薬師寺
奈良 薬師寺(奈良市)
皇后の病気平癒を祈願して建立
「法相宗(ほっそうしゅう)」の総本山である「薬師寺」は、1300年以上も前(680年)に天武天皇が皇后の病気平癒を祈願して建立されました。天武天皇の願いが通じて、皇后は病が回復され、後の持統天皇となりました。ご利益には、病気平癒のほかに、出世運も期待できるかもしれませんね。
毎年6月下旬から8月上旬頃、仏教に縁が深い蓮の花が、薬師寺境内を華やかに彩ります。「極楽浄土に咲く花」といわれる蓮の花言葉は、「神聖」や「清らかな心」など。しかしながら、蓮は泥水の中で育ち、花を咲かせます。泥の環境を栄養にして、首をのばし、清らかな花を咲かせる蓮はなんと強いのでしょうか。蓮の時期に薬師寺を訪れると、「泥の中からも、美しい花は咲かせられる」という勇気と運気向上の力をいただけそうな気がしますね。
★開運ポイント<病気平癒>
ご本尊の薬師寺如来は、医薬の仏様で、人々の病気や災難を除き、健康と幸福を与えてくれます。
法相宗大本山 薬師寺
住所:奈良県奈良市西ノ京町457
電話:0742-33-6001
https://www.yakushiji.or.jp
大神神社(桜井市)
「古事記」や「日本書紀」にも記される日本最古の神社
日本最古の神社と言われる「大神神社(おおみわじんじゃ)」は、神の山として信仰される「三輪山」がご神体。 本殿はなく、拝殿から山に向かって参拝する神社で、「古事記」や「日本書紀」の神話にも記されるほどの歴史があります。松・杉・檜などの大樹に覆われた三輪山は、一木一草に至るまで神宿るものとして尊ばれており、草木・土・石の採取や山中での飲食は禁じられています。大神神社拝殿の奥は禁足地で、禁足地と拝殿の間に結界として三ツ鳥居が設けられています。
ご祭神で国造りの神様「大物主大神(おおものぬしのおおかみ)」は、崇神天皇の御代に大流行した疫病を鎮めたことから、「医薬の神様」としても信仰されています。ご祭神の御名「大いなる物の主」はすべての精霊をつかさどられる・統べられるという意味をあらわし、災をなす精霊をも鎮める厄除け・方位除の神様としても厚く敬われています。
★開運ポイント<病気平癒>
三輪山登拝口近く、摂社の「狭井神社 (さいじんじゃ)」は病気平癒・身体健康にご利益、三輪山を水源とする湧き水の「薬井戸(くすりいど)」が有名。神社名の「狭井」とは神聖な井戸・泉・水源を意味し、古くから「くすり水」として信仰され、万病に効く神水といわれています。
■参照
大神神社 近畿日本鉄道
宝山寺(生駒市)
商売繁盛と金運アップ
大昔から神や仙人が住む霊山として、「生駒山」「生駒の聖天さん」と人々に崇められた「宝山寺」。弘法大師もこの地で修行をしたと伝えられます。生駒山の中腹にある山岳寺院で、ご利益は「商売繁盛」。拝殿手前の線香場にある、鎮守神の歓喜天が持っている巾着を模した賽銭箱は金運アップのスポット。
宝山寺 ©︎Sanga Park / Shutterstock.com
また、枯れることのない湧き水「延命水」があり、飲めば健康長寿が得られるそうですので、ぜひいただきましょう。隠れた人気が、「延命水」の奥、トイレの不浄を清めてくれる「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」。烏枢沙摩明王が炎を用いてこの世の不浄を焼き尽くし、浄化してくれるといわれます。さらに下の病気にも、ご利益があるそうですよ。私たちが毎日お世話になる場所ですので、こちらもぜひ参拝していきましょう。
■参照
宝山寺境内マップ 奈良県
宝山寺 ますます訪ねたくなる奈良
★開運ポイント<金運上昇>
宝山寺の大根(歓喜天の好物で、食べると身が清められる)の絵柄が彫られた賽銭箱に、自分のお財布をこすりつけると金運がアップすると信じられています。
今回は、奈良県のパワースポットをご紹介いたしました。人間はいつでも強くはいられません。心が弱っているな、エネルギーが足りないなと感じたら、パワースポットで良い運気に触れ、明日へ立ち向かう元気をもらいましょう。
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