「コスチュームジュエリー」とは?
コスチュームジュエリーの特徴を解説
コスチュームジュエリーとは、宝石や貴金属を用いず、ガラスや貝、樹脂など多種多様な素材で制作されるファッションジュエリーのこと。
素材から解放され、自由なデザインを提案できるコスチュームジュエリーは広く普及し、当時の女性たちに装う楽しみだけではなく、生きる活力、自由や自立の精神をもたらしました。
シャネル・ディオールからアメリカへ
コスチュームジュエリーの歴史は、20世紀初頭のポール・ポワレを先駆けに、以降シャネルやディオール、スキャパレッリなどフランスのオートクチュールのデザイナーたちがこぞって取り入れたことに始まります。
その後、需要の高まりに応じてヨーロッパ各地で工房が生まれ、そして第二次大戦後は量産体制を確立したアメリカで広く普及しました。
「コスチュームジュエリー 美の変革者たち」の見どころは?
日本初の展覧会
2024年4月26日(金)から6月30日(日)の間、愛知県美術館で開催の「コスチュームジュエリー 美の変革者たち」では、20世紀初めから第二次世界大戦後に至るコスチュームジュエリーの歴史的展開が紹介されます。コスチュームジュエリーに焦点を当て、包括的に展示するのは日本初なのだとか。
本展で見ることのできる、研究家・コレクターである小瀧千佐子氏が収集した450点のコスチュームジュエリーは、世界的にも希少なコレクションになっていますよ。
シャネルやディオール、イヴ・サンローランなどよく知られているフランスのオートクチュールのファッションデザイナーから、日本で初めて紹介されるジュエリー・デザイナー、コッポラ・エ・トッポやリーン・ヴォートランなどが手掛けるジュエリーの数々は見ごたえ充分!
コラボスイーツも販売!愛知県美術館限定の展示をチェック
「コスチュームジュエリー 美の変革者たち」は、2023年12月に東京のパナソニック汐留美術館から始まった巡回展です。
愛知県美術館での開催では、広い展示スペースを活かして、ポール・ポワレ、シャネルやディオール、イヴ・サンローランなどのドレスやスーツも展示。ドレスに合わせてコーディネートしたコスチュームジュエリーが見どころになります。
さらに香水瓶やファッション雑誌、ファッションプレート(ファッション雑誌などの挿絵・図版)といった充実した関連資料を通して、コスチュームジュエリーやそのデザイナーを多角的に紹介していますよ。
愛知会場限定のコラボスイーツとして、赤青2種類の「お菓子の宝石箱」も販売されるようです!
シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより
会期:2024年4月26日(金)~6月30日(日)
開館時間:10:00-18:00 金曜日は20:00まで
(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(ただし4月29日(月・祝)と5月6日(月・振休)は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
チケット:一般1,800(1,600)円/高校・大学生1,200(1,000)円/ 中学生以下無料
( )内は前売券および20名以上の団体料金です。
問合せ先:愛知県美術館 052-971-5511(代)
URL:https://www.ctv.co.jp/costumejewelry-aichi/