ミシュラン店の感動ドルチェをテイクアウトできる！「DOLCE TACUBO CAFFE」初のカフェ【虎ノ門ヒルズ ステーションタワー】

ミシュランシェフの初パティスリーカフェ

2023年11月24日（金）から第2弾新店舗がオープンしている、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー地下2階「T-MARKET」。その中で、今回は「DOLCE TACUBO CAFFE（ドルチェ タクボ カフェ）」を紹介します！

東京・代官山にあり、2017年からミシュランガイド東京で一つ星を獲得し続けているイタリアンレストラン「TACUBO（タクボ）」のパティスリー「DOLCE TACUBO（ドルチェ タクボ）」初のカフェ業態です。イートイン席を設け、ミシュランシェフが手がけるドルチェを、イートインとテイクアウトで気軽に楽しめます。

店頭には、テイクアウト限定ソフトクリーム、手土産にぴったりな焼き菓子などこだわりのお菓子がずらりと並んでいます。イートイン限定の贅沢なドルチェもあり、大阪「TERRA COFFEE ROASTERS（テラコーヒーロースターズ）」監修のコーヒーを使ったメニューが多いのもポイント。実食を含め、詳しくルポしていきます！

テイクアウト・手土産ドルチェ

新開発！ソフトクリーム

筆者が訪問したとき、続々と手にする方が多かったスイーツはこちら。

新開発された「ソフトクリーム（ミルク・コーヒー・ミックス）」（税込各800円／コーンのみ）。写真は、ミックス。イタリアのソフトクリームサーバー・カルピジャーニで作る、空気をたっぷり含んだ雲のようにふわっとした食感が一口目から感動を呼びました。

真っ白な「ミルク」は牛乳独特のくさみがないのが特徴。スッと爽やかな味わいで、後口にじわぁ～とコクが広がりました。シェフが感じた“おいしいミルク”のさっぱり具合を表現した、牛乳が少し苦手な方にも食べてみてほしいミルク。

「コーヒー」は「TERRA COFFEE ROASTERS」のダークロースト豆をエスプレッソで抽出したフレーバーで、淡い茶色いソフトでも苦みとコクをしっかりと感じます！

コーンは軽いココア風味で、少し時間が経った溶けかけのソフトクリームは、生クリームのように濃厚でなめらかに。食べ急がず待ってほしい食感です！

定番＆虎ノ門限定シュークリーム

手土産のシュークリームは「カスタード（右）」「ティラミス（左）」（各税込700円）の2種類（両方とも消費期限は当日中）。店頭の隣にある工房で、注文後にクリームを詰めてくれます！

宝玉卵とオーム乳業の生クリームを使った濃厚なカスタードクリームは、さらっとした甘さと、とろとろ感が持続する「コシ」のあるクリームが特徴、とのこと。マダガスカル産のバニラビーンズで香りも豊か！

虎ノ門限定「シュークリーム（ティラミス）」。ザックザクのシュー生地で、手のひらにのせたらずっしり重い！

オーム乳業のマスカルポーネと、「TERRA COFFEE ROASTERS」のスペシャリティコーヒーを合わせたクリームはコクと酸味がまろやかで、コーヒーの苦味と優しく調和しています。シュー皮のココアパウダーがビターで、クリームを存分に頬張れる贅沢なシュー！

4個入(税込3,200円）、6個入（税込4,600円）のギフトBOXあり（消費期限は当日中）。

プリン

“かたなめらか”食感を追求した「プリン」（税込700円）。宝玉卵、乳脂肪の高いミルク、喜界島の粗糖と素材を厳選し、てんさい糖を使ったオリジナルブレンドシュガーでキレのある甘さに仕立てています。

4個入(税込3,400円）、6個入(税込4,800円）のギフトBOXあり（消費期限は当日中）。

サブレ缶

代官山本店でも人気の「サブレ」（4種32枚入税込4,500円）、6種48枚入税込6,400円）。サクサクのサブレが整然と敷き詰められています。

「デュカ（自家製のミックススパイス）、ローズマリーとアッサルの塩、ジャスミンとマーガオ、チョコレートとカルダモン、チーズと黒胡椒、メープルナッツ」と、香りよく、お酒にも合う塩気のあるサブレは、大人にこそ贈りたくなります（賞味期限は約1か月）。

フィナンシェ（焼きたて・ギフト用）

アーモンドプードルと、カナダ産のメープルシュガーを使った「焼き立てフィナンシェ」（税込400円）。サクサク感の限界までバターをしっかり焦がしています。店内で製造している“焼き立て”は、6個入（税込2,800円）、12個入（税込5,200円）の多めの個数でテイクアウトOK（消費期限は当日中）。

贈答用には、個包装した「フィナンシェギフトボックスセット」12個入(税込4,200円）を。食べる前に180℃のオーブンで4分程焼き、 2分程粗熱を取り冷ますと、 焼き立ての食感が復活します（賞味期限は約1か月）。

カヌレ

蜜蝋と銅型で焼き上げた「カヌレ」（税込400円）。外はカリカリ、中はモチモチ、良質なラム酒が香り高い本格派（消費期限は当日中）。

イートインメニュー限定メニュー

5席あるカウンター形式のイートインスペース。周囲より少し暗く、テーブルにはピンスポットを当てて、照明の明暗で空間作りをしているようです。

イートイン限定メニューは、「季節のドルチェ」「プティフール4種盛り合わせ」「コーヒーゼリー」「プリン」とシンプルな内容ですが、レストランクオリティで登場します！

虎ノ門限定ミニ焼き菓子の4種盛り

虎ノ門限定「プティフール4種盛り合わせ」（税込1,800円）／ドリンク別 。これまで紹介してきた店頭販売の「フィナンシェ、プリン、カヌレ、シュークリーム」のミニサイズが一堂に会したスイーツプレート。

2種ある季節のドルチェ

（画像提供：DOLCE TACUBO CAFFE）

2種類ある「季節のドルチェ」（各税込1,900円）。2023年11月現在は、「文旦、カモミール、ローズマリー、ライム、オリーブオイル」（写真）と、「栗、 洋梨、コーヒー、カカオニブ、カシス」の2種類が登場。季節ごとに色映えする一皿を楽しめます。

カフェスタイルのプリン

（画像提供：DOLCE TACUBO CAFFE）

店頭販売している「プリン」（税込1,000円）のカフェスタイル。砕いたピスタチオとクリームをのせて、レトロでおしゃれに飾っています。

イートイン限定コーヒーゼリー

イートイン限定「コーヒーゼリー」（税込1,200円）。「TERRA COFFEE ROASTERS」のスペシャリティコーヒーを使って、コーヒーの良さを多方面から味わえる一品。お皿にはアマレーナチェリーとミルクアイスクリームを添え、小瓶にはエスプレッソシロップをセットし、変化を楽しみ尽くせます。

深煎りのコーヒー豆で作ったコーヒーゼリーは深みがありスッキリとしていて、果肉感を残すフルーティーなチェリーが大人味に変貌させています。そんな大人味を甘く包み込むのはミルクアイスクリーム。さっぱりとした生乳感と絹のような口当たりで驚きが隠せませんでした！

コーヒーゼリーとアイスのタッグを楽しんだ後は、別添えのエスプレッソシロップのお出ましです。浅煎りのコーヒー豆で抽出したエスプレッソに、アマレーナチェリーを漬けていたシロップを少し加えていて、一味違う甘みになっています。

甘さは控えめで、エスプレッソの力強さと酸味と苦み、アマレーナチェリーの華々しい香りが、口の中で解き放たれ、どちらも存在感があるのにケンカせずに融合。最後、エスプレッソを全部加えて苦くなると思いきや、不思議と爽やかな締めくくりとなりました！

浅煎り・深煎りのコーヒーの違いを感じながら、コーヒーとフルーティーな共演をとことんまで堪能し尽くせる、大人のための上質なコーヒーゼリーです。

イートインドリンクメニュー

イートインのドリンクも、「TERRA COFFEE ROASTERS」監修のコーヒーを使ったコーヒー系をはじめ、カクテル、モクテルなどオリジナルを楽しめます（600円台〜）。

ライトローストしたエスプレッソにミントとライムを使った「エスプレッソモヒート」（税込1,320円）、エスプレッソをシェーカーで急冷したクリーミーなアイスコーヒー「カフェラテシェケラート」（税込990円）、ホットチョコレートにエスプレッソと生クリームを加えたトリノ名物「ビチェリンタクボ」（税込1,320円）など魅惑的……。

人気の「エスプレッソモヒート」のノンアルコールバージョン「エスプレッソヴァージンモヒート」（税込1,100円）を選んでみました。

抽出したばかりのエスプレッソにミントを漬けてパッと爽やかでキレのあるエスプレッソと、清々しいライムソーダが層になっています。ビターにスイーティーに、シュワシュワッとそれぞれを単独で味わったら、混ぜて複雑な重なりを生みだしてくれる特別感ある1杯に。

特別を気軽に味わおう

今回は平日のおやつ時間に訪れましたが、手土産探しに寄る人、ソフトクリームをテイクアウトする人、ゆったりとイートインを過ごしている人など、男女問わず大人陣がよく立ち寄っていた印象。ミシュランシェフのドルチェを各々楽しんでいるようでした。

イートイン、テイクアウト、どのメニューでも至福のドルチェタイムに誘ってくれそうですね。

［photos by kurisencho］
 

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。