宝珠山立石寺(山形市)
悪縁を断ち切り、良縁を結ぶ「悪縁切り」の寺
貞観2(860)年、慈覚大師によって建立された宝珠山立石寺(山寺)は、松尾芭蕉が夏に訪れ、「閑(しずか)さや、岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだ寺で、境内には句碑があります。
悪縁を断ち切り良縁を結ぶ「悪縁切り」の寺といわれています。悪縁切りのご利益があるとされる奥之院まで、1015段もある長い石段を登ることにより、煩悩が消滅するそうです。途中の「弥陀洞(みだほら)」もパワースポット。雨風に削られた岩壁に仏の姿を見つけることができた人は幸せになれるとされています。
■参照
山寺(宝珠山立石寺)| 旅東北-東北の観光・旅行情報サイト
宝珠山立石寺(山寺)
住所:山形県山形市大字山寺4456-1
電話:023-695-2843
https://www.rissyakuji.jp
蔵王地蔵尊(山形市)
遭難しないように守ってくれる「災難よけ地蔵」
真冬も雪を被りながら安全を守ってくれる蔵王地蔵尊 ©︎shutterstock.com
蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅にある、「蔵王地蔵尊」は、蔵王三大神の一つ。安永4(1775)年に37年の歳月をかけて、「諸願成就」「災難よけ」として建てられました。建立後は、山での遭難者が出ることが減ったといわれ、「災難よけ地蔵」と呼ばれて信仰されています。200年以上経った現在にも、祈願すればあらゆる願いが叶い、特に不慮の災難を逃れられると伝えられています。
蔵王地蔵尊
住所:山形県山形市蔵王温泉 蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅前
電話:023-694-9518
http://zaoropeway.co.jp/zao/jizosan/
出羽三山神社(鶴岡市)
疫病退散にご利益ある神社
出羽三山とは、山形県(出羽国)にある月山、羽黒山、湯殿山の三つの山の総称。出羽三山の修行は、羽黒山で「現世のご利益」を受け、月山を登り「死後を体験」、そして最後に湯殿山で「生まれ変わる」という意味を持つそうです。羽黒山の随神門から山頂へと続く2446段の石段には、盃やひょうたんなどの絵が33個も彫られており、全部見つけると願い事がかなうといわれています。
出羽三山神社の開祖・蜂子皇子は、人々に農耕を教え、産業を興し、治病の方法を教え、人々のあらゆる苦悩を救うなど、幾多の功徳を残されたそうです。蜂子皇子を祀る蜂子神社は、疫病退散にご利益があるとされています。
コロナ禍終息までの間、特別に三山をお参りした証としての御朱印と、疫病退散にご利益ある蜂子神社の御朱印を奉製し郵送してくれるそうです。
■参照
丑年御縁年出羽三山を往く やまがた観光情報センター
羽黒山 蜂子神社御開扉-山形県ホームページ
出羽三山神社
住所:山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
電話:0235-62-2355
http://www.dewasanzan.jp
写真提供:公益社団法人 山形県観光物産協会
今回は、山形県のパワースポットをご紹介いたしました。人間はいつでも強くはいられません。心が弱っているな、エネルギーが足りないなと感じたら、パワースポットで良い運気に触れ、明日へ立ち向かう元気をもらいましょう。