【実は日本が世界一】「本格炒め炒飯」がギネス記録&製氷機はシェアNo.1!世界に誇る日本の冷凍技術

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Dec 21st, 2022

日本にいながら、意外と知らない日本の「世界一」。いつも何気なく目にしているものから、知られざる自然の世界、そして努力や技術の賜物まで、日本には世界に誇れる「世界No.1」がたくさんあるんです。そんな「実は日本が世界一」、今回は、寒い冬にぴったりの(逆に聞きたくもない?)冷凍業界における世界一を紹介します。

炒飯のイメージ


 

ギネス世界記録に掲載される日本の冷凍チャーハン

ニチレイ『本格炒め炒飯®』
画像:プレスリリースより

冷凍食品は普段から食べますか? 日本冷凍食品協会の資料によると、日本人の冷凍食品の年間消費量は年々増えていて、2021年時点で世界第5位だとされています。言い換えれば、世界的に見ても冷凍食品にお世話になっている国なのですね。そんな日本には、冷凍食品に関する世界一の分野が複数あります。

わかりやすい例では、「冷凍チャーハン」に関する世界一。ニチレイ(東京都中央区)が販売する『本格炒め炒飯』は売り上げが世界No.1、その偉業が認められてギネス世界記録に掲載されているほどです。

「そもそも、チャーハンを世界中の人が食べない」という突っ込みも入りそうですが、第三者機関の市場調査に基づいた記録が認められたそう。同社の『本格炒め炒飯』はプロの料理人も認める味に仕上がっているようですね。

製氷機世界一の会社も日本にあった

ホシザキのロゴ
testing / Shutterstock.com

冷凍食品を保管する冷凍庫に関係した分野でも、日本の企業は世界一のシェアを誇っているそうです。

例えば製氷機の世界。製氷機とは、

<冷凍装置によって人工的に氷をつくる機械>(小学館『大辞泉』より引用)

ですね。

この分野で、世界シェア3割を誇る企業がホシザキ電気(愛知県豊明市)です。

<HOSHIZAKI’s main product boasts the highest market share domestically and worldwide>(ホシザキ電機の英語版公式サイトより引用)

引用文をざっと日本語にすると「ホシザキを代表する製品(製氷機)は、国内・世界で市場シェア1位に輝いています」といった感じでしょうか。

飲食業界で働いている人であれば、ロゴマークのペンギンをお店のどこかで日常的に目にしているかもしれないですね。

飲食業界に限らず、同社の製氷機は、介護や福祉、実験、研究などさまざまな分野で活躍しているそう。

これから日本は真冬に突入しますが、逆に夏に向かう南半球や赤道直下の国々では、ホシザキの製氷機が今日も大活躍しているはず。

今度、世界に出かけて飲食店に入ったら厨房をのぞいて(のぞける環境ならですが)、どれだけホシザキのロゴを見付けられるか試してみては。ペンギンのマークを見つけるたびに誇らしい気持ちになれるかもしれません。

[参考]
Largest frozen fried rice brand – current – Guinness World Records
本格炒め炒飯 – ニチレイ
製氷機世界シェアNo.1!日本製の業務用冷蔵庫・食器洗浄機などプロ厨房機器ならペンギンマークのホシザキ – HOSHIZAKI
1分で分かるホシザキ – HOSHIZAKI
ブリッジレポート(6465)
Ice machinesIce machines – HOSHIZAKI
統計資料 – 日本冷凍食品協会
冷凍食品消費大国へ!1人当たり消費量23.1kg 日本は世界第5位ですが… – 大阪王将

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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