ベルリンと桜の深い縁
TABIZINE編集部のいわきです。
ドイツ観光局プレス発表会は、桜が満開の東郷記念館で行われました。実は、桜はベルリンと縁の深い花だとご存じでしょうか?
Mauerradweg_Bornholmer_Str_c_Martin_Gentischer.jpgBeschreibung: Mauerweg Bornholmer Straße
Copyright: visitBerlin, Foto: Martin Gentischer
ベルリンの壁が崩壊した翌年の1990年から、テレビ朝日主導で桜の植樹が行われ、現在では1万本近い桜の木が見事な花を咲かせます。ヨーロッパで一番お花見できる場所といわれているそうです。
アートや自然、グルメも充実のベルリン
今回、コロナ禍後の旅行再開を記念して行われたプレス発表会では、ベルリン観光局長のブルクハート・キーカー氏が来日し、ベルリンのさまざまな魅力が紹介されました。
ベルリンの街をひとことで表すなら、「自由(フリーダム)」。自由な街の雰囲気に惹かれて世界中から人が集まってきます。
中でもアーティストが集まる街として、よく知られていますよね。2022年に3つの美術館がオープンしたほか、今年はムンクの展覧会や、ドイツの風景画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの回顧展が開かれる予定だそうです。
tempelhoferfeld11.jpgBeschreibung: Neukoelln, Schillerkiez, Tempelhofer Feld, Allmende Kontor, Urban Guardening
Copyright: visitBerlin, Foto: Dagmar Schwelle
またベルリンは、自然も豊かでピースフルな環境が整っており、ハイキングやサイクリングにもぴったり。そのほか、ミシュランの星付きレストランは25軒、ナイトクラブは約300軒あるなど、昼も夜も充実して過ごせそうです。
中心部まで25分のブランデンブルク国際空港
2020年に開港したベルリン・ブランデンブルク国際空港のビジネス開発シニアマネージャー、ヨハネス・モールマン氏からは、空港の特色について紹介されました。
ブランデンブルク空港は、ベルリンの南にあり、エクスプレスを利用すれば25分で中心部へ行けるのでアクセスも便利。北米以外では初めて、保安検査事前予約システムを導入しており、セルフチェックインも強化しているとのこと。
モダンな建築で、内部はウッディなデザイン。ローカルなレストランやショップも充実しているので、空港内でもドイツのさまざまな文化にふれることができるそうです。
現在は、まだ日本からの直行便はありませんが、ベルリンと東京は姉妹都市なので、来年あたりに直行便就航のニュースが聞けるといいですね。
2024年はベルリンの壁崩壊35周年
EastSideGallery_Touristen_L1008278_c_visitBerlin_Foto_Philip_Koschel.tifBeschreibung: Copyright: visitberlin, Foto: Philip Koschel
2024年は、ベルリンの壁崩壊35周年にあたる年。大規模なイベントも計画されているそうですよ。壁の跡地は、カラフルな壁画が続く屋外ギャラリーとなっていて、世界各国のアーティストが描いた平和への想いを感じられる作品を鑑賞しながら街歩きを楽しめます。
この日はお土産として、本物のベルリンの壁のかけらをいただきました。東西の分断の象徴が、こんな素敵なオブジェになると、歴史の移り変わりを強く感じさせられますね。
キーカー氏によると、2022年末にはベルリンを訪れる観光客はコロナ前の80%まで回復したものの、日本人はまだ戻って来ていないそう。「ぜひベルリンからドイツ、そしてヨーロッパへの旅行をスタートしてください」と呼びかけていました。
次の旅行先として、魅力あふれるベルリンを候補にしてみてはいかがでしょうか?
https://www.visitberlin.de/
[Photos by TABIZINE編集部]