日本は世界でも有数の島大国!
日本には北海道、本州、四国、九州をはじめとして、大小さまざまな島があります。
令和4年に国土地理院が行った調査によると、日本国内には1万4,125島の島があるとされており、世界的に見てもトップクラスに島の数が多い国です。
都道府県別にみてみると、1位は長崎県の1,479島で、 国内の島の数の10%以上を占める数の島があります。2位は北海道(1,473島)、3位は鹿児島(1,256島)……と続きます。
ちなみにひと昔前では、国内の島の数は7,000弱とされており、現在よりも半分ほどだったのはご存知でしょうか? 急に島の数が増えた理由を詳しく説明している以下の記事を確認してください。
こんなにも長い!日本の海岸線の総距離
さて、日本が世界有数の島大国とわかったところで、気になるのは国内の海岸線の総距離。ということでこちらも調べてみました!
日本の海岸線(離島・北方領土を含む)の総距離はなんと3万5,000km以上! この長さがどのくらいかというと、地球の外周(約4万km)の約85%に相当し、日本は世界で6番目に長い海外線を持つ国なのです。
さらに驚きなのが、その長い海岸線の総距離の中で小さな島が占める割合です。巨大な島である北海道、本州、四国、九州のみ海岸線の総距離は1万8,000kmほどで、つまり残りの距離は数多の島々が担っていることに! 凄まじい……!
ちなみに日本に限らず、海岸線の総距離は変化するのが一般的。その理由としては、港湾エリアの埋め立てによる人工的な陸地の拡大、または災害被害による縮小などが挙げられます。
海岸線を一周するために必要な日数
日本の海岸線をすべて回るとした場合、車(30km/h)でかかる所要時間は約1,166時間。距離だけで考えれば48日間ですべてを周れる計算になります。意外と短いですよね。
一方で徒歩(5km/h)でかかる所要時間は約7,000時間。およそ291日間なので、10カ月ほどあればすべてを周れる計算です。全然踏破できそうな距離ですね!
ただ、これらは平地かつノンストップで移動し続けた場合の時間です。生活時間のほか、島への渡航時間などを考慮すると、少なくとも倍以上かかるかもしれません。もちろんその間に必要な資金の問題も考えると、それなりの覚悟が必要そうです(笑)。旅に出かける前に下調べをしていきましょう。
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[参考]
日本の島の数 | 国土地理院
海に囲まれている国、日本 – 国土技術研究センター
国土交通省│海岸のすがた 海岸の特徴