
Face Expressとは?

Face Expressは、ANAとJALを中心に運用されている顔認証による自動搭乗手続きシステム。出発ロビーでチェックインを済ませる際に、パスポートと搭乗券を提示して顔を登録すると、その情報が空港内の各ゲートに連携されます。
仕組みはとてもシンプルで以下の通り。
- 1.【初回登録】 出発ロビーでチェックインを済ませる際に、自動チェックイン機でパスポートと搭乗券を提示して顔を登録します。
- 2.【顔パス!】 空港内の自動手荷物預け機、手荷物検査場、搭乗ゲートを顔認証のみで通過OK。
つまり、スマホや紙の搭乗券を都度取り出す必要が一切なく、手荷物で手がふさがっていても、文字通り顔だけでスムーズに移動できるのです。現在、ANA・JALなど一部の国際線で利用できます。
筆者が実証!驚くほどスムーズな混雑回避体験
 
なんでもない日の長蛇の列にうんざり。保安検査の25分待ちをスキップするには?
筆者が実際に羽田空港第3ターミナルの保安検査入口で目の当たりにしたのは、25分待ちという表示。そこでFace Expressを利用してみたところ、空港が混雑していたのもあり登録から搭乗ゲートまでの所要時間をおよそ15分短縮! 特に混雑する保安検査や搭乗口での待ち時間が劇的に減り、ストレスのない優雅な移動が実現しました。
煩わしい列を横目に「Face Express対応ゲート」へ!

上記で紹介した流れを飛ばし、筆者はチェックインを済ませてしまった後でしたが、あのうんざりする長蛇の列の横に設置されているFace Express専用の登録端末を発見。端末でパスポートと搭乗券をスキャンし、顔写真を撮影するだけで登録は完了。所要時間はわずか30秒から1分ほどでした。
そして、手荷物検査場横にあるFace Express対応レーンへ! 顔を見せれば、まさに「顔パス」でゲートが開くのです。長蛇の一般レーンを横目に、まるでVIPのような気分で手荷物検査へアクセスできました。
この時点で、長蛇の列を飛ばせて待ち時間を短縮。以降は通常通り、長蛇の列を待っていた人たちと合流して保安検査を受けます。その後も、搭乗ゲートまで立ち止まることなく顔認証だけで通過。空港での「待ち時間ストレス」から完全に解放されました!
メリット・デメリットは?

最大のメリットは、なんといってもスピードと快適さです。
- メリット
- 圧倒的な時短と快適さ
Face Expressは、長蛇の列を回避できるシステム。スマホや搭乗券を何度も取り出す必要がないため、両手がふさがっていてもスムーズにゲートを通過できます。「手ぶら」感覚で移動できるため、ストレスフリーな出国を実現。さらに、非接触で手続きが完了するため、衛生的なうえ、感染症対策の観点からも安心感があります。

一方で、顔という個人情報を登録することに対して不安を感じる声があるのも事実です。
- デメリット・懸念点
- 「顔データを登録して大丈夫なの?」と心配する方もいるかもしれませんが、登録された顔データは、24時間以内にはシステムから自動消去され、他の用途には一切使用されません。個人情報の扱いについては、同サービスに登録手続きの際に、機器画面にて同意してから利用する流れとなっています。
Face Expressを使いこなして「賢く」「優雅」な旅を!

Face Expressは、以前から導入されていたものの、観察した限り知る人ぞ知る裏技! 特に、せっかちな方、荷物が多い方、混雑を避けたい方には、これほど心強い味方はありません。
顔認証で進める快適さは、一度体験すると元には戻れません。次回の海外旅行では、ぜひこの「裏技級」のFace Expressを活用して、長蛇の列をスキップ。「賢く、優雅な出国体験」を手に入れてみてください!



 
	
 
     
     
     
     
     
     
     
    