアメリカの典型的なファーストフードですが、ここ数年パリではハンバーガーの人気が高く、レストランに行けば必ずといっていいほど、メニューにハンバーガーがあります。
フランス産のチーズを使ったバーガーや、フォアグラがトッピングされた高級ハンバーガーなど、フランスならではの素材にこだわったハンバーガー生み出され、続々とパリ市内にバーガー専門店がオープンしています。そんな中、イギリスの新聞テレグラフの全世界バーガーランキングに今年初めてパリのフードトラックLe camion qui fume/ル カミオン キ フュム(煙を吹くトラック)のハンバーガーがTOP10入りを果たしました。
アメリカ人女性によるパリ初のバーガートラック
2011年11月アメリカ人女性クリスティン・フレデリックがアメリカ式フードトラックLe camion qui fumeを、「パリで本格的なハンバーガーを提供する」という目的のもと始めました。
当時パリではバーガーを販売するフードトラックはありませんでした。この新しいスタイルの移動屋台のハンバーガーはインターネット上の口コミで瞬く間に人気となります。列を作るのが嫌いなフランス人でさえもLe camion qui fumeのハンバーガーを求め何十分も待つほどです。フードトラックがやってくる時間と場所はホームページにて告知しています。このネットと連動したユニークなスタイルも人気を呼ぶきっかけとなりました。
世界のTOP10に選ばれたバーガー
さて肝心のLe camion qui fumeのハンバーガーは一体どんなものでしょう。ひき肉は毎日お手製でミンチにしていて、新鮮なお肉を使ってるのが特徴です。Le camion qui fumeのハンバーガーの中でも、人気はバーベキュー。こちらは牛肉のひき肉、フランスの伝統料理揚げ物玉ねぎのベニエ、チェッダーチーズ、飴色の玉ねぎ、ベーコン、バーベキューソースとマヨネーズのハンバーガーです。玉ねぎのベニエの甘みとお肉が良く合います。具材の相性を丹念に研究したアメリカ人ならではのフレンチハンバーガーです。
Le camion qui fumeのポテトフライはじゃがいもを切って揚げた自家製のポテトフライです。こちらのフライドポテトはじゃがいもの甘みがしっかりと感じられます。
世界的にも認められたLe camion qui fumeのハンバーガー。パリに来たのならこのバーガートラックのやってくる場所をチェックして、ぜひとも食べてみて下さいね。フランスのハンバーガーはもはやアメリカのハンバーガーとは全く別ものなので、味わったことのないフレンチなハンバーガーを発見することができます。
[LE FIGARO.fr]
[Le camion qui fume]
[All photos by Nanako Kitagawa]