週末をゆっくり過ごしたはずなのに、疲れが取れずに月曜日の出社がきつい・・・。そんな経験、誰もがあるはずです。
「なんだか、最近そんな日ばっかり・・・」という人も居るかもしれませんが、「ああ、リフレッシュした」と心から思えるためには、週末に何をすればいいのでしょうか?
そこで今回は米スタンフォード大学などの情報を参考に、週末に行うとリフレッシュ効果抜群のちょっとした工夫を紹介したいと思います。
森林浴の効果は考えている以上にスゴイ
突然ですが、家の周りに緑がいっぱいある公園や林や丘陵や森はありませんか? 森というとちょっとハードルが上がるかもしれませんが、家の近くに緑の豊かな場所があれば、週末はそうした場所に出掛けてみてください。
「なんだ、それだけ?」と思うかもしれませんが、米スタンフォード大学の調査によれば、森林浴をしていない都会に暮らす人は、20%も不安障害のリスクが高く、40%も気分障害のリスクが高いと分かっているとか。
その他にも、自然の多いエリアを90分歩くだけで、うつを防止する効果も確認されているそう。
「ああ、なんだかすっきりする~」と森の中を歩いて感じた経験は誰しも一度はあると思います。森には健康にいい成分が充満していると科学的にも分かっています。
自然のリフレッシュ効果を都心で味わいたいなら明治神宮!?
ですが、突然森に出掛けろと言われてもちょっと困ってしまいますよね。例えば東京の目黒区に住んでいる人が高尾山を目指すとなると、それはそれでかなりの決意が必要になります。
その意味で都心部に在住している人は、近所にある木々の多い公園や、緑の豊かな大学のキャンパスなどが現実的な選択肢かもしれません。「もっと森を歩きたい」という場合は、明治神宮の森はいかがですか?
筆者も代々木の予備校に通っているころは、勉強に疲れたら歩いていました。あのエリアだけ空気がひんやりしているのですよね。お勧めのコースは、代々木の方から北参道の門に入り、小田急線の参宮橋駅の方へ抜けるルート。
森林セラピー総合サイトによると、安心して歩ける自分の好きな場所でゆっくりと過ごすといいそうです。ただ、木々の多い場所はその分だけ他の生物も暮らしています。服装などにも注意して気持ちよく散歩を楽しみたいですね。
[Stanford researchers find mental health prescription: Nature – Stanford University]
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