【つきたてお雑煮専門店「銀座もちふじ」が絶品】出汁も具材もカスタムできる！お雑煮で旅行気分｜東銀座

つきたてお餅が絶品！銀座もちふじ

都営浅草線「東銀座駅」から地上に出てすぐ前にあるお雑煮専門店「銀座もちふじ」。銀座6丁目のお寿司屋さん「銀座くろ寿」が2024年2月に立ち上げた「カスタマイズできるお雑煮屋さん」です。

現代でもハレの日に欠かせない“お餅”。室町時代には、京都では丸もちの白味噌仕立てのお雑煮を、公家はおもてなし料理、上級武家は慶事料理として正月以外にも食べていたそう。この日本古来のつきたてのお餅を「銀座もちふじ」ではお手軽にいただけます！

青い暖簾をくぐって、階段を降りた地下1階にあるお店では、お店の方が笑顔で迎えてくれました。木や和紙の温もりに包まれてこじんまりとした内装で、都会の喧騒を離れた落ち着きのある空間です。テーブル席が24席あり、ありがたいことに電源コンセント付きの席もあります。

定番お雑煮メニュー

上質なもち米を厳選し、できあがりから3時間以内の「つきたてのおもち」にこだわっています。極薄に削った本鰹節と昆布だしを合わせた究極のだし汁、旬の野菜や魚介類を使っていて、季節の素材や生産者さんの思いを大切にしています。

定番のお雑煮からカスタマイズできるもの、「銀座くろ寿」で作るいなりずしなど一品料理もあって、持ち帰りも可能。各席に設置されたタブレットで注文するスタイルです。

初来店の方がよく注文されるのが、銀座もちふじが考える定番「もちふじ特製お雑煮」（税込1,265円）。鳥だしに、おもち2個、鶏肉、かまぼこなどをトッピング。

手間ひまかけて作る白味噌仕立ての「白味噌のお雑煮」（税込1,155円）、はまぐりだしが効いた贅沢な「はまぐりのお雑煮」（税込1,705円）も人気もの。

朝（9時〜11時）限定「揚げもち入り五島うどん」（税込880円）、女性・男性限定メニューなどもあります。

お雑煮にカスタマイズ！

「お雑煮カスタマイズ」（税込500円）では、お餅の個数や焼き具合、だし汁の種類、具材を選んで、自分だけのお雑煮を作れます（種類や個数によって追加料金が加算されます）。

今回は醍醐味の「お雑煮カスタマイズ」をいただきました！

まずは、お餅の個数（1個180円〜最大5個）を選び、次にお餅の調理方法「つきたて・焼く・揚げる」（各0円）を選びます。この時点でどれも悩ましいのですが、筆者は「つきたてのお餅」に！ しかもこの日は、お餅1個無料キャンペーン中（5月6日まで）でした。

全体の味の決め手となる「お出汁」は「かつおだし・いりこだし・鳥だし（各0円）・白味噌（100円）・赤味噌（50円）」から選択。馴染みの出汁にするもよし、初めての味を試してみるのもよし！ 筆者の故郷は海鮮のすまし汁のお雑煮なので、憧れの「白味噌」を選択。

最後に「追加の具材」を選びます。「大根・人参・里芋・小松菜・セロリ・みつば・椎茸・かまぼこ・柚子・小豆・鶏肉・鯛・イクラ」など、旬の野菜（60円～）や魚介類（200円～）が種類豊富。シンプルにしたり、野菜メイン、魚介メインにしたりと楽しみ方は十人十色！

「お雑煮カスタマイズ」を実食！

ワクワク悩みながらカスタマイズして完成！ 白味噌に、おもち2個、里芋、みつば、お麩で色をつけてみました（合計1,040円／お餅2個360円で計算）。

大きなお椀が特別感があり、ホワホワ〜と立ち上る湯気が食欲をそそります！ お餅は重みで沈んでいますが、だし汁がたっぷりと味わえるのがとってもうれしい。

お餅は1個50g前後なので、1個でも充分な大きめサイズ！ 体の芯から温まって、エネルギーチャージもできて、朝昼のご飯にもぴったり。

そして驚くべきは、このお餅の伸び具合！ 箸で持っただけでびよ～んと伸びてもっちもち！ 餅肌の語源を表すように艷やかで弾力があり、もち米の旨味と甘味が噛むほどに広がります！

みつばもたくさん添えてあり、里芋は中までほくほく。憧れの白味噌はまろやかでほんのり甘く、一口ごとに癒やされる優しい味わい………。

具材をたくさんトッピングして豪華にするのもありですが、具材をシンプルにお餅は2〜3個にして、お餅とだし汁をじっくり堪能するのもありですね！

お雑煮で津々浦々、お酒もあり

ちなみに、平安時代の宴ではお雑煮と日本酒を楽しむ風習もあったそう。お店には地酒も多くそろえているので、お雑煮で1杯やるのも風流です。

参勤交代などを通して全国各地へと広がって、地方によって異なるお雑煮文化。故郷の味に懐かしさを覚えたり、新しい味と出会える「銀座もちふじ」。お雑煮で全国旅行気分をほっこりと楽しめました！

 
©︎kurisencho
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
 

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。