光条とは?
雑誌やSNSなどで、夜景の中の光がトゲトゲとした写真を見たことはありませんか? あの特徴的なトゲトゲは「光条」や「光芒」と呼ばれるもので、夜景やイルミネーションの写真を印象的にするテクニックの一つです。
ただ光条については、一般的に絞り(F値)が調整できるカメラや三脚など特別な機材が必要であったり、正しい知識やテクニックといったものが大切であったりなど、簡単に撮影できないのが難点。が、実はあるアイテムを使って少し工夫をすれば、手持ちのスマホで簡単に撮影できる方法があるんです!
100均で買えるアイテムで映え写真を撮ろう!
光条を撮影するために使用するのは、工作などでお馴染みのプラ板こと「プラスチック板(透明)」と、「定規」、「カッター」の3つ。すべて100均で購入ができるアイテムです。
まず、カッターでプラスチック板に3~5mm間隔で薄く切り込みを入れていきます。この時に深く切り込みを入れすぎてしまうと、写真がぼやける原因になってしまうので注意! 切り込みが白くならない程度が目安です。
切り込みを入れ終わったら、続いてはクロスするように逆方向から同様の切り込みを入れて、上の写真のようになったら準備完了!
今回は十字方向のものだけでなく、4方向に切り込みを入れたものも用意。
あとは作成したプラ板をスマホの外カメラにピッタリと密着させて、シャッターを押してみると……
このようにビシッと光条が輝く写真を撮ることができました!
ちなみに、4方向に切り込みを入れたもので撮影したものはこちら。光条が放射状に広がってゴージャスな雰囲気に! 以下、フィルターを使って撮影した写真を紹介します。
いかがでしょうか? 花火や街灯(のみ)であれば比較的きれいに光の線を出せますが、街の夜景といった被写体は全体的にぼやけやすいです。光源の輝度が高い(もしくは近い)ものを撮影するのがおすすめかもしれません。
道具がない時は?
今回紹介したアイテムは軽くて薄いプラ板なのでかさばりにくく、携帯しやすいのメリットの一つです。ただ、旅先などでは忘れてしまうこともあると思います。
そんなときの代用方法としては、スマホカメラのレンズを指で数回なぞったあと、爪もしくは先の細かいものでレンズに十字の線をかきましょう。プラ板ほどではありませんが光条が輝く写真を撮ることができますよ! レンズにキズが残らないように硬いものは使用せず、優しくなぞるように線をいれてくださいね。
[Photo by TABIZINE編集部]