月に32回通うマニアが教える!「世界一美しいスタバ」富山環水公園店の魅力

Posted by: 坂本正敬

掲載日: May 10th, 2016

月に32回通ってみた!富山にある【世界一美しいスタバ】の魅力とは

私たち日本人の生活にもすっかり溶け込んだスターバックスコーヒー。調べてみると日本への上陸は1996年だといいます。2016年で20年が経過しますね。

2014年には唯一出店をしていなかった鳥取県にも店舗ができたなどのニュースもありました。今ではまさに日本中に店舗を持つ一大チェーンになりましたが、実は世界で最も美しいと言われる“スタバ”は富山県にあるとご存じでしたか?

「知っている!」「行った~!」という人も少なくないと思いますが、「まだ行っていない」という人は要チェック。

月に32回通ってみた!富山にある【世界一美しいスタバ】の魅力とは

そこで今回はスターバックスコーヒーのコンセプトストアにして、世界で最も美しいと言われる富山環水公園店の近所に暮らす筆者が、お店の魅力をまとめてみたいと思います。

水辺の景観が美しいスターバックスコーヒー

月に32回通ってみた!富山にある【世界一美しいスタバ】の魅力とは

記事の執筆時点で富山県には9か所のスターバックスコーヒーがあります。中でも世界で最も美しいと称される店舗は富山環水公園店。北陸新幹線の停車駅である富山駅の北口から徒歩で15分ほどの親水公園内にあるお店です。

もともと同地はヘドロなどの問題で周辺住民から邪魔者扱いをされていた遊休地でした。一時期は埋め立てる話もあったそうですが、水辺の空間を有効に活用しようという計画が持ち上がり、公園として変ぼうを遂げます。

現在は大きな船だまりと、海に通じる運河を取り囲む一帯が奇麗に整備されて、ウッドデッキや芝生が敷き詰められています。その敷地内に富山環水公園店はあります。

ペットを同伴できるウッドデッキのテラス席や、壁面が全てガラス窓でできている開放感あふれる店内スペースなど、お店と公園が内と外関係なく1つにつながっている感じが、すごく魅力的です。

窓の外では魚を狙うカモメの姿も

月に32回通ってみた!富山にある【世界一美しいスタバ】の魅力とは

フリーランスの筆者は一時期、毎日のように通っていました。レシートを集計してみると、1日に2回行く日も含めて、月32回に達したほども・・・。

昼間から夕方にかけては平日でもとても混雑するのですが、オープン間際は静かで、仕事に読書に勉強に最適です。同じような考えで集まる常連も、何人か居ました。

ふと仕事の手を止めて窓の外を見ると、船だまりの水面の変化や、水辺を旋回するカモメの姿などを楽しめます。

ある日、一羽のカモメが水面に飛び込み、魚をくわえて舞い上がりました。しかし、くちばしの中で魚が暴れたために、落としてしまいます。魚は水辺から少し離れた芝生に落下して、跳ね回っていました。

そばを通りかかったジョギング中の男性が、魚に気づき足を止めます。混乱した様子で空を見上げていました。「空から落ちてきた!?」と言わんばかりの動揺ぶり。気持ちはよく分かります。その方がほどなく走り去ると、今度はトンビが飛んできて、魚をひったくり遠くへ持ち去っていきました。

その一部始終を、近くでテーブルを拭いていた店員に伝えると、「よくある光景よ」といった感じで、まぶしそうに外を眺めて笑っていました。

同店のスタッフは皆フレンドリーで、世界一美しい店舗で働く誇りを持っているように思えます。そんなスタッフとのやり取りも、同店の楽しみの1つ。

富山駅からも近いです。北陸新幹線で遊びに来た際には、ぜひとも立ち寄ってみてくださいね。

月に32回通ってみた!富山にある【世界一美しいスタバ】の魅力とは

[All photos by Masayoshi Sakamoto]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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