日本一の高さを誇る「出雲日御碕灯台」
TABIZINE編集部の井上です。
先日、島根県の星野リゾートの温泉旅館「界 出雲」に宿泊してきました。宿に到着してまず感動したのは、海が近く白亜の灯台がそびえている景色がすぐそばに見えること。
日本では、一般公開されている灯台は16基しかないって知っていますか? そのうちの1基が、出雲日御碕灯台なんです。他の灯台については、海上保安庁のページで確認できます。
実は出雲日御碕灯台は、中に入り見学もできます。灯台に登る気満々でいたのですが、緊急点検のタイミングに重なってしまい、残念ながら中に入ることはできませんでした。無念……。
気を取り直し、せっかく来たので灯台のそばまで行ってみることに。出雲日御碕灯台は、1903(明治36)年に完成し、地面から塔頂(灯塔)までの高さは43.65mと日本一です。外側は石積み、内部はレンガ積みの二重構造で、地震にも強い造りになっているのだとか。
灯台周辺にはお店もある
灯台に向かって歩いていると、お店がいくつかありました。「ひのみさき商店街」と書かれた案内板もあります。
魚が干してあったり、
食事ができるカフェのようなお店も。こちらでは、オリジナルの「灯台クッキー(450円)」も販売されているよう。可愛くてお土産にもよさそうです。
さらに歩いて行くと、可愛い鳥のオブジェがお出迎えしてくれました。
大迫力の日本海!夕日が見られる絶景スポットでもある
だんだんと灯台が近づいてきます。
近づけば近づくほど、その灯台の美しさにため息が出ます。出雲はもう冬、この日は時折青空がのぞく天気でしたが、その前日は雪が降っていました。真っ青な空には、この白い灯台がさぞかし映えることでしょう。
灯台のそばを見渡せば、柱状の奇岩や隆起した岩盤、断崖絶壁が連なっています。自然によって生まれた造形美に心奪われます。そして、冬の日本海はどこか荒々しい。岩場を進んで行くと、そこはもうサスペンスドラマの世界。筆者の頭の中では、火曜サスペンスの音楽がエンドレスリピートしておりました。
白く高い波がザパーン、ザパーンと岩に打ち付けています。かなりな強風で寒いのですが、しばらくここで佇んでひたすら海を眺めていたい。そんな気分になります。
灯台と海をバックに、水平線に沈む夕日を拝んでみたかったなあ。あと、雲一つない青空にそびえ立つ灯台も。凛と佇む美しい灯台を、出雲を訪れたらぜひ眺めてみてください。
住所:島根県出雲市大社町日御碕1478
問い合わせ電話番号:0853-54-5341
営業時間:【3月~9月】平日 9:00~16:30/土日祝 9:00~17:00
【10月~2月】9:00~16:30
入場は参観終了時刻の20分前まで
点検や天候などにより入れないこともあります