【秋田県のアンテナショップ】激レアの秋田スイーツ「メキシカン」てなんだ!?人気商品ランキングも

Posted by: わたなべ たい

掲載日: Oct 24th, 2023

東京の有楽町や銀座は、日本全国のアンテナショップが集まる一大密集地なのですが、そんな東京で買える、ローカル色豊かな各都道府県の人気商品・お土産をランキング! 第14回目は、「あきた美彩館」を取材。秋田県の人気商品・お土産を実食ルポ&ランキングで紹介します。

秋田県アンテナショップ

ベスト1 秋田県の人気商品・お土産「まち子姉さんのごま餅」

秋田県アンテナショップあきた美彩館

1,400種類に迫る秋田の名産品やお土産がそろう「あきた美彩館」は、品川にある、唯一とも言えるアンテナショップで、レストランも併設。郷土色豊かな秋田グルメを楽しむこともできますが、“秋田三大グルメ”ともいえる、きりたんぽ・いぶりがっこ・稲庭うどんなどはランクインしているのでしょうか?

秋田県アンテナショップまち子姉さんのごま餅

販売個数第1位は、1カ月に約1,000個も売れるという「まち子姉さんのごま餅」285円(税込)。一見するとマーブル模様のロールケーキのようですが、手に取ってみるとずっしりとした重みが。

秋田県アンテナショップまち子姉さんのごま餅2

“ごま餅”というように、餅粉をベースに作られたゆべしのようなねっとりした食感をもち、白ごま×黒ごまが重層的に香り立つ一品。

秋田県アンテナショップまち子姉さんのごま餅3

ざらざらとしたごまの風味が、舌に残るほどの香ばしさを演出。「旭南高砂堂」の店長であった“まち子姉さん”が、地元の秋田県上小阿仁村の婦人会から教わったと伝わる郷土色豊かな品。お手ごろな価格に加えて、テレビで紹介されたことも人気の秘密に。

ベスト2 秋田県の人気商品・お土産「めんこいなりんごジュース」

秋田県アンテナショップめんこいなりんごジュース

第2位は「めんこいなりんごジュース」140円(税込)。めんこいリンゴを使っている? 飲むとめんこくなれる? かは定かでありませんが、秋田県産のリンゴを100%使用し、リンゴそのもののおいしさを凝縮した味わい。

秋田県アンテナショップめんこいなりんごジュース2

リンゴと言えば青森県が有名ですが、秋田県もリンゴ生産高上位県。酸化防止剤や香料などは一切不使用。無添加100%のストレート果汁のリンゴジュースなのです。

秋田県アンテナショップめんこいなりんごジュース3

さらりとした、なめらかな飲み心地の中に息づく自然な甘みが香り立ちます。冷凍してシャーベットにするのもおすすめ。

ベスト3 秋田県の人気商品・お土産「いぶりがっこスモークチーズ」

秋田県アンテナショップいぶりがっこスモークチーズ

第3位は、秋田三大グルメのひとつとも言われる “いぶりがっこ”がランクイン。“いぶりがっこ”とは、秋田の郷土料理のひとつで、ダイコンを囲炉裏などの上に吊るし、その煙で燻したもの。

秋田県アンテナショップいぶりがっこスモークチーズ2

その燻製にされたいぶりがっこだけでもスモーキーなのに、さらにスモークチーズを合わせたのが「いぶりがっこスモークチーズ」183円(税込)。まさにダブルスモークの組み合わせなのですが、このマリアージュがなんとも素敵! カリカリ・ポリポリのいぶりがっこに打ち寄せる、まったりやわらかなスモークチーズの口どけ。お酒のあてには最高の一品になること間違いなしの風味と食味。

秋田県アンテナショップいぶりがっこスモークチーズ3

いぶりがっこは、昔ながらの製法にこだわり昼夜2日間以上燻され、砂糖・米ぬか・塩のみで100日以上漬け込んだものが使用されています。

スタッフがイチオシする秋田県の商品・お土産「きりたんぽ(黒箱)」

ここまでのランキングが、各商品ワンコイン以下、300円以下で買えてしまうコスパ最高の「あきた美彩館」。小分けパッケージ化された商品も多く、お試し気分で味を楽しめるのも特徴的。しかも23時まで営業しているという、アンテナショップとしては群を抜く営業時間の長さで、仕事帰りなどにも余裕で立ち寄れて好印象。

秋田県お土産きりたんぽ(黒箱)

スタッフの佐藤さんがおすすめしてくれたのは、肌寒くなってきた季節にぴったりの「きりたんぽ(黒箱)」1,418円(3~4人前・税込)。きりたんぽ5本・こまちだんご5個・比内地鶏スープ2袋入りの3~4人前で、こちらもリーズナブル!

秋田県お土産きりたんぽ(黒箱)2

秋田県お土産きりたんぽ(黒箱)3

比内地鶏スープは2袋になっているので、2回に分けて楽しむことも。各種野菜などはお好みで用意。スープ1袋に水400mlを加えて温め開始! 温まったらこまちだんごはすぐ入れて大丈夫。きりたんぽは煮崩れしやすいので、少し後から注意を払って煮込めばできあがり!

秋田県お土産きりたんぽ(黒箱)4

ほかほかと香ばしさあふれるきりたんぽに、比内地鶏のスープがひたひたでおいしいこと! ここでちょっときりたんぽ豆知識。きりたんぽ商品は多く取りそろえられていますが、きりたんぽに焦げ目がついているものは香ばしく、比較的白いものはもちもち感を楽しめるとか。ぜひ、商品選びの参考にしてください。

ライターが思わず買った秋田県の商品・お土産「メキシカン」

秋田県お土産メキシカン

秋田県のアンテナショップなのにメキシカン? しかも最後のひとつ! 潔さすら感じるネーミングのインパクトに加え、まったくメキシカンじゃないそのビジュアル。どうしても気になってしまいます!

秋田県お土産メキシカン2

昔懐かしい素朴なケーキを思わせる「メキシカン」680円(税込)は、予想に反してずっしりと重く、カカオ生地がぎっしり詰まっています。どうしてメキシカンなのかというと、サボテンをイメージしたから。砂糖漬けのサクランボがサボテンの花、生地や白砂糖のアイシングからサボテンのごつごつ感を感じませんか!?

秋田県お土産メキシカン3

このケーキを作るのは1853(嘉永6)年創業、170年の歴史を誇る「株式会社くらた」。7代目の倉田社長によると、5代目が1980年代に「メキシカン」を開発・販売したとのこと。当時は割れてしまったクッキーやケーキの切れ端などを使って作られ、もったいない精神、まさにSDGsから生まれた一品。このつぎはぎ感もサボテンの表面と重なりネーミングの由来に。

スタッフからのアドバイスもあり、丁寧に持ち帰ったのですが、写真のアイシングにはひびが入っていますが通常はなめらか。サクランボも取れしまうことがあるので持ち運びは慎重に。

秋田県お土産メキシカン4

現在では、切れ端などを使うことなく一から手作り。チョコレートの風味は強くなく、2層の生地の間には甘酸っぱいアンズジャムをサンド。1日100個作るのが手一杯というメキシカンは、「あきた美彩館」には月2回入荷、各7個前後の激レア商品。昔からのファンも多いこのメキシカン、直撃取材した7代目の倉田社長曰く、「実はその手間と値段から売れては困る商品のひとつなんです」とのうれしい悲鳴も。

あきた美彩館
住所:東京都港区高輪4-10-8 ウィング高輪WEST-Ⅲ 1F
営業時間:11:00~23:00
定休日:元旦
アクセス:JRほか「品川駅」高輪口より徒歩3分
URL:https://www.a-bisaikan.jp/

[Photos by ©︎tawawa]
 


 

PROFILE

わたなべ たい

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
https://taijin.mystrikingly.com

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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