オープンを祝してアン・ハサウェイさんが来日!
今回、オープンした「ブルガリ ホテル 東京」はブルガリ ホテルズ & リゾーツのコレクションとしては8軒目となるホテルで、この後、ローマ、マイアミ、モルディブ、ロサンゼルスの開業を控えています。イケイケです。
オープンを祝福する記者会見には、ブルガリ グローバル アンバサダーのアン・ハサウェイさん、同じくブルガリ アンバサダーのKōki,さん、森星さん、山下智久さんが登壇。いやあ、みなさん美しいこと! 目の保養になりました。
圧巻!1室のみ、416平方メートルの「ブルガリ スイート」
「ブルガリ ホテル 東京」が位置するのは、2023年3月10日(金)にオープンしたばかりの「東京ミッドタウン八重洲」の最上階6フロア(40階から45階)。1階にあるエントランスは最初は見つけるのが大変かもしれません(筆者は迷いました……)。まあ一度わかれば、なんてことはないんですけどね。
客席は41階から44階部分に全98室。うち23室がスイートです。デザインは、ブルガリ ホテルズ & リゾーツの施設を長く担当してきた、イタリアの建築設計事務所「ACPV アーキテクツ アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィール」が担当しています。
なかでも圧巻は1室オンリーの「ブルガリ スイート」。416平方メートルの広さを誇ります。ええ、もちろん都内最大級です。内覧会は複数のグループに分かれて行われたのですが、同じグループの人たちと「すごい、すごい」の大合唱でした。
写真をお見せできず残念ですが、このスイートのウォークインクローゼット(&バニティルーム)と私の部屋を、今すぐトレードしてほしいくらいです。客室内には、専用のジムまでありました。
客室には、マクサルト(Maxalto)やフレックスフォルム(Flexform)、ビー・アンド・ビー イタリア(B&B Italia)など、イタリアの高級家具ブランドのインテリアが散りばめられていました。すべてのチェアやソファに腰をかけるというノルマをクリアするだけでもなかなかの時間を要しそうです。
ちなみにベッドカバーには、京都の西陣織が使用されているなど、日本とイタリアのクラフツマンシップを融合させた設えもステキです。
スイートじゃなくたって充分にラグジュアリーです
スイート以外の客室も、ブルガリホテルの基本スペックとして最低56平方メートルの広さを確保しているだけでなく、全面ガラス張りの外壁からは果てまで続くように思える東京のパノラマが楽しめます。
宿泊代金は、1泊2名1室25万円〜(税サ別)とのこと。
40階に位置する「ブルガリ スパ」は、1,000平方メートルの規模。25mの室内プールと9室のトリートメントルームを備えています。エメラルドグリーンのモザイクタイルが煌めくプールはエレガント極まりなし! 東京の景観を窓の向こうに眺めながら汗を流せるジムもクールでした。
地上の楽園を体現するテラス席にうっとり!
ダイニングも気になるところ。メインダイニングとなるのは、40階「イル・リストランテ ニコ・ロミート」。「あれ? ブルガリって銀座にレストランあったよね?」と思ったあなた、正解です。銀座2丁目のブルガリ銀座タワーには「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティンがありますが、同じブルガリの名は冠していても、シェフが異なる別のレストラン」。
「イル・リストランテ ニコ・ロミート」は、2013年からミシュラン3つ星を取り続けているイタリア・アブルッツォのレストラン「レアーレ」のニコ・ロミートが監修するコンテンポラリーイタリアンです。広々としたテラス席もありました。
「一度、ぜひ食べてみたい!」と食いしん坊心とジャーナリスト魂に火が付き、予約を試みたいのですが、現在、公式HPには営業時間の記載もなければ、HP上から予約をすることもできません。
電話をしてみたところ(代表に電話をかけたのですが、40回くらいコールしてやっと出てくれました。お忙しいのですね。お察しします!)、4月中はランチ・ディナー共に満席とのこと。レストラン担当とつながらず、翌日に折り返しが来て、ゴールデンウィーク明けのランチの予約を取ることができました。乞うご期待です!
メインダイニングに隣接する「ザ・ラウンジ」では、ニコ・ロミートシェフ監修による軽食とスナックのメニューが一日中楽しめるほか、午後には珠玉のセイボリーとスイーツ、ニコ・ロミートの名高いパスティッチェリア、オーガニックの日本茶が並ぶ「ハイティー」が提供されます。
ミシュラン星付きシェフ監修の鮨屋も!
同じく40階には、鮨店「SUSHI HŌSEKI(すし ほうせき)」もオープンしています。福岡・佐賀のミシュランガイドで3つ星を獲得した「鮨 行天」の行天健二氏が監修を手がけます。1分足らずの見学時間でしたが、ヒノキの一枚板をぜいたくに使った、わずか8席は抜群の存在感を放っていました。大きな窓の外には石灯籠のある石庭が広がっていました。
「SUSHI HŌSEKI」の向かいには、ブルガリ製のスイーツやチョコレート、「ラ・パスティッチェリア ニコ・ロミート」のメニューから伝統的なイタリアンペストリーが購入できるホテルショップがあります。
ホテル最上階(45階)の「ブルガリ バー」へは、40階から専用のエレベーターを使ってアプローチします。「ガーデン オブ ワンダーズ」をテーマに、ハンドメイドのモザイクをあしらったカウンターはとびきりフォトジェニック。
その左右には東京を一望するテラス席が配されています。こちら「地中海」をイメージしているそうで、テラスにはレモンの鉢植えがいくつも置かれていました。屋内外合わせて席数は156席(屋内45席、屋外111席)。解放感抜群です。天気が良い日には、富士山をのぞむこともできるそうですよ。
東京駅を見下ろすシチュエーションには鉄子心も満たされますが、こちら営業は17時から。日中、利用できるのは宿泊のゲストだけに許された特権なのです(気持ちいいだろうなあ)。
開業日:2023年4月4日(火)
住所:東京都中央区八重洲2-2-1 40~45F
客室数:98室
電話:03-6262-3333
公式サイト:https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo
[All photos by Bulgari Hotels & Resorts]