函館観光には市電が便利!
主要観光スポットにはほぼ市電でアクセスできるので、ぜひ活用を! 1日何回も乗り降り可能な「市電専用1日乗車券」も販売されているので、お得に観光できますよ。いつでもどこでも買える「スマホ乗車券」もあります。アプリなどのダウンロードは不要で、会員登録すればすぐに利用可能だそう。詳しくは、函館市公式観光情報をご確認ください。
市電の乗車料金は距離に応じて210~260円、降りるときに支払いです。現金はもちろん、交通系ICカードも利用できます。
ここからは、1日観光モデルコースを紹介します。実際に旅した経験をもとに、それぞれのスポットにかかる時間も目安として記載していますので、旅行計画の参考にしてくださいね。
函館の観光スポット「五稜郭タワー」
函館に行ったら一度は訪れたい「五稜郭タワー」。実は現在の五稜郭タワーは2代目で、2006年4月1日にオープンしました。展望台からは、函館山や津軽海峡、横津連峰の山並みも見られます。
そして、特別史跡五稜郭の星形の眺望は本当に美しいです。秋は紅葉、冬は雪景色、春は桜と季節の移り変わりを楽しめるのも醍醐味ですね。
9時から営業していて、展望料金は大人900円。前売りチケットを事前に購入しておけば、チケット購入のために並ぶ必要がなく、810円とお得に利用できるのでおすすめですよ。
展望スペースは展望1階と2階に分かれています。展望2階にある「五稜郭歴史回廊」の展示や、土方歳三のブロンズ像は必見。五稜郭歴史回廊はじっくり見ているとあっという間に時間が過ぎてしまうので、ゆとりをもって観光スケジュールを組んだほうがよさそうです。
展望1階には、売店やカフェスタンド、シースルーフロア、世界の稜堡式城郭、コンピューター「手相占い」があります。ちなみに、コンピューター「手相占い」は内容も充実していて、結構当たっていましたよ(個人の感想です)。
- アクセス:【函館駅から】市電「函館駅前」~「五稜郭公園前」下車、徒歩約15分
【函館空港から】函館バス 空港循環バス 7系統 とびっこ 「五稜郭公園入口」 下車、徒歩約7分 - 観光目安時間(参考):約2時間
住所:北海道函館市五稜郭町43-9
電話番号:0138-51-4785
営業時間 9:00~18:00(展望チケット販売終了時間 17:50)
※当面の間、営業時間を短縮しています
料金:大人900円/中・高校生680円/小学生450円/小学生未満の子どもは無料
公式サイト:https://www.goryokaku-tower.co.jp/
函館といえばやっぱり朝市でしょ!
JR函館駅からは徒歩約5分、五稜郭タワーからは市電で16分ほどでアクセスできる函館朝市。活気あふれる函館朝市は、お店にもよりますが14時過ぎまで開いているお店もあるので、朝ごはんだけでなくランチでも楽しめます!
お店もたくさんあるので、日替わりで楽しんでみるのもよさそう。函館朝市のサイトには飲食店情報のほかに、海産物、土産物店の情報がまとめられているので、参考にしてみてください。
「朝市食堂 二番館」では、ワンコインで楽しめる500円丼もあります! イカ刺し丼や五目丼など。
住所:えきに市場(函館市若松町9-19)
電話番号:0138-22-5330
営業時間:6:00〜14:00(11月~4月は7:00から)
定休日:水曜日
「一花亭たびじ」の海鮮丼。丼の上でイカが動く、活イカ踊り丼もあってインパクト大です。
住所:どんぶり横丁市場(函館市若松町9-15)
電話番号:0138-27-6171
営業時間:6:00〜14:00
定休日:無休
- アクセス:【五稜郭タワーから】市電「五稜郭公園前」~「函館駅前」下車、徒歩約2分
- 観光目安時間(参考):食事含め約2時間
営業時間:年中無休(店舗ごとに異なる)
1月~4月 6:00~14:00過ぎ/5月~12月 5:00~14:00過ぎ(店舗ごとに異なる)
公式サイト:http://www.hakodate-asaichi.com/
函館ベイエリアのランドマーク「金森赤レンガ倉庫」
函館湾に面して立ち並んでいる倉庫群は「金森赤レンガ倉庫」。JR函館駅からは、谷地頭又はどっく前行きに乗り(乗車時間約5分)、市電の十字街電停を下車。電停から徒歩約5分でアクセスできます。金森赤レンガ倉庫は4つの施設から成り、ショッピングモールやビヤホール、レストランが入っています。
運河もあって、夕暮れの時間は幻想的な雰囲気に。ライトアップされた様子も美しく異国情緒たっぷりです。
- アクセス:【函館朝市から】市電「函館駅前」~「十字街電停」下車、徒歩約5分
- 観光目安時間(参考):約2時間
住所:北海道函館市末広町14番12号
電話番号:0138-27-5530
営業時間:物販店 9:30~19:00
函館ビヤホール 平日11:30~21:30(L.O.21:00)/土日祝11:00~21:30(L.O.21:00)年中無休
リストランテ ボンナターレ 金土日祝のみ営業
ランチ11:30~15:00(L.O.14:00)/ディナー17:00~22:00(L.O.21:00)
公式サイト:https://hakodate-kanemori.com/
日没前の早い時間から行くべし!函館山から夜景を望む
函館に行ったら、函館山からの夜景も一度は拝んでおきたいものですよね。金森赤レンガ倉庫から函館山ロープウェイ山麓駅まで、徒歩13分程度で行けます。途中は結構な坂道を登りますが、坂道から望む函館の街並みも必見。
日没前は混雑するので、時間に余裕があれば早めに山頂まで行くのがおすすめ。函館山ロープウェイのサイトに日没時刻と夜景が楽しめる時刻の案内があるので、そちらを参考に。函館山ロープウェイ山麓駅から山頂まではロープウェイで片道3分ほどです。日没前の風景から夕暮れ、夜景と、時間とともに変わりゆく景色を眺めるのもいいものですよ。
日没前の山頂広場からの眺め。
人が少ないタイミングで、どこからどんな景色が楽しめるかをリサーチしておくと、効率よく夜景を楽しめますよ。特に冬場は寒さに体力奪われますからね。帽子や手袋、ダウンジャケットを着用するなど、防寒対策は必須です。
日没まで、山頂3階にあるティーラウンジでお茶やビールを飲みながら休憩できます。函館の景色を眺めながらのサッポロクラシックは最高! 早めに行けば窓側の席に座れるので、冬場は寒さに凍えることなくゆっくり眺望を楽しめますよ。
しばしティーラウンジ レガートからの夜景を楽しんだら、展望ラウンジに移動して夜景を見て帰る、というのがおすすめ。帰りもロープウェイが混雑するので、ピークの時間を避けて帰ると比較的スムーズです。
展望ラウンジからの夜景。人で混雑しますし冬場は寒さで凍えますが、美しい夜景を目の当たりにすると一瞬寒さも吹っ飛びます。
- アクセス:【金森赤レンガ倉庫から】函館山ロープウェイ山麓駅まで徒歩約13分
- 観光目安時間(参考):約1~3時間
公式サイト:https://334.co.jp/
※2022年9月25日(日)~11月13日(日)は、ロープウェイ法定定期検査により運転休止しています
函館山ロープウェイ山麓駅
住所:北海道函館市元町19-7
函館駅周辺には食事処が集まっている
夜景を楽しんだあとは、函館山ロープウェイ山麓駅からバスまたは市電で函館駅まで戻り、夕食へ向かいましょう。バスであればJR函館駅まで約16分、市電であれば十字街電停まで歩き、函館駅前まで約6分乗車します。ロープウェイ山麓駅のすぐそばにバス停があるので、帰りはバスを利用したほうが便利です。
函館駅の近くには、「函館ひかりの屋台 大門横丁」があって、食事処と呑み処が集まっています。ぶらぶらしながら覗いてみて、気になったお店に入ってみたり、はしご酒してみるのも楽しいですよ。JR函館駅からは徒歩約7分、市電の函館駅前電停からは徒歩約5分です。
住所:北海道函館市松風町7-5
電話番号:0138-24-0033(はこだてティーエムオー)
営業時間:17:00~23:00(ただし、店舗毎に異なります)
定休日:店舗毎に異なる
公式サイト:http://www.hakodate-yatai.com/
大門横丁のすぐそば、新鮮なイカが楽しめる「いか太郎」。イカが透き通っていて、いかに新鮮かがわかります。それもそのはず……テーブルまで運ばれてきた「活いか」は、イカの足が動いていました。
住所:北海道函館市若松町18-23
電話番号:0138-27-2282
営業時間:16:30~24:00
定休日:不定休
公式サイト:https://www.ikatarou.jp/souhonten
「回転寿司 根室花まる」も大門横丁のすぐそば、キラリス函館の地下1階にお店があります。北海道ならではの海の幸を満喫できる回転寿司です。花まるの看板メニュー「二階建てほたて」はボリュームたっぷり。「花咲がに鉄砲汁」は豪快に甲羅部分もグツグツ煮込んだ汁物は、コクと旨みが堪能できる一品です。
住所:北海道函館市若松町20番1号 キラリス函館 地下1階
電話番号:0138-24-0870(席の予約は受け付けていません)
営業時間:11:00~22:00(L.O.20:45)
定休日:公式サイトでご確認ください
公式サイト:https://www.sushi-hanamaru.com/
ここまでで函館の1日観光モデルコースは終了です。函館は歴史ある建造物や公園、夜景が美しいスポットに食の楽しみなど、見どころたっぷり。ここで紹介できなかった魅力的なスポットもあるので、自分の行きたい場所に組みかえるなど自由にアレンジしてみてくださいね。
今回のモデルコースマップ
※2022年10月時点の情報です。店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
[All Photos by Chika]