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【日本三大妖怪】天狗・河童・鬼それぞれの特徴や代表的な伝説&人気スポット

Posted by: あやみ
掲載日: Dec 31st, 2023.

日本各地にはたくさんの妖怪伝説が残っています。なかでも天狗・河童・鬼にまつわる伝説は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。今回は、日本三大妖怪に挙げられる天狗・河童・鬼それぞれの特徴と代表的な伝説、人気スポットをご紹介します。

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鬼のイメージ
©️GRAFFITI MAIDORG / Shutterstock.com
 


 


中世以来の修験道の影響により現在のような姿になったとされる「天狗」

天狗のイメージ
天狗とは、山奥に住むといわれる妖怪です。山伏姿で、顔が赤く、鼻が高く、背中に翼があり、手にはうちわ・太刀・金剛杖を持っているのが特徴。神通力があり、空を自由に飛ぶこともできます。中世以来の修験道の影響により、このような姿の天狗が成立したとされています。

天狗伝説で有名なのは、世界一の登山者数を誇るとされる「高尾山」。天狗にまつわる伝説が多数残っています。

高尾山が開山され薬王院が創建された当時は、現在と異なり薬王院への道のりは険しいものでした。そこである夜、天狗たちが集まり、相談の結果、参道を整備しようという話になりました。天狗たちは神通力を使い、あっという間に参道を整えていきました。しかし、一本杉と呼ばれる大きな杉が、根を広げて、道の真ん中を陣取っており、さすがの天狗たちも困ったそうです。

そして、「日が暮れてきたから明日、あの杉を伐採しよう」という結論に至りました。

すると一本杉は、一夜の間に大きな根を引っ込めたそうです。そのため、天狗たちは一本杉を伐採しなくても済みました。この杉の木は「たこ杉」といわれています。高尾山に登る際は、ぜひチェックしてみてくださいね。

高尾山
住所:東京都八王子市高尾町
電話:042-673-3461(高尾山口観光案内所)
交通アクセス:京王線「高尾山口駅」から徒歩約5分
ケーブルカー・リフト乗車料:大人(片道)490円(往復)950円、小児(片道)250円(往復)470円
公式サイト:https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/002/takao/index.html

かつて人々を驚かせ、イタズラをしたりしていたという伝説が残る「河童」

河童のイメージ
©️Wor_K_Simkul / Shutterstock.com

河童とは、水陸両生の水界に住む妖怪の一種。4〜5歳くらいの子どもの大きさで、口先がとがり、背には甲羅やウロコがあり、手足には水かき、頭には皿と呼ばれる少量の水の入っているくぼみのがあるのが特徴的です。人や動物を水中に引き入れ、生き血を吸うといわれています。また、好物はキュウリで、相撲を好むとされています。

全国各地に河童にまつわる伝説は多数残っていますが、岩手県遠野市の伝説が最も有名でしょう。

かつて土淵町の常堅寺裏を流れる小川の淵には、たくさんの河童が住んでおり、人々を驚かせたり、イタズラをしたりしていたそうです。武将が馬の足を洗っていたら、この淵から河童が出てきて悪さをしたという話も。

しかし、この伝説とは異なり、遠野の人々は河童を妖怪とは捉えていないそうです。柳田國男の説話集『遠野物語』により、遠野の有名な妖怪のひとつになった河童ですが、昔は飢饉で餓死した子どもを川に流しており、その供養の意味も込めて、河童伝説が残ったといわれているのです。

また、かつて河童が住んでいたとされる、常堅寺裏を流れる「カッパ淵」は現在もあります。ここではキュウリを使って、河童の一本釣りを試すことができますよ。釣り竿は置いてあるので、持っていく必要はありません。「カッパ淵」を訪れることがあったら、ぜひ試してみてくださいね。

さらに、カッパ淵の岸辺には、2体の河童像のほか、乳神を祭る祠があり、子どもがいる女性のお乳が出るようにと願かけすれば、叶うといわれています。

カッパ淵
住所:岩手県遠野市土淵町土淵
電話:0198-62-1333(一般社団法人遠野市観光協会)
交通アクセス:JR「遠野駅」から車で約10分と徒歩約5分、自転車で約40分
公式サイト:https://tonojikan.jp/kanko/kappabuchi.php

日本最古の鬼伝説は古墳時代!? 怪力を持ち、性質が荒々しいとされる怪物「鬼」

鬼の面
©️kuremo / Shutterstock.com

鬼とは、仏教、陰陽道に基づく想像上の怪物です。人間の形をして、頭には角を生やし、口は横に裂けて鋭い牙を持っているほか、裸で腰にトラの皮のふんどしを締め、手に金棒を握っているのが特徴。怪力を持ち、性質は荒々しいとされるのもポイントです。地獄には、赤鬼と青鬼がいるとされ、美男、美女となり、人間世界に現われることもあるといわれています。

そんな鬼の伝説が多数残っているのは京都です。中でも、大江山に残る鬼伝説は、古墳時代のものだとか! その昔、青葉山で陸耳御笠(くがみみのみかさ)、匹女(ひきめ)を首領とする鬼たちが人々を苦しめていたそうです。しかし、その鬼たちの正体はなんと、土蜘蛛(つちぐも)と呼ばれる、天皇に従わなかった地方の豪族だったといわれています。

そのため、崇神天皇は日子坐王(ひこいますのきみ)に土蜘蛛退治を命じました。ですが、日子坐王らに追われた陸耳御笠は、タイミング良く由良川の舟に乗り、逃げました。そこで、日子坐王は石を拾って占い、陸耳御笠が大江山に逃げ込んだことがわかったそうです。その後、豪族たちと日子坐王たちの激しい戦いとなりました。現在も、福知山市大江町と周辺地域には、この戦いが由来の地名が数多く残っています。

鬼伝説の本場、大江山の麓には、鬼が主役の博物館「日本の鬼の交流博物館」があります。大江山の鬼・日本の鬼・世界の鬼・鬼瓦などを展示しており、見どころ盛りだくさんです。「鬼とは何か?」をじっくりと学ぶことができますよ。

日本の鬼の交流博物館
住所:京都府福知山市大江町仏性寺909
電話:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
入館料:大人320円、高校生210円、小中学生160円
交通アクセス:北近畿タンゴ鉄道宮福線「大江駅」から市バス(大江バス 大江山の家線)乗車後「大江山の家」下車、徒歩約2分
公式サイト:https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/onihaku/index.html

[参考]
八王子市
旅東北
海の京都

[All photos by Shutterstock.com]

あやみ

Ayami ライター
フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。


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