べこの乳発「会津の雪」とは?
「べこの乳」は全会津の約3分の2の原乳を取り扱うブランド。高品質な牛乳として首都圏を始め、全国にもたくさんのファンがいます。
牛乳はもちろん、ヨーグルト、飲むヨーグルト、チーズ、アイスなどいろいろな乳製品がラインナップとしてあり、その忘れられない濃ゆさが県内外で愛されています。
今回実食したヨーグルト「会津の雪」は、べこの乳ならではの濃厚な風味が思う存分味わえる一品。「会津の雪」は、特選素材として『新・どっちの料理ショー』で取り上げられたこともあるそうです。
パッケージデザインがレトロで可愛い

べこの乳ブランドの商品で微笑むこの子は、通称「あの子」。会津地方に住んでいる人なら誰でも知っている「あの子」なのだそうです。シンボルマークである「あの子」には、切ない誕生ストーリーがあります。「あの子」に名前がない理由、ぜひ公式サイトで読んでみてほしいです。
100gあたり95kcal、タンパク質3.4g、脂質4.3g、炭水化物10.7g。ブルガリアヨーグルトやビヒダスヨーグルトなど東京のスーパーでもよく見かける通常のものと比べると、カロリーと炭水化物が多めです。
「ヨーグルト」のフォントが可愛すぎてノックアウト。素敵すぎる……
実食!これはもはやスイーツ!
蓋を開けると商品名の通り、雪原のように真っ白で滑らかなヨーグルト。美しい。「会津の雪」に使われている牛乳は、「特濃もうひとしぼり」。搾りたての生乳を低温のまま水分をしぼり取り低温濃縮、一切の添加物を使わずに、甘みとコクをぎゅっと濃縮した特濃牛乳です。
真っ白な雪の上に、一番に足跡をつけるときのような気分で、スプーンを投入。
すくいとっても美しい。口にするとふわっとクリーミー。そして驚くほど濃厚。まるでチーズのようです。これはもう、ヨーグルトというより、デザート。極上のスイーツです。
そしてたしかに濃厚なのですが、べっとりはりつくことなく、全くしつこくもなく、口の中でふんわり広がります。チーズのように濃厚で風味豊かでありながら、後口はさっぱり。雪のようなくちどけが魅力です。
このコク深い豊かさは、搾りたての生乳を熱をかけずに水分だけを搾り、生乳風味を損なうことなく濃縮することで生まれるそうです。
べこの乳ブランドの二瓶社長は、搾りたての生乳を濃縮して、どこにもないヨーグルトを作りたいと思ったと言います。べこの乳ブランドからはいくつものヨーグルト製品が出ていますが、この「会津の雪」も、傑作と言えるオンリーワンのヨーグルトだと感じました。
今回いただいたのは青いパッケージの加糖ヨーグルトだったのですが、次回は緑のパッケージの無糖も食べてみたい!
会津のべこの乳100パーセント「たぷたぷヨーグルト」も食べてみた
続いて、同じくスーパーで見つけてそのネーミングの秀逸さに衝動買いしてしまった、会津のべこの乳100パーセント「たぷたぷヨーグルト」もいただいてみます。
たぷたぷヨーググルト。たぷたぷ……なんともそそられるオノマトペです。たぷたぷ、というからには、きっと「会津の雪」よりは水分が多くやわらかいのでしょう。
すくいとってみると、意外と固まりで登場しました。この感じは、いわゆる通常のヨーグルトと似ている。
器にとり、少しかき混ぜてみると、かつて知ったる食感のヨーグルトになりました。ほどよい酸味の奥に、生乳のやさしい甘みとコクが感じられます。
「会津の雪」に比べると個性際立つ、という感じではありませんが、飽きのこない安心のおいしさです。はちみつやジャムなどで味変しながら毎日いろいろなアレンジで楽しみたい。
べこの乳ブランドには、「たぷたぷヨーグルト」の他にも、「熱してよいよいチーズ」「つまんでよいよいチーズ」などユーモア感じるネーミングの製品がちらほら。そんなところにも、親近感を感じてしまうのです。
瓶が気に入ったのでプリンを作ってみた
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
[All Photos by kanoa]

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kanoa ライター
自由とときめきを愛するライター。2児の母。都会のマンション暮らしを満喫しつつも、いつか田舎に移住し、縁側のある古民家に住みたいと憧れている。旅先で「ここでしか買えないお土産グルメ」を探すのが好き。特にパン屋を見つけると買わずにはいられない。
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