NYではここ数年、タパスが流行しています。食べやすいフィンガーフード、色々な種類を少しずつ食べられる量、シーフードの美味しさが味わえ、もちろんワインにもぴったり合います。特に、チェルシー地区にある『Txikito』は、今一番人気のタパス・バーです。オーナー・シェフは、過去に2軒のタパス・バーを成功させ、満を持して自分の店をオープンしました。
美味しいタパスとワインを戴ける店内は狭いけれど、居心地が良いです。店内の照明は暗め。
店名の『Txikito(チキート)』は、「小さい」という意味だそうです。小皿料理も意味しているのでしょう。
オーナー・シェフ Alexandra Raij さん(写真左)は、NYCのタパス・ブームの火付け役。
Tia Pol、El Quinto Pinoを大成功させ、現在はスー・シェフのご主人 Eder Monteroさん(写真右)と共に、La Vara、El Quinto Pino, Txikitoの3店舗を経営されています。
2012 Eater Awards for New York Cityの「今年のベスト・シェフ」にも選ばれています。
彼女を有名にしたのは、ウニのパニーニ(美味しそう!)というのですから、日本人好みですね。
では、どんなメニューがあるか、見てみましょう。
Boqueron
(marinated white anchovy, eggplant, piquillo)アンチョビのピンチョス
シグナチャー・メニューの1つ。彩りも綺麗で、テーブルが華やかに。お酒がススむ逸品。
Pulpo
たこのカルパッチョ
柔らかいのでよく観察したら、食べやすいように切れ目が入っていました。繊細な心配りです。
Slow roasted pork
豚のロースト。皮がパリパリと美味しくて、リピート必須。
Patatak Mentaiko
(crisp fries w/spicy cod roe mayo)
クリスピーな明太子のフレンチフライに、マヨネーズ。日本人なら、絶対に頼まずにはいられないはず。
Pil Pil
(legendary basque salt cod, poached in olive oil)
バスク地方の家庭料理 干し鱈をオリーブオイル、ガーリック、赤唐辛子で煮るようにして、戻したもの。鱈の旨味の出たオリーブオイルのソースも美味。ピルピルとは、オイルで煮ている際、鱈から発する音だとか。
Trout with Jamon Serrano & Garlic Vinegarette
鱒のムニエルに、生ハムのハモン・セラーノをのせた豪華な料理。
シーフードのメニューは、和食に近いと思いませんか?日本人の口に合うはずですよね。
ワイン・メニューも充実しているので、ワイン通にも満足がいくはず。サングリアも美味しいですよ。
美味しいものを少しずつ。美味しいワインを味わって。お喋りと笑顔はたくさん。
そんな夜が過ごせそうです。人気店なので、予約してから出掛けることをお勧めします。
住 所:240 9th Ave, New York, NY 24th and 25th Streets
営業時間:Sun-Thurs 5-11pm,Fri&Sat 5-midnight
電話番号:212-242-4730