【神楽坂】名店「ドーナツもり」の魅力を徹底解剖！人気TOP3を実食レビュー

都内屈指の名店「ドーナツもり」ができるまで

神楽坂の坂道を下った先にたたずむ白い一軒家「ドーナツもり」。赤い屋根がトレードマークのこのお店は、元々サラリーマンだった店主の森さんが営んでいます。

森さんは客として通っていたパティスリーのシェフに弟子入りし、そこでフランス菓子の技法を学びました。そして「この技法をドーナツに取り入れてみよう」と考え、イベントやマルシェに出店したところ、たちまち人気に。修業先の移転をきっかけに跡地を受け継ぎ、2020年に「ドーナツもり」として独立しました。

おいしさの秘密はこだわりの厳選素材

おいしさの秘密は、丁寧に作られる生地と厳選されたこだわりの素材。生地は湯種製法を使い、低温熟成で3日かけて丁寧に作られます。普通なら30℃ほどで発酵させるところを、ドーナツもりでは4℃で12時間発酵させ、その後さらに一晩かけて熟成させます。この手間暇かけた工程で、翌日ようやく生地が完成します。

さらに、使う材料も徹底したこだわりが。北海道産の一度も冷凍されていないチルドバターや、イタリア産の有機はちみつ、2年に1回しか収穫されない希少なシチリアのピスタチオなど、安全で高品質な素材だけを使用しています。

レシピの考案にも妥協はありません。1日で完成するものもあれば、1～2週間かけてじっくりと試作を重ねるものもあるそうです。このように、こだわり抜かれた製法と素材が、ドーナツもりの魅力的なおいしさを支えています。

人気TOP3を実食！店主森さんのおすすめも紹介

ドーナツもりでは、定番メニューのほか季節限定品なども含め、約10〜16種類が店頭に並びます。カラフルなドーナツがちょこんとお皿に乗った姿がとっても可愛い！

今回は、人気TOP3と森さんおすすめのドーナツをご紹介します！

人気No.1 オリジナルグレーズ

人気No.1の「オリジナルグレーズ」は、創業以来、多くの人に愛され続けている一品です。森さんいわく、「初めての方にまず食べてほしいドーナツ」とのこと。

新鮮なバターと砂糖で作られたグレーズに、キャラメル化したアーモンドがちりばめられています。

いただいてみると、シャリシャリとしたグレーズとふわもちの食感がやみつきに！ どこまでも甘い背徳感を感じさせながらも、軽やかでスッと食べられるため、思わず2個、3個と手がのびてしまうおいしさです。

シンプルな見た目の中に豊かな風味と食感が詰まっており、初めての方にもぜひおすすめしたいドーナツです！

人気No.2 フランボワーズグレーズ

人気No.2は「フランボワーズグレーズ」。甘い香りと可愛らしい見た目が食欲をそそります。

たっぷりかけられたグレーズは、フランス産木苺の自家製ジャムで作られています。

実際にいただいてみると、甘酸っぱいフランボワーズの風味が口いっぱいに広がり、甘味と酸味が絶妙なバランス。見た目も可愛らしく、味も香りも楽しめる一品です！

人気No.3 オールドファッションチョコレート

人気No.3は「オールドファッションチョコレート」。しっとりとした食感がたまらない一品です。

たっぷりかけられたチョコレートは、ベルギーのベルコラーデ社製。生地には、3つのスパイスとサワークリームが使われています。

濃厚なチョコレートの風味がしっとりとした食感と相まって、リッチな味わいを引き立てます。軽くて食べやすく、何個でもぺろっと食べられるおいしさです！

店主の森さんおすすめ！ 焦がしバターグレーズ

店主の森さんのおすすめは「焦がしバターグレーズ」。元々は季節限定メニューでしたが、そのおいしさから大人気となり、今では定番メニューになっています。

焦がしバターグレーズは、バターを真っ黒になるまで溶かして生地に入れるという製法で作られています。マドレーヌやフィナンシェなどのフランス菓子と同じ製法なのだそうです。

早速いただいてみると、独特な風味とアーモンドの食感が楽しく、ふわもち生地と相性ピッタリ！ 甘さの中にあるビターなグレーズが、ちょっぴり大人の味わいになっています。

販売状況・予約方法は？

あまりの人気ゆえに、夏場は1日に100〜150個ほど売れるそうです。特に、冬場のクリスマスやバレンタインシーズンには、1日に1,000個以上売れる日もあるとのこと！ 売り切れ次第終了ですので、気になる方はぜひお早めに足を運んでみてください。

また、15個以上の注文は予約も可能です。受取日の3日前までに予約をすれば5％オフの特典があり、2日前や前日でも通常価格で予約できます。詳しい予約方法は、公式Instagramからご確認ください。

[all photos by Kei]

PROFILE

Kei

kei ライター

都内在住のフリーライター。大学進学や転職などで7回の引っ越しを経て、現在は浅草暮らしを満喫中。趣味は純喫茶巡り。全国津々浦々の純喫茶を巡り始めて十数年。今までに500店以上訪問し、現在も週1ペースで新規開拓している。昭和レトロな雰囲気にめっぽう弱い。ニッチな視点で地域のさまざまな魅力をお届けします。

都内在住のフリーライター。大学進学や転職などで7回の引っ越しを経て、現在は浅草暮らしを満喫中。趣味は純喫茶巡り。全国津々浦々の純喫茶を巡り始めて十数年。今までに500店以上訪問し、現在も週1ペースで新規開拓している。昭和レトロな雰囲気にめっぽう弱い。ニッチな視点で地域のさまざまな魅力をお届けします。