【11月16日はビーバームーン】見ごろの時間はいつ?紅葉した木々を照らす満月の名前の意味とは?

Posted by: あやみ

掲載日: Nov 14th, 2024

2024年11月16日(土)の満月は「ビーバームーン」です。“ビーバー(英語:Beaver)“とは、川にダムをつくる動物のビーバーを指します。この満月では、20時ごろに月と木星が接近する様子も観察可能です。今回はそんなビーバームーンの由来や意味、そして見ごろの時間帯についてご紹介します。

ビーバームーン トップ画像

ビーバームーンの由来や意味は?

ビーバー

※画像はイメージです

11月の満月がビーバームーンと呼ばれているのは、ビーバーが巣作りをする時期に該当するからです。ビーバーは、ポプラ、ヤナギ、トネリコ、カバノキといった広葉樹の葉や樹皮、枝を巣材や食料にして、冬の間はほとんど巣の中で暮らします。

しかし19世紀後半、ニューハンプシャー州ではビーバーが絶滅の危機に! 1800年代初頭に毛皮の衣類が流行したことで、ビーバーの毛皮の需要も高かったのです。そのため、11月は猟師にとっても重要な月でした。

これらが11月の満月の名前の由来と考えられています。

そのほか、11月の満月を南西部に住むホピ族は「ハゲタカの月(Fledgling Hawk Moon)」、五大湖地域で暮らすポタワトミ族は「七面鳥の月(Turkey Moon)」と呼んでいるそうです。

ビーバームーンが見える時間は?

満月

ビーバームーンとなる月が満月を迎えるのは2024年11月16日(土)午前6時29分ごろ。このとき、満月はおひつじ座に位置します。そのため、近くにプレアデス星団が見えます。

プレアデス星団とは、小さく群れている6つほどの星の集まりのこと。しかし、望遠鏡で観察すると、もっと多くの星を観察できます。

また、プレアデス星団のことを日本語で「すばる」といい、「集まってひとつになる」という意味の古い言葉が由来になっているそうです。清少納言の『枕草子』にもすばるという言葉が登場しますよ。

アンドロメダ銀河を肉眼でも観察可能

アンドロメダ星雲

アンドロメダ銀河

周辺に明かりが少ない暗い場所では、銀河の観測も可能です。アンドロメダ座の中にある渦巻銀河M31(アンドロメダ銀河)は、肉眼でもぼんやりと見ることができます。

さらに、ぺガスス座とアンドロメダ座で形成される「秋の四辺形」にも注目を! ほかにも、北東の空には、カシオペア座とペルセウス座、南の低空には、みなみのうお座の一等星フォーマルハウトの輝きが見えますよ。

[参考]
Full Moon November 2024 – Beaver Moon And Alternative Names|Farmers’ Almanac
国立天文台
国立科学博物館
しんしのつ天文台

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

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