【豆腐もちって知ってる? 】独特な食感がおいしい!会津若松の郷土料理「豆腐もち」

Posted by: sorano

掲載日: Feb 9th, 2025

お正月に食べるイメージのおもち。同じおもちでも「豆腐もち」はご存知ですか? おもちを使った会津の郷土料理で、ハレの日のご馳走として明治時代から受け継がれてきました。今回は、会津若松の人気観光地である七日町通りのカフェ『なぬか町茶房 結』で食べられる豆腐もちをご紹介します。

なぬか町茶房外観全体

豆腐もちとは?

豆腐もち
「豆腐もち」とは、すりつぶした豆腐に醤油とだし、油を加えて火にかけたものをおもちに絡めた料理。お盆やお正月・冠婚葬祭などの特別な時に振る舞うハレの日のご馳走として食べられてきた福島県会津若松市湊町に伝わる郷土料理です。

一説によると、もともと美味しいお水が豊富な湊町では豆腐屋が多かったことから、余った豆腐をどうやったら美味しく食べられるかを考えて生まれたと言われています。

七日町通りの『なぬか町茶房 結』

会津の繁華街として賑わいを見せていた七日町通りは、大正時代のレトロな雰囲気が残る人気観光スポット。その七日町通りに門を構える『なぬか町茶房 結』は、レトロな雰囲気が味わえる趣のあるカフェ。

なぬか町茶房外観
2016年にオープンしたこちらのカフェでは、おもちを使ったランチや和スイーツ、コーヒーなどがいただけます。事前予約が必要ですが、テイクアウトもできるので、お時間がない方は検討してみてくださいね。

おすすめの豆腐もち御前プラスはランチに最適!

豆腐もち二つとつゆもち、野菜のつけ合わせとミニデザート、ほうじ茶がついたセットの豆腐もち御前がランチにおすすめ。ボリュームをもとめるのであれば、「豆腐もち御前プラス 1,280円(税込)」もぜひ。

豆腐もち御前プラス
プラスで選べるおもちのは全7種類。会津若松ならではの味を楽しむなら「えごま餅」や「くるみ餅」、デザートに食べるなら「あんこ餅」や「きなこ餅」、さらに黒蜜を加えた「黒蜜きなこ餅」がおすすめ。

お食事系が食べたい場合には、大根おろしと一緒にさっぱりいただく「おろし餅」や「ずんだ餅」。七変化するおもちはどれも美味しそうで、何を選ぶか迷ってしまいますよね。もし、さらに追加したい場合は、おもちひとつにつき、180円(税込)で可能です。

メニュー
豆腐もちは、おもちにふわふわの豆腐が絡み、醤油と出汁の優しい味わいが口いっぱいに広がります。鰹節の香りがふわっと鼻を抜け、とても美味しい一品です。

豆腐もち 持ち上げ
そして、驚いたのが、えごま餅。まるでスイートチョコレートのような味で、ほどよいコックリとした甘さと香ばしい香りがマッチして絶品。ちなみに福島ではえごまを食べると寿命が10年のびると会津では言われているそう。ぜひご賞味ください。

えごま餅
なぬか町茶房 結では、ランチだけではなくカフェとしての利用もできます。店内もレトロで可愛いのでぜひ足を運んでくださいね。

歴史情緒の残る会津若松でのランチは豆腐もちを!

城下町である会津若松は歴史や伝統が残る町として人気の観光地となっています。今回は、そんな会津若松に古くから根付いているおもちを使った郷土料理をご紹介しました。鶴ヶ城や日新館で歴史を学び終えたあとは、七日町通りで郷土料理をいただいてみませんか?

なぬか町茶房 結
住所:福島県会津若松市七日町1−28
電話:0242-23-7302
営業時間:11:00〜17:00(16:00ラストオーダー)
定休日:火曜日、不定休あり
アクセス: JR七日町駅より徒歩7分
駐車場:提携駐車場有
公式HP:https://www.mochicafe-yui.com/
PROFILE

sorano

sorano ライター

日本全国、絶景を求めてあちこち旅へ。その季節のその時間にしか見られない一瞬をカメラに収めることが好き。空も海も、山も森も好き。日本の移り行く四季に心揺さぶられ、日本の色に魅了されています。アメリカ在住の絶景ハンターです。

日本全国、絶景を求めてあちこち旅へ。その季節のその時間にしか見られない一瞬をカメラに収めることが好き。空も海も、山も森も好き。日本の移り行く四季に心揺さぶられ、日本の色に魅了されています。アメリカ在住の絶景ハンターです。

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