都内3店舗目のグランスタ東京店

岐阜県恵那市に本店があり、青と銀の幻想的な世界へ誘ってくれる洋菓子ブランド「パティスリー GIN NO MORI（ギンノモリ）」。2024年3月22日（金）、JR東京駅のエキナカ商業施設・グランスタ東京（地下1階・改札内）にオープンしました。全国で5店舗目、東京都内では銀座と麻布台ヒルズに続く3店舗目です。

お店に1歩入ると、そこは青と銀に囲まれた銀の森……。少し暗めで、岐阜の本店の雰囲気を東京駅でも感じられる内装に。銀色の木やどんぐりの形をしたランプなど、細部までこだわっていて心奪われます。

「料理長のチェスと副料理長のナッツ」というリスのキャラクターたちが、「森からのおすそ分け」をコンセプトに「ここにしかないお菓子」を作っています。

グランスタ東京店限定3種類

グランスタ東京店の限定は、「森の恵みクッキー プティボワ グランスタ東京店限定缶」「プティフィナンシェ」「森のショコラサブレ」の3種類。すべてのギフトBOXが宝箱のように煌めいて特別感でいっぱいです！

1人2缶まで！森の恵みクッキー プティボワ「東京駅限定缶」

お店の看板商品である、小さな森を意味する「プティボワ」のクッキー缶も、グランスタ東京店オリジナルデザイン缶が新登場しています。銀と青の森が光る赤レンガ色のシックな缶。1人2缶限定で、オープン初日の午後にはすでに完売していました！

東京駅丸の内駅舎の赤レンガをイメージした2種類のクッキーと、木の葉やリスを描いたクッキーの詰合わせ。「チェスとナッツ」が木の葉の中でかくれんぼをして遊ぶ様子をイメージしています。

（リス型）どんぐりとスパイスのサブレ、（木の葉型）ヨモギのクッキー、（木の葉型）銀杏と岩塩のクッキー、（木の葉型）アールグレイのクッキー、（四角形）カカオニブを練りんだ煉瓦クッキー、（四角形）トマトと竹炭の煉瓦クッキー、（どんぐり型）バニラのサブレ。

どんぐりとリスの形のものはどんぐり粉で作られて“森感”もあふれていますね。

プティフィナンシェ

森の食材を使用した一口サイズの「プティフィナンシェ」は、「森の香り」と「果実の香り」の2種類で新登場。しっとり食感の生地で森や果実の香りと素材を味わえます。お菓子は1つずつ個包装で、光沢に輝き、まさに森の宝石を思わせます。

「プティフィナンシェ　森の香り」には、「くまささ・赤松・クロモジ」の森の木や植物を使った3種類が入っています。他にはない珍しさで、玄人好みのフィナンシェとのこと。

「プティフィナンシェ　果実の香り」には、「黒クコ・フランボワ・ピスタチオ」の森で採れる果実を使った3種類が入っています。フルーティーな果実やナッツを楽しめて、甘いもの好きさんに贈りたくなるタイプです。

（右側）「森の香り」は青色（9個入1,512円）と緑色（15個入入2,808円）、（左側）「果実の香り」はピンク色（9個入1,512円）と紫色（15個入入2,808円）と、各種2タイプ。4つともBOXのデザインも異なり、心トキメク可愛らしさ！

森のショコラサブレ

ガナッシュやフィリングをサブレで挟んで森の香らがする「森のショコラサブレ」。「Gland（どんぐり）・Cypres（ヒノキ）・Kumasasa（くまささ）」の3種類を個包装にしてセットしたギフトです。

こちらは実食してみました！

3種類は個包装で、ブルー系で森のイラストを描いています。

（奥）どんぐりガナッシュをココアサブレでサンドした「Gland（どんぐり）」。どんぐりってどんな感じなのかなぁと思ってましたが、まったくクセがなく濃厚ビターなガナッシュです。ココアサブレはサクッと香ばしく、まるで秋冬の森のように深い味わい大人味。

（右）カシューナッツフィリングをひのきのサブレでサンドした「Cypres（ヒノキ）」。一口目のサブレからはひのきの香りがふわぁ〜っとやってきてびっくり！ なめらかなフィリングは、細かく砕いたカシューナッツの香りも豊かで、森林浴をしているような感覚に。

（手前）フランボワフィリングを熊笹サブレでサンドした「Kumasasa（くまささ）」。笹色のサブレが爽やかな香りを運び、 フランボワーズのプチプチ感を含むフィリングは酸味を抑えてフルーティー。ミントとは違う新緑感と果実感が実りある森を想像させます。

あまりお目にかかれない森の食材を楽しめるサブレ。森の四季を巡っている気分になって癒やされました。

3種すべてをセットして、6個入（税込1,944円）と15個入（税込3,888円）と、オリジナルデザインのBOXで用意してあります。

紙仕様のギフトBOXは缶のように光を反射して、美しい彩りに感動しました……。

定番のクッキー缶やバウンドケーキも

他店舗にも並ぶクッキー缶やお酒が効いた大人なパウンドケーキも、もちろんあります。

どんぐり粉で焼き上げたクッキー、クマ笹、木苺、山椒など焼き菓子がぎっしり詰まった看板商品の森の恵みクッキー「プティボワ」。大きさと種類違いで3種類（税込2,160円、3,888円、6,480円）そろっています（賞味期限は製造から45日）。

（奥から）ブランデーに漬けた2種類のドレインチェリーや赤ワイン漬けのいちじくなど7種類のドライフルーツが調和する「森のめぐみ」（税込3,132円）、自家製のキャラメルソースとオレンジのシロップ煮を加えた「キャラメルオレンジ」（税込2,138円）、ガナッシュ生地に赤ワインとブランデーが香る「いちじくと胡桃のショコラ」（税込2,138円）。

時間が経つと素材が生地に馴染むずっしり濃厚なケーキです（賞味期限は製造から60日）。

銀の森で動物も探してみよう

ちなみに、お店は路面店ではなく半個室のようになっているので、お店に入るとエキナカの喧騒から少し離れ、しばし幻想的な異空間に浸れます。

しかも、銀色の植物は細部まで作り込まれていて、まるで美術館さながらの美しさ。森にはうさぎや鳥など動物たちが隠れているので、お菓子選びと一緒に探してみてください。

筆者も、魔法のような銀と青の世界に現実を忘れてうっとり…。お店のどこかで、チェスとナッツが私たちの反応を覗いているかもしれませんね。

［all photos by kurisencho］
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
※店舗営業については最新情報をご確認ください。
 

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kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。