豆腐もちとは?
「豆腐もち」とは、すりつぶした豆腐に醤油とだし、油を加えて火にかけたものをおもちに絡めた料理。お盆やお正月・冠婚葬祭などの特別な時に振る舞うハレの日のご馳走として食べられてきた福島県会津若松市湊町に伝わる郷土料理です。
一説によると、もともと美味しいお水が豊富な湊町では豆腐屋が多かったことから、余った豆腐をどうやったら美味しく食べられるかを考えて生まれたと言われています。
七日町通りの『なぬか町茶房 結』
会津の繁華街として賑わいを見せていた七日町通りは、大正時代のレトロな雰囲気が残る人気観光スポット。その七日町通りに門を構える『なぬか町茶房 結』は、レトロな雰囲気が味わえる趣のあるカフェ。
2016年にオープンしたこちらのカフェでは、おもちを使ったランチや和スイーツ、コーヒーなどがいただけます。事前予約が必要ですが、テイクアウトもできるので、お時間がない方は検討してみてくださいね。
おすすめの豆腐もち御前プラスはランチに最適!
豆腐もち二つとつゆもち、野菜のつけ合わせとミニデザート、ほうじ茶がついたセットの豆腐もち御前がランチにおすすめ。ボリュームをもとめるのであれば、「豆腐もち御前プラス 1,280円(税込)」もぜひ。
プラスで選べるおもちのは全7種類。会津若松ならではの味を楽しむなら「えごま餅」や「くるみ餅」、デザートに食べるなら「あんこ餅」や「きなこ餅」、さらに黒蜜を加えた「黒蜜きなこ餅」がおすすめ。
お食事系が食べたい場合には、大根おろしと一緒にさっぱりいただく「おろし餅」や「ずんだ餅」。七変化するおもちはどれも美味しそうで、何を選ぶか迷ってしまいますよね。もし、さらに追加したい場合は、おもちひとつにつき、180円(税込)で可能です。
豆腐もちは、おもちにふわふわの豆腐が絡み、醤油と出汁の優しい味わいが口いっぱいに広がります。鰹節の香りがふわっと鼻を抜け、とても美味しい一品です。
そして、驚いたのが、えごま餅。まるでスイートチョコレートのような味で、ほどよいコックリとした甘さと香ばしい香りがマッチして絶品。ちなみに福島ではえごまを食べると寿命が10年のびると会津では言われているそう。ぜひご賞味ください。
なぬか町茶房 結では、ランチだけではなくカフェとしての利用もできます。店内もレトロで可愛いのでぜひ足を運んでくださいね。
歴史情緒の残る会津若松でのランチは豆腐もちを!
城下町である会津若松は歴史や伝統が残る町として人気の観光地となっています。今回は、そんな会津若松に古くから根付いているおもちを使った郷土料理をご紹介しました。鶴ヶ城や日新館で歴史を学び終えたあとは、七日町通りで郷土料理をいただいてみませんか?
住所:福島県会津若松市七日町1−28
電話:0242-23-7302
営業時間:11:00〜17:00(16:00ラストオーダー)
定休日:火曜日、不定休あり
アクセス: JR七日町駅より徒歩7分
駐車場:提携駐車場有
公式HP:https://www.mochicafe-yui.com/