【普段は立ち入り禁止の人魚伝説が残る洞窟へ!】800年生きた姫・八百比丘尼の故郷!人魚の町を現地ルポ|福井県小浜市

Posted by: あお

掲載日: Jul 23rd, 2026

福井県小浜市にある曹洞宗のお寺「空印寺(くういんじ)」。ここには、人魚の肉を食べて不老不死になったという伝説の尼僧「八百比丘尼(やおびくに)」が、最期を迎えたと伝わる洞窟が存在します。今回は、普段は立ち入ることのできない静寂の洞窟の中へ。いまも語り継がれる伝説と、現地の空気をご紹介します。

普段は入れない「八百比丘尼」が眠る洞窟へ!

【人魚伝説が残る洞窟へ!】800年生きた姫・八百比丘尼の故郷!人魚の町を現地ルポ|福井県小浜市

小浜市に伝わる「八百比丘尼」の伝説が今も息づいているのが、曹洞宗のお寺「空印寺」です。美しく整えられた石畳の道や歴史ある石碑など、周辺から厳かな雰囲気が漂っています。

「空印寺」の「八百比丘尼」伝説

小浜に伝わる伝説によると、かつてこの地で育った16歳の姫は、父親の持ち帰った竜宮城のお土産「人魚の肉」を食べてしまいました。すると不思議なことに、若い姿のまま、何十年、何百年が経ってもまったく老いることがなくなってしまったのです。

その後、姫が120歳になったときに髪を剃って「比丘尼」となり、全国を巡る旅へ。そこから数百年にわたって各地を訪ね、長い旅路の末に故郷の小浜へと戻ってきました。そしてちょうど800歳を迎えたときに、お寺の奥にある洞窟で静かに眠りについたと言い伝えられています。

「空印寺」の「八百比丘尼」伝説の洞窟の花

現在、その洞窟の入口には供養のお花が飾られています。これは姫が生前に「椿」を好んでいたという伝承から供えられているもの。何百年経った今でも、彼女への愛がこの場所に残っているのを感じて、心が温かくなります。

「空印寺」の「八百比丘尼」伝説の洞窟入口

暗闇へ入っていくと、外の暑さが嘘のように空気の温度が変化し、ひんやりとした冷気が全身を包み込みます。周りのゴツゴツとした岩は湿っていて、天井からは時折冷たい水滴がぽたぽたと垂れてくる冷たい空間です。

「空印寺」の「八百比丘尼」伝説の洞窟内石碑

さらに道を進んでいくと、静かに佇む石碑が姿を現しました。周りには火立が供えられていて、厳格な雰囲気です。この空間が重ねてきた、果てしない歴史の深さを肌で感じることができます。

空印寺
・住所:小浜市小浜男山2
・駐車場:あり
・アクセス:小浜ICから車で約10分、JR小浜駅から徒歩約10分
・TEL:0770-52-1936
・公式サイト:https://www1.city.obama.fukui.jp/japan_heritage/bunkazai/detail.php?id=28

ロケ地としても話題!夕日の絶景スポット「マーメイドテラス」

小浜市「マーメイドテラス」

小浜市には、他にも外せない「人魚スポット」が存在します。2体の美しい人魚の像が設置されている「マーメイドテラス」。海岸通り沿いにあるここは、月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』のロケ地としても使われた聖地です。

小浜市「マーメイドテラス」の人魚

優しく微笑む人魚たちがとても印象的で、すぐ横には大きな駐車場もあるためドライブ中の立ち寄りスポットとしてもぴったり。筆者が訪れた日はあいにくの天気でしたが、実は人気の夕日スポットです。美しい人魚を見ていたら願いが叶いそうな気がしてきたので、心の中で「晴れ男になれますように!」とお祈りしました。

何百年もの時を超えて受け継がれる人魚伝説は、不思議なロマンに満ち溢れていました。小浜に残る不老不死ミステリーを、体験してみてはいかがでしょうか。

マーメイドテラス
・住所:小浜市小浜日吉(人魚の浜東駐車場横)
・営業時間:終日
・定休日:なし
・料金:無料
・駐車場:あり
・アクセス:小浜ICから車で約12分、JR小浜駅から徒歩約10分
・TEL:0770-53-1111

©あお

PROFILE

あお

ao ライター

静岡の田舎育ちで、海の見えるところが好き。子どもの頃は、シュノーケリングや釣りをしていたことも。でも、今はゆったりのんびり過ごしたい。旅行場所を選ぶときは、おいしいごはんを目的に。温泉もいいね。

静岡の田舎育ちで、海の見えるところが好き。子どもの頃は、シュノーケリングや釣りをしていたことも。でも、今はゆったりのんびり過ごしたい。旅行場所を選ぶときは、おいしいごはんを目的に。温泉もいいね。

SHARE

  • Facebook