
カラフルテントは今も健在!
タラートロットファイラチャダーといえば、色とりどりのテントが並ぶ景色。まずは、あの名物の光景が今も見られるのかを確認するため、マーケットに隣接するショッピングモール「エスプラネード」へ向かいました。
エスプラネード
目指すのは、エスプラネード4階の駐車場。ここは以前から、カラフルなテント群を上から見下ろせる撮影スポットとして知られていました。
さて、実際の景色がこちらです。

おおっ……! んんっ……?
たしかに、カラフルなテントは並んでいます。夜になると明かりも灯り、タラートロットファイラチャダーらしい雰囲気は感じられました。
ただし、以前の写真と見比べると、規模はやや小さくなった印象です。屋台テントの数も減っており、かつてのように視界いっぱいにテントが広がる迫力は、少し控えめになっています。
パンデミック前のタラートロットファイラチャダー
正直に言えば、昔の光景を強く覚えている人ほど、少し物足りなく感じるかもしれません。
それでも、あのカラフルなテント群は今も健在です。完全に昔の姿へ戻ったわけではありませんが、「タラートロットファイラチャダーが帰ってきた」と感じるには十分な景色でした。
では、実際にマーケットの中はどのような様子なのでしょうか。さっそく中へ入ってみます。
新しい店も加わった場内

規模は以前より小さくなった印象ですが、場内には飲食店、ストリートフード、バー、ファッション、雑貨などが並び、ナイトマーケットらしい楽しみ方は今も残っています。外国人旅行者が歩いて楽しめる要素も、十分にあります。


全体の雰囲気は、再開前の流れを引き継いでいるように感じました。アンティーク、古着、レトロな装飾など、ヴィンテージ感のある空気は健在です。
一方で、以前は見られなかった新しい店も加わっています。たとえば、日本国内でも店舗を展開する古着チェーン「MAFIA AND DESERTSNOW」、バンコクの若者に人気のバー「Pink Flamingo」、在住日本人にも知られるラーメン店「麺屋我ガ」などです。
MAFIA AND DESERTSNOW
なかでも目を引くのが、80年代風のレトロな雰囲気をまとった「Pink Flamingo」。音楽や内装にもこだわりがあり、タラートロットファイラチャダーのヴィンテージな空気にもよく合っています。マーケット散策の途中に、カクテルを片手にひと休みするのもよさそうです。
Pink Flamingo
日本食が恋しくなった人には、「麺屋我ガ」も選択肢になります。味はもちろんですが、ナイトマーケットの中に屋台スタイルの日本ラーメン店がある光景そのものも、今のバンコクらしくて面白いところです。


また、多くの商品を100〜150バーツ(約500〜750円)ほどで購入できるプチプラファッションショップ「100SHOP」など、旅行者が気軽に立ち寄れる店もあります。昔のタラートロットファイラチャダーをそのまま再現したというより、新しい店を加えながら、今の市場として少しずつ形を作っている印象でした。

物価は意外と良心的
※記事内の日本円価格は、2026年5月時点の為替レートをもとに、1バーツ=約5円で換算しています。

昨今はタイでも物価上昇を感じる場面が増えています。ナイトマーケットも例外ではないのか、気になるところですが、筆者の感覚では、観光客向けのナイトマーケットとしてはかなり良心的な価格帯でした。
たとえば、タイ料理の屋台飯は59〜89バーツ前後(約300〜450円)。ガパオは59バーツ(約300円)、パッタイは69バーツ(約350円)で、フルーツ系スムージーも70バーツ前後(約350円)が中心です。パンデミック前の価格を覚えている人でも、大きく上がった印象は受けにくいかもしれません。


衣類も、安い店はしっかり安さが残っています。タイ定番の柄物スカートやパンツは200〜250バーツ前後(約1,000〜1,250円)。一方で、少しきれいめな店ではTシャツ390バーツ(約1,950円)、ショートパンツ590バーツ(約2,950円)、長ズボン990バーツほど(約4,950円)でした。


ほかにも、100バーツ(約500円)均一のバッグ店や、1点390バーツ前後のアクセサリーショップなど、気軽に買い物できる店もあります。食事と軽い買い物だけなら、1,000バーツほどでも十分に楽しめる印象です。お酒も飲むなら、1,500バーツほど用意しておくと、より余裕を持って過ごせます。
なお、支払いは基本的に現金、またはタイの銀行口座を使ったQR決済が中心です。クレジットカードを使えない店も多いため、旅行者は現金を用意しておくと安心です。
ジョッドフェアーズとセットで楽しむ
とはいえ、現在のタラートロットファイラチャダーは、まだ発展途上の段階です。規模も以前より小さくなっているため、かつての賑わいを知っている人ほど、少し物足りなく感じるかもしれません。
ただ、タラートロットファイラチャダーのすぐ隣には、もうひとつのナイトマーケット「ジョッドフェアーズ」があります。
>>【バンコクで人気のジョッドフェアーズ・ナイトマーケット徹底調査】屋台グルメやお土産雑貨も!トイレはハードル高い?
ジョッドフェアーズは2021年から営業しており、現在ではバンコクの人気ナイトマーケットとして定着しています。飲食店や雑貨店の数も多く、平日でも人通りがあり、活気を感じられる場所です。
ジョッドフェアーズ・ナイトマーケット
そのため、今訪れるなら、タラートロットファイラチャダーだけを目的にするより、ジョッドフェアーズとあわせて巡るのがおすすめです。復活したタラートロットファイラチャダーのカラフルテントを見て、そのまま隣のJodd Fairsで食事や買い物も楽しむ。この一帯をひとつのナイトマーケットエリアとして満喫できます。
タラートロットファイラチャダー
©Ryoji Ito


