【新潟】真っ赤な焼きそば知ってる?赤・白・黒のご当地焼きそば

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Aug 24th, 2016

全国にはいろいろなご当地グルメがありますよね。町おこしのために新しいメニューを積極的に作り出している自治体も少なくありませんが、新潟県糸魚川(いといがわ)市、上越市、妙高市で誕生した黒、白、赤のカラフルな焼きそばも人気を博しています。

【新潟】真っ赤な焼きそば知ってる?赤・白・黒のご当地焼きそば
そこで今回は富山県に暮らす筆者が、お隣新潟西部のご当地焼きそばを紹介したいと思います。

糸魚川ブラック焼きそば

【新潟】真っ赤な焼きそば知ってる?赤・白・黒のご当地焼きそば
(C) facebook/妙高市観光協会

最初は新潟県の糸魚川で生まれたブラック焼きそば。糸魚川とは新潟と富山の県境にある町で、ヒスイが取れたり、旅人の難所である絶壁・親不知があったりする町ですね。糸魚川ユネスコ世界ジオパークも有名。その糸魚川で生まれたご当地グルメがブラック焼きそば。その名前の通り、イカスミを使った真っ黒い太麺が特徴の焼きそばになります。

お隣の富山県には有名なブラックラーメンがありますが、あちらはスープが黒いラーメン。こちらは麺が真っ黒ですから、まさにインパクト大です。

筆者も何かのイベントで食べましたが、生臭くなく、イカの風味が利いていて、イカ好きにはたまらない焼きそばでした。具材は日本海で取れたイカ。細かくはお店によって異なるようですが、モヤシやキャベツなどの簡単な野菜も入っています。

市内にある「月徳飯店」などが糸魚川ブラック焼きそばを食べられるお店として有名です。北陸方面を旅する際には、ぜひとも立ち寄ってみてくださいね。

謙信公義の塩 ホワイト焼きそば

【新潟】真っ赤な焼きそば知ってる?赤・白・黒のご当地焼きそば
(C) facebook/妙高市観光協会

糸魚川ブラック焼きそばに次ぐカラー焼きそばが、上越市の『謙信公義の塩 ホワイト焼きそば』。

「なんで謙信?」「なんで塩?」と突っ込みたくなる人も居るかもしれませんが、新潟県の上越市には上杉謙信の居城・春日山城がありました。さらに上杉謙信と言えば、ライバルの武田信玄に塩を送った美談も知られています。「敵に塩を送る」の語源となったエピソードですね。

プラスして米どころ、新潟県のお米を使った米粉の麺を組み合わせて作ったご当地焼きそばが、『謙信公義の塩 ホワイト焼きそば』になります。

こちら味の雰囲気は海鮮塩焼きそばといった感じ。市内にある「鳥まん」「魚徳(うおとく)」「王華飯店」などの名前はよく聞きます。どこも全く異なるホワイト焼きそばを出していますので、いろいろ回ってみてくださいね。

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妙高赤倉レッド焼きそば

【新潟】真っ赤な焼きそば知ってる?赤・白・黒のご当地焼きそば
(C) facebook/妙高市観光協会

最後は『妙高赤倉レッド焼きそば』。ネーミングからも分かる通り、真っ赤な焼きそばですね。妙高市は上越市の南、隣県の長野市の北に位置する自治体で、妙高高原や赤倉温泉が観光地として有名です。

その赤倉温泉で誕生したご当地グルメが『妙高赤倉レッド焼きそば』。赤倉という名前にちなんで、赤い焼きそばを地元の方が2011年に考案しました。

真っ赤な理由は、米粉を使った麺にパプリカやトマトなどのパウダーを使っているから。残念ながら筆者はまだ口にする機会に恵まれていませんが、辛みは一切なく、野菜のうまみがしっかりと感じられて、とてもおいしく仕上がっていると聞きます。

赤倉温泉はスキー場などもある一大リゾートエリア。冬には歴史ある温泉街の雰囲気にひかれて、オーストラリア人など外国人も多く遊びに来る土地になっています。

『お食事処 みよしや』の妙高赤倉レッド焼きそばが定番だと言いますので、観光で足を運んだら、真っ赤な焼きそばを口にしてみてください。

以上、黒、白、赤色のご当地焼きそばを紹介しましたが、いかがでしたか? 

同地は北陸新幹線が開通するエリアでもあります。下車駅は上越妙高や糸魚川。東京方面からは2時間とかからずに足を運べてしまいます。一回の旅行で黒、白、赤の全色を制覇しても面白いですね。

【新潟】真っ赤な焼きそば知ってる?赤・白・黒のご当地焼きそば

[Photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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