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一人旅初心者にもおすすめの行き先をご紹介する連載第4弾。今回ご紹介するのは憧れのメルヘン世界、ドイツのロマンティック街道です。
ドイツが海外一人旅におすすめな理由
比較的治安が良く、鉄道で国内移動がしやすいドイツは海外一人旅に不慣れな女性にもチャレンジしやすい国。公用語はドイツ語ですが、ドイツ語と英語が似ていることもあってか英語の通用度がとても高いのも魅力です。中世の面影を残した女性好みの街が各地に残っているドイツなら、一人でもどんどん探検してみたくなるはず。
メルヘンの世界・ロマンティック街道
ドイツの旅といえばやはり外せないのがロマンティック街道。「ロマンティック街道」とは、南ドイツの中心を縦断する街道で、およそ350kmにわたり28の街が連なっているドイツ観光の目玉です。ただし、ロマンティック街道の小さな街は鉄道が通っておらず交通が不便なこともしばしば。そこで、個人でも比較的アクセスしやすく見どころも多い3つの街をご紹介します。
マイン河畔の古都・ヴュルツブルク
ロマンティック街道の起点となるヴュルツブルクはマイン川を抱く古都。8世紀半ばにローマ司教座がおかれ、12世紀からは有力な聖職者がこの地を治めました。
18世紀に建てられた司教館、レジデンツはバロック建築の傑作で世界遺産にも登録されています。
かのナポレオンが「ヨーロッパ一美しい館」と称賛したほどで、世界最大の天井フレスコ画やモーツアルト音楽祭が開かれるきらびやかな「皇帝の間」は圧巻。
歴代大司教の居城となったマリエンベルク要塞から眺めるヴュルツブルクの街もまた美しく必見です。
川沿いをのんびりと歩くだけで満ち足りた気分になれる、歴史と芸術の香りに満ちた街です。
中世の宝石箱・ローテンブルク
ロマンティック街道のハイライトともいえるのが「中世の宝石箱」と称えられるローテンブルク。石畳の小道や赤い三角屋根の家々など、中世の街並みがほぼ完全に残っている最高にメルヘンな街です。
旧市街を城壁がぐるっと囲む城塞都市で、42の塔と門をもつ城壁をくぐればそこはまさにおとぎの世界。
街の中心にある16世紀に建てられた市庁舎から街を一望すれば、おもちゃ箱のような街並みに感動すること間違いなしです。
旧市街を囲んでいる城壁の上にのぼって歩くこともできます。一人旅だからこそ、違った角度からもじっくりとローテンブルクの魅力を発見してみましょう。
カラフルな木組みの家々、繊細でキュートな鉄細工の看板・・・どこを切り取っても可愛らしく、興奮が止まりません。
2000年の歴史をもつ華麗な街・アウグスブルク
ロマンティック街道最大の街で、ドイツの歴史上最も重要な都市のひとつ、アウグスブルク。紀元前15年にローマ皇帝・アウグストゥスがこの地域にローマの植民都市を築いたことから、この名が付きました。
ルネサンス様式の美しい市庁舎にあるのは、「黄金の間」。その名の通り、一面が黄金で装飾された目もくらむほど豪華な広間です。市庁舎の横に立つペルラッハの塔からは、アウグスブルクの街を一望するこができます。
大富豪フッガー家が貧者のために建てた世界初の福祉住宅、フッゲライ。現在も入居者が暮らしているほか、一部が博物館として公開されています。
自分流にアレンジ
今回ご紹介した3つの街を巡るなら、フランクフルト着、ミュンヘン発のフライトを利用するのがおすすめです。
陽気で明るい街、ミュンヘンでの滞在を楽しむのもおすすめですし、シンデレラ城のモデルになったといわれるノイシュバンシュタイン城に足を伸ばしてもいいですね。ノイシュバンシュタイン城へのアクセスはやや不便ではありますが、鉄道とバスを使って個人でも行くことができます。
ぜひ、あなたにぴったりのプランを見つけて忘れられない旅にしてください。
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[ドイツ観光局]
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