愛され続ける定番土産「博多の女」
博多土産の定番「博多の女」。小豆羊かんをバームクーヘンで包んだお菓子です。
「博多の女」が誕生した昭和47年は、山陽新幹線が博多駅まで開業する3年前。二鶴堂の創業者 橋本富市氏は、「新しい時代にふさわしい和洋折衷の味を」と思案し、和の羊かんと洋のバームクーヘンの組み合わせを思いついたそうです。
お土産ショップや駅・空港で販売されており、筆者は福岡空港のお土産ショップで買いました。
また、オンラインショップでも購入可能。6個入（税込378円）、10個入（税込562円）、20個入（税込1,123円）、30個入（税込1,625円）、40個入（税込2,160円）とそろっているので、必要な数に応じて選べるのがうれしいですね。
フレーバーは、プレーンの他に、「あまおう苺ミルク味」、「八女抹茶味」、「ハチミツレモン味」も。4種類を詰め合わせたパッケージも用意されています。
今回は、定番「プレーン」の6個入を実食。冷蔵、冷凍、リベイクもして、食べ比べしていきます！
まずは「常温」で実食
早速開封してみましょう。個包装された「博多の女」が整列した容器は、透明なフィルムで密閉されています。ひとつひとつの包装紙に特徴的な「博多の女」デザインがプリントされているので、ばらまき土産にもよさそうですね。
包みを開けると、小豆羊かんを美しいバウムクーヘンの層で包んだ「博多の女」がお目見え。まずは常温のままいただいてみます。
なめらかで、やさしい甘さの小豆羊かんを包み込むバウムクーヘンは、ふわふわ食感。卵の素朴な風味も楽しめます。長年愛され続けるのにも納得の、どこかほっとできるような安定感のあるおいしさです。
しっとり食感を楽しめる「冷蔵」
次に、冷蔵庫で数時間冷やしたものをいただきました。バームクーヘンの食感は、ふわふわというより、しっとり。冷たくなめらかな小豆羊かんも心地よいですね。ふわふわ食感が好きな人は、常温で食べたほうがよさそうです。
ねっとり新感覚「冷凍」
続いて、冷凍庫で数時間冷やした「博多の女」を試してみましょう。
手で触った感じでは柔らかく、あまり変わっていないように見えますが、食べてみると、小豆羊かんがねっとり食感に。バームクーヘンは、硬くなることなくしっとりとした柔らかさ。馴染みある味わいを、新しい感覚で楽しむことができます。
食欲そそる香ばしさ「リベイク」
トースターでほんのり焼き色が付くまで温めた「博多の女」もいただきます！ トースターから取り出すときからすでに、香ばしい匂いがして食欲をそそります。
サクッとした食感のバームクーヘンは、中はふかふか。バター感もアップしています。温められて少し柔らかくなり、とろっとした小豆羊かんは、常温よりも濃厚な甘さに。香ばしいバームクーヘンと、とろける小豆羊かんは、相性抜群です。バニラアイスと一緒にいただいてもおいしそう。
常温の「博多の女」もふわふわでおいしかったのですが、アレンジするなら、筆者は、リベイクしたものが一番好みでした。
アレンジして新しい魅力も
定番の博多土産として昔から愛されている「博多の女」。シンプルだからこそ、アレンジによってまた違った魅力を楽しめます。そのままでももちろんおいしいのですが、好みの食べ方を見つけてみるのも楽しいですね。
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
[All Photos by Sayaka Miyata]
Sayaka Miyata
カフェでぼーっとすることと、あてもなく散歩することと、おいしいものを探したり食べたりすることが好き。子どもが生まれてからは睡眠も好きになりました。
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