【京都駅ランチ】京都人に愛される老舗レトロ喫茶「イノダコーヒ ポルタ支店」人気メニューTOP3

Posted by: ロザンベール葉

掲載日: May 1st, 2023

「京都の朝はイノダコーヒの香りから」といわれるほど、京都人に愛され続ける老舗喫茶店「イノダコーヒ」。京都駅の地下街には「イノダコーヒ ポルタ支店」があり、ランチにおすすめのメニューが数多くそろっています。レトロな香り漂う店内で楽しめる、人気メニューTOP3をご紹介します。

「イノダコーヒ ポルタ支店」とろふわオムライス
 


 

「イノダコーヒ ポルタ支店」とは?

創業1940(昭和15)年、京都の町中にある洋風のサロンを思わせる本店や、大きな丸テーブルで知られる三条支店(改装工事に伴い2022年3月21日~休業中)で知られる「イノダコーヒ」。文人や芸術家なども訪れる、文化の香り漂う喫茶店です。

イノダコーヒ コーヒー

創業当時から変わらないネルドリップ式で淹れる、しっかりとした味わいのオリジナルブレンドコーヒーでおなじみです。あらかじめミルクと砂糖を入れて提供するのはこちらならでは(別添も可能)。

「イノダコーヒ ポルタ支店」外観
(C)イノダコーヒ

そんな名喫茶店の味わいを、京都駅地下街のポルタダイニングにある「イノダコーヒ ポルタ支店」でも楽しめるのです。駅の地下にありながら80席ある広々とした空間で、コーヒーの香りに包まれてゆったりとしたひと時を過ごせます。コーヒーやスイーツはもちろん、ランチにおすすめのメニューも豊富に取りそろえられていますよ。

「イノダコーヒ ポルタ支店」内観
(C)イノダコーヒ

「イノダコーヒ ポルタ支店」人気メニューTOP3

第3位:ボリュームしっかり!「ポークヒレカツサンド」

「イノダコーヒ ポルタ支店」ポークヒレカツサンド
第3位は、「ポークヒレカツサンド」1,210円(税込)。

多彩なサンドイッチの中でもボリュームがあるので、しっかりとランチをいただくのにおすすめです。香ばしくトーストしたパンに挟まれた厚切りのポークヒレカツには、オリジナルのソースが薄めにかかっています。

「イノダコーヒ ポルタ支店」ポークヒレカツサンド
シャキシャキとした食感のキャベツとトマトの酸味とが相まって、全体的にバランスのよい一品です。一切れはそれほど大きくはありませんが、4切れいただくと意外とお腹がいっぱい!

「イノダコーヒ ポルタ支店」ポークヒレカツサンド
同店でボリュームのあるサンドイッチというと、作家の池波正太郎が「男が食べるサンドイッチ」と評した「ビーフカツサンド」2,030円(税込)が知られていますが、それよりリーズナブルであっさりとして食べやすいのも人気の理由でしょう。

ちなみに、池波氏は京都から帰京する前に、こちらの「ビーフカツサンド」をテイクアウトして、新幹線の中で缶ビールとともに味わうのが何よりの楽しみだったのだとか。同じようにテイクアウトして味わうのもいいですね。

※サンドイッチ、スパゲティ、ホットコーヒーはテイクアウトOK

第2位:こだわりが凝縮した「スパゲティ・イタリアン」

「イノダコーヒ ポルタ支店」スパゲティ・イタリアン
第2位は、「スパゲティ・イタリアン(トマトソース)」1,000円(税込)。

銀色に鈍く輝く洋白のメッキの器が、いかにもレトロな雰囲気を醸し出しています。ふた付きなのも高級感がありますね。「イノダコーヒ」のポットのマークが型押しされていますよ。

「イノダコーヒ ポルタ支店」スパゲティ・イタリアン
ふたを開けると、いわゆる「ナポリタン」が登場。2.2mm(通常は1.6~1.7mm)と太めでもちもちとした麺に、トマトの酸味と甘みのあるオリジナルの特製ソースが絡み、まったりとした味わいがクセになりそう。

「イノダコーヒ ポルタ支店」スパゲティ・イタリアン
実はこの麺には独特のこだわりが。より一層もちもちとした食感を出すため、前日に茹でてから冷蔵庫で一晩寝かせているのだそうです。

また、具材のハムは、神奈川県茅ケ崎のドイツハム・ソーセージ専門店「熟成肉工房ジロー」での特注。塩漬けやスモークの時間などを指定した「イノダコーヒ」のための完全オリジナルです。

味わいのある洋白のメッキの器も、今となってはメッキを施すお店が少なくなったものの、剥げてくると修理に出されているのだとか。使い込まれて丁寧に扱われているのがわかります。この器でいただくと、より一層おいしく感じられますよ。

細部に至るまでこだわりが詰まった一皿です。お好みでパルメザンチーズ、タバスコをかけて召し上がれ。

第1位:京都らしく上品な「とろふわオムライス」

「イノダコーヒ ポルタ支店」とろふわオムライス
栄えある第1位は、「とろふわオムライス」1,350円(税込)!

チキンライスの上に見るからにふんわりとしたオムレツがあしらわれています。ちょこんとのったハート型のペッパードロップの甘酢漬けが可愛らしい!

「イノダコーヒ ポルタ支店」とろふわオムライス
よく見ると、お水の入ったグラスやナプキン、オムライスののったお皿も「イノダコーヒ」オリジナルです。ものによっては店頭や他のお店でも購入できるので、自宅用やお土産におすすめですよ。

「イノダコーヒ ポルタ支店」とろふわオムライス
こうやってナイフで切り目を入れていただくのです。オムライスをこんな風にいただくのは初めてで新鮮! その名の通りふわふわでとろけそうな口当たりのオムレツがたまりません!

「イノダコーヒ ポルタ支店」とろふわオムライス
ほんのり甘みのある自家製デミグラスソースとチキンライスは、しつこくならないようあえてあっさり風味に。オムレツと合わせて三者が一体となり、懐かしい味わいが口の中に広がります。

オムライスというとボリュームのあるものが多いですが、こちらはほどよいサイズで、食後に胃にもたれることがないのもいいですね。全てにおいて品のよい京都らしい一皿です。

食後にはスイーツもおすすめ!

「イノダコーヒ ポルタ支店」ドリンクメニュー
もし時間が許すのなら、コーヒーとスイーツもぜひ! 定番のブレンドコーヒー「アラビアの真珠」690円(税込)に、まずはこちらのスタイルで砂糖とクリームを入れてもらい、香りと味わいを堪能してみて下さいね。京都人に愛される味わいを楽しめますよ。

「イノダコーヒ ポルタ支店」デザートメニュー
スイーツもパフェやあんみつ、プリンなど、まさしくレトロで味わい深い数々が魅力的。

「イノダコーヒ ポルタ支店」ケーキメニュー
ケーキはチーズケーキやレモンパイなどの定番から、季節のおすすめケーキなどが多彩にそろいます。

京都で親しまれる老舗の味わいを、京都駅で気軽に満喫できますよ。

イノダコーヒ ポルタ支店
住所:京都市下京区東塩小路町858-1番地(京都ポルタ内)
電話:075-343-2380
営業時間:8:30~20:00(L.O.19:30)
定休日:ポルタ休館日に準ずる
公式サイト:https://www.inoda-coffee.co.jp/shop/poruta/

[Photos by Yo Rosinberg]
Do not use images without permission.

PROFILE

ロザンベール葉

ロザンベール葉

主に横浜・東京で育ち、縁あって京都に在住。美術書出版社勤務を経て、フリーランスライター歴20年余り。フランス人のパートナーと共に、フランスとイタリアを中心に気ままな旅をする。海はどこも好きだけど、「地中海」という響きに憧れる。マイペースが好き。

主に横浜・東京で育ち、縁あって京都に在住。美術書出版社勤務を経て、フリーランスライター歴20年余り。フランス人のパートナーと共に、フランスとイタリアを中心に気ままな旅をする。海はどこも好きだけど、「地中海」という響きに憧れる。マイペースが好き。

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