予約は約1ヶ月待ち！

築40年越えのビジネスホテルをリノベし、2018年に高感度なデザインホテルとして生まれ変わった「ザ・ノット東京新宿」。1、2階にはベーカリーやティースタンド、レストランなどが備わり、宿泊者以外でも楽しめる空間に。なかでも絶大な人気を博すのが「MORETHAN TAPAS LOUNGE（モアザン タパス ラウンジ）」のランチビュッフェです。

スパニッシュやイタリアンをメインとしたビュッフェで、11:00～13:00と13:15～15:15の2部制。インスタから人気が火がつき、現在のところ予約は約1ヶ月待ちという状態。筆者が訪れたときもオープン前からお客さん（ほぼ女性！）が並んでいて、ここが都庁前エリアとは思えないほどの華やかな光景でしたよ。

天井が高く、開放感ある店内は130席と広々。どこをとってもヒップな設えで、感性が刺激されること間違いなし。

大きな窓から陽光が差し込み、居心地のよさもひとしお。テラス席のみ予約なしで当日利用できるそう。

パン好きは感動必至

ビュッフェ台には食欲をそそる、見た目麗しき料理がズラリ。なかでも注目は、「MORETHAN BAKERY」で焼き上げられるパンたち。国産小麦や天然酵母など、素材にこだわった30種類以上のパンが並びます。これが食べ放題とはもはや楽園！ 女性に支持される理由がよくわかりました（笑）。

厚切りのスパニッシュオムレツを挟んだバーガーや、野菜たっぷりのバゲットサンドも。

旬野菜をトッピングしたタルティーヌは常時2種を用意。この日はズッキーニとビーツでした。

クイニーアマンやフレンチトーストなど、スイーツ系も数多し。このほかベーグル、食パン、ハード系、クロワッサン…とパン好きなら興奮せずにはいられないラインナップです。

生ハムはその場でスライス。香り、食感、風味ともにおいしくいただけます。

素材のよさを活かした美味の数々

特筆すべきはパンだけでなく、お惣菜も然り。真鱈のセビーチェはミントの清涼感がアクセントになった夏らしい一品。生のマッシュルームを使ったカルパッチョは、きのこの魅力をあらためて知ることができる感動作でした。

サラダバーで使用されるのは、ほとんどが神奈川・三浦半島の農家さんから直送される有機野菜。赤人参やコリンキーなど普段あまり見かけない珍しい野菜もちらほら。

肉料理はポーク、チキンの2種。夏野菜のグラタンはトマトの甘みと酸味が凝縮し、身体よろこぶおいしさでした。

デザートはマンゴープリンやパンナコッタ、コーヒーゼリー、ラスクなど。どれもこれも女子ゴコロをくすぐるビジュアルで、ため息の連続…。

さらにはドーナツまで！ サクッ、ジュワッ、モチッという食感のグラデーションは至福そのものでした。

色とりどりの料理が並ぶ姿は“映え”感も抜群。お茶はテーブルでスタッフさんに注いでもらうスタイルで、茶葉はアールグレイやジャスミン、キャラメルティーなど日替わり。何に出合えるかはその日のお楽しみです。ビュッフェに並ぶパンは全て「MORETHAN BAKERY」で購入可能。気に入ったパンをお土産に買うのもまた一興でしょう。

今度の新宿ランチは、少し足を伸ばして、おいしいパン時間を楽しんでみてはいかがでしょうか？

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。