【春水堂「豆花の食べ放題」行ってみた】台湾のヘルシースイーツに嬉嬉！6種類のトッピング付き

タピオカミルクティー発祥のカフェ「春水堂」

創業1983年、台湾で50店舗以上を展開するお茶専門カフェ「春水堂」。「お茶マイスター認定制度」を導入し、お茶ドリンク作りは全てお茶マイスターが担当し、高品質のお茶を提供しています。使用する茶葉は、香料・フレーバー・防腐剤は不使用で、タピオカやシロップに至るまで店舗ごとで手作りするなどと品質にこだわっています。

渋谷駅直結「渋谷マークシティー店」

2013年に日本に初上陸し、現在は全国に16店舗をオープン。今回は、渋谷マークシティーの4階にある「渋谷マークシティー店」を訪問しました。店内とテイクアウトで気軽に利用できます。

入口で迎えてくれる季節の生け花は、各店舗でスタッフさん自身が活けているそう。提供メニューだけでなく、装飾の細部まで本物志向を貫いています。お土産用に阿里山茶もパックで販売され、お茶マイスターの認定証やお人形も飾られていたりと温もりのある入口です。

半個室を含め広々とした店内には、電源・フリーWi-Fiを完備し、コンセントの貸出もあり。土壁や石材を用いた内装は現地の雰囲気が漂い、アジアンミュージックがゆったりと流れていました。平日は朝8時〜オープンし、おでかけやビジネスにと渋谷の穴場的カフェに利用するのもぴったり。

お茶を淹れる時の心得の書も飾られ、その真摯な姿勢を各店舗に伝えていることを感じます……。　　

人気「豆花」の食べ放題スタート！

2022年11月24日（木）から始まった「豆花食べ放題」（1,850円・税込）。全国14店舗（ルミネエスト新宿、西宮ガーデンズ店を除く）で、毎日14時以降（60分制）、予約不要で1人からでも楽しめます（当日分は売り切れ次第終了）。

台湾の伝統的なスイーツ「豆花（トウファ）」は、「春水堂」では台湾カステラを抜いて人気NO.1とのこと。朝食や甘味として昔から親しまれてる「豆花」に、シロップをかけて、果物やピーナッツなどをトッピングし、好きなドリンクを1杯添えて、心ゆくまで豆花を味わえます。

飾り付けも楽しみながら実食！

6種類のトッピングをセットしたせいろ、豆花、シロップ、ドリンクを付けた「豆花食べ放題」。タピオカや小豆に果物が鮮やかな色を差して、気持ちもパァ〜と華やかに！

各店舗で豆乳を固めて手作りしている「豆花」。台湾ではつるっとしたりザラッとしたりお店によって食感も違うようですが、「春水堂」では日本人に馴染みやすい、絹ごし豆腐のようなつるっとして、ぷるんと弾力もある食感。豆乳独特のクセがなく甘みもなく、優しい豆乳の後口です。

「シロップ」は予想以上にグラスいっぱい！ やわらかな甘みのキビ砂糖シロップに、ジャスミンティーを加えて爽やかな余韻が香ります。お好みの量をのせた豆花に、シロップをたっぷりかけて楽しむスタイル。「豆花」と「シロップ」はおかわり自由です。

（時計回りで）上から、「マンゴー」「愛玉（アイユー）」「苺」「タピオカ」「ピーナッツ」「小豆」。小皿の深い器なので、たっぷり入っています。トッピングの変更はできませんが、せいろは同じ具材の1セットでおかわりOK（追加500円）。

豆花にトッピングした後にシロップをかけるときれいに写真撮影できました。琥珀色のシロップも美しい……。「愛玉」と「タピオカ」が宝石のように輝いて、果物の赤と黄色で一気に可愛らしいスイーツに！ シロップはためらわず、並々と注ぐのがおすすめです！

豆花とシロップの相性のよさはもちろんのこと、どのトッピング素材にもキビ糖のまろやかな甘みが絡み、ジャスミン香るスッキリとした味わいです。

特に、ジャスミンを濃く煮出して作った「愛玉」は甘くなくほのかに苦いですが、シロップをかけて香りが一層高貴に変化しました！

ドリンクにも入っている「タピオカ」はモッチモチで、お茶や素材の味を引き立たせる小粒タイプ。中でも驚いたのは「ピーナッツ」と「小豆」。水煮のピーナッツと小豆の、ふっくらとした素材の味がシロップのジャスミンと調和し、予想外の豊かな香りで包み込みます。

果物、愛玉、タピオカ、どれも好みのトッピングですが、個人的なベストトッピングは「小豆＆ピーナッツ」の組み合わせ。日本でも馴染みの2つの素材が、ジャスミンと奏でるアジアンハーモニー……。その意外性にも心掴まれました！

豆花も具材もたっぷりで、私は豆花2杯でお腹いっぱいに。 最後までスプーンも止まらず、罪悪感なくヘルシーに満喫。

選べるセットドリンク1杯

「豆花食べ放題」には好きなドリンク1杯を付けることができます。

定番のタピオカティーやアレンジティーの他、蓋碗で楽しめる台湾茶、渋谷マークシティー店限定のお茶をブレンドしたお酒類、季節限定のドリンク（追加100円）を選べます。

私が選んだのは「タピオカ抹茶ミルク（アイス）」。宇治抹茶がほろ苦い大人味で、台湾と日本のお茶文化を堪能しました。

他にも台湾グルメ色々！

日本でもお馴染みとなった「台湾カステラ」などの単品スイーツの他、2段のせいろに台湾スイーツと軽食をセットしたアフタヌーンティーも好評。

台湾麺やキッズメニュー、渋谷マークシティ店限定の大根餅や水餃子など小皿料理もあり、本格的な台湾料理も。

1人からOKの「豆花食べ放題」。売り切れ次第完売なので、早目にお店に行くといいですね。ヘルシーで満足感もあって本場の台湾に行っている気分になりました！

［all photos by kurisencho］
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
 

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。