ミシュランにも選ばれた名店「一力」
敦賀湾(福井県敦賀市)© Shutterstock.com
敦賀は、半島に囲まれ日本海に面した港町として栄えてきました。明治以降、そんな敦賀の港の発展を支えてきたのが、鉄道です。実は、敦賀は、日本海側に初めて鉄道が通った場所。また、敦賀駅の所在地は鉄輪(かなわ)町といい、鉄道の車輪からつけられた地名になっています。
そんな敦賀では現在、漫画家の松本零士先生の「銀河鉄道999」を活用した“まちづくり”を行っています。今回紹介する袋麺を販売するラーメン店「一力」でも、松本先生が同店のラーメンを大変気に入ったという縁から、パッケージにキャラクターが使用されています。
メーテルと鉄郎の持っているドンブリが一力のものになっていたり、切符が「アンドロメダから敦賀ゆき」となっていたり、芸が細かい!
「一力」は、1958年より屋台ラーメンとして起業した老舗ラーメン店。2021年には、北陸3県を対象とした『ミシュランガイド北陸2021特別版』に掲載され、多くの人々から愛されて続けてきました。
実食!旨み濃厚スープ&もちもちのちぢれ麺が旨い
それでは早速、裏面に記載された通り、ラーメンを作っていきましょう。
袋の中には、麺とラーメンスープが入っています。
まずは、鍋に約1リットル以上のお湯を沸かし、沸騰させます。
次に、麺を入れ、2分ほどたってから麺を軽くほぐし、さらに約2~3分程お好みのかたさに茹でます。
スープ用のお湯は別に用意しておきます。丼にスープ1袋を入れ、スープ用のお湯300mlを注ぎよく混ぜます。
麺が茹で上がったら、お湯をよく切って先に用意した丼に移します。
お好みの具材を加えてできあがり! 「一力」店舗で提供されているラーメンを参考に、チャーシュー、ネギ、紅ショウガをトッピングしてみました。
スープは、豚骨・鶏ガラをベースとしたとんこつ醤油。醤油のコクと、まろやかな豚骨が濃厚で、おいしい!
しょうがやかつお節エキス、こんぶなども使用された、旨みたっぷりのスープで、濃厚でありながら、くどさを感じさせない、奥深い味わいです。
麺は、インスタントとは思えないようなもちもち食感! コシがあるちぢれ麺で、コク深いスープとよく絡みます。噛めば噛むほど旨みを堪能できる噛み応え。「一力」店舗で提供されるラーメンも食べてみたくなるおいしさでした!
どこで買える?
「一力」の袋麺は、おみやげ・ギフト専門店 かゞみや 敦賀駅前店、南条SA、道の駅 恐竜渓谷かつやまなどで販売されています。筆者は道の駅 恐竜渓谷かつやまで購入。価格は1食入り 432円(税込)でした。公式サイトからネット注文も可能で、3食入り 1,200円(税込)で販売されています。
福井県でのお土産選びの参考にしてみてくださいね。
[Photos by Sayaka Miyata]
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。