海外からも注目される映えスポット「元乃隅神社」
山口県が世界に誇る絶景、元乃隅神社。CNNが2017年に発表した「Japan’s 36 most beautiful places」にも選ばれており、海外からも日本で最も美しい場所とされているスポットの1つ。
1955年(昭和30年)に、地域の網元の枕元に現れた白狐のお告げにより建立されたといいます。
100m以上にわたって並ぶ真っ赤な鳥居は、1987年(昭和62年)から10年間かけて奉納されたものだそう。123基の鳥居が海側からカーブを描いて社まで続く姿は圧巻です。その美しく印象深い絶景から、世界中から注目される神社でもあります。
「元乃隅神社」のご利益は?
元乃隅神社で祀られているのは、大神商売繁盛、大漁、海上安全、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就の大神です。
車でのアクセスがおすすめ
元乃隅神社の最寄駅であるJR山陰本線「長門古市駅」からバスはなく、自家用車、レンタカー、タクシーでの来訪が推奨されています。山口宇部空港からは車で1時間40分弱。カーナビで「元乃隅神社」が表示されないときは、「龍宮の潮吹」で検索してみてください。
駐車場はありますが、有料です。駐車料金は、乗用車1時間につき300円。
アクセスがいいとは言えない元乃隅神社ですが、山道を抜けて視界に海と赤い鳥居の絶景が開けた瞬間の、あの感動はちょっと言葉では表せません。実際に行ってみてぜひ体験してほしい!
なんと大鳥居の上に賽銭箱が!?
賽銭箱はなんと、高さ約6mの大鳥居の上に設置されているんです。白狐があしらわれた賽銭箱には、真っ赤なハートマークも。お賽銭を見事投げ入れることができたら願い事が叶うと言われています。
境内では挑戦する人が後をたちませんが、これがなかなか難しい。一度で成功する強者もいましたが、多くの人は何度挑戦しても入れることができず諦める……という光景が繰り広げられていました。誰かが成功すると、知らない人でも周りから歓声と拍手が起こっていましたよ。
社にお参りをしたら、鳥居をくぐり抜けて海側へ降りてみましょう。海はゆったりと雄大で、眺めているとつい言葉を失います。風が心地よい。
123基の鳥居をくぐり抜けて
最初はちょっと急な階段になります。足をすべらせないよう気をつけて。
123基の鳥居は奉納されたものなので、1つ1つに奉納した方のお名前があります。こんな絶景をつくってくれた一人一人に感謝。もちろん、絶景をつくるために奉納するわけではないですが、ありがたく思いながら、一歩一歩進みます。
途中、鳥居の横からちょっと先をのぞいて見ると、また違った風景が見えて面白いです。
最後はゆるい登り坂になります。ここからの数分は、カメラのファインダー越しではなく、ぜひ肉眼で体験してほしい! 登り坂になっているので、その先の景色が見えないまま進むのですが、だからこそ、視界が開けたときの感動もひとしおなんです。
鳥居の先は別世界!龍宮の潮吹きも
パッと視界が開けた先には、まるで他惑星を思わせるような岩地と、広く広く青い海。思わず360度見渡したくなるような開放感です。岩の上に登ることもでき、小さな祠があります。
そしてこの地帯の海蝕地形の総称を「龍宮」といいます。「龍宮の潮吹き」は、波によって削られた洞内に波が打ち寄せ、海水を噴き上げる現象のことです。
北東の風が吹き海が荒れると、噴き上がる潮が30mに達することもあるそう。その様子が天に昇る龍のように見えることからこの名がついたといいます。飛び散るしぶきは太陽を反射して、まるで銀の砂をまくように美しいのだとか。
え? どれどれ? と思いますよね。この日の海はいたっておだやかだったので、残念ながら「龍宮の潮吹き」らしき潮柱を見ることはできませんでした。
お土産ショップで気になったもの!
元乃隅神社の入り口にある元乃隅売店のお土産もチェックしてみました。
向津具半島(むかつくはんとう)に位置する元乃隅神社。一度聞いたら忘れられない半島名です。「むかつく半島トリィネコ」グッズは、ラインナップ豊富! ちょっと可愛い。
山口県屈指の絶景スポットかつパワースポットとして人気の元乃隅神社。天気のよい日に訪れることをおすすめします!
山口県長門市油谷津黄498
参拝時間 7:00〜16:30
※夜間の立入・撮影は禁止
駐車場
乗用車 1時間につき300円(1時間を超える毎に100円で最大500円)
第1駐車場:92台 (神社の目の前)
第2駐車場:24台 (神社まで約200m)
※トイレあり
https://www.motonosumi.com
※2022年11月時点の情報となります。参拝の際は最新情報をご確認ください。
※価格はすべて税込です。