異国の大きな公園でのんびり過ごす休日、憧れますよね。日本に近いアジアの公園なら、週末旅行も可能です。今回は、世界中の旅行者が選んだ「アジアの公園ランキング」(トリップアドバイザー調査)から、週末旅行でも行けそうな、アジアの人気トップの公園を紹介したいと思います。
都会に広がる憩いのオアシス「シンガポール植物園」
アジアの公園ランキング第1位に選ばれたのは「シンガポール植物園(英・Singapore Botanic Garden)」。都会にいながら心穏やかに過ごせるスポットとして高い評価を受けています。
52haもの広大な敷地内には、60,000以上の植物と花が並んでいます。ここでしか見ることができない珍しい植物も数多く、見逃せません。熱帯の花々に囲まれたエキゾチック景色を楽しみながら散歩をしていると、鳥のさえずりや虫の声が・・・。ゆったりと贅沢な時間を過ごしたい方にぴったりです。園内を一周するには、1日かかるほど。あまりの美しさに2日間かけて通ってしまったという方も多いそうです。
また園内には「蘭の花」を取り揃えた国立蘭園(ナショナル・オーキッド・ガーデン)があり、約6万本、世界最大級といわれている蘭の展示も必見です。日本では考えられないほど多くの蘭が咲き乱れている姿に「色とりどりの美しさに感動した」という声もあるようです。
手入れが行き届いていて整備されているのにも関わらず、なんと入場料は無料! 蘭園のみ有料で大人5ドル。都心からアクセスしやすく、手軽に美しい景観を堪能できる、これが第1位に輝いた理由のようです。
香港の庭園美を堪能「南蓮園池」
世界の観光客から第3位に選ばれたのは「南蓮園池(英・Nan Lian Garden)」です。唐の時代を模してつくられた中国式庭園は、都会の喧騒から離れて、ちょっとひと休みしたいという願いを叶えてくれる!と大好評。庭内は、35,000㎡。約2時間で一周できるというので広さもちょうど良いですよね。
「透明度が高い」「蓮が美しい」「絵画のよう」などなど、池の美しさも人気の理由として挙げられています。鯉がたくさん泳いでいるということで、香港らしいオリエンタルな雰囲気が注目されているようです。
これだけ美しい景観を楽しめるのに、なんと入場料は無料。これも3位に選ばれた大きな理由のひとつではないでしょうか。園内には精進料理を食べられるレストラン、お土産屋などの施設も充実しています。
広大な緑が広がるタイの「ルンピニー公園」
たくさんの木々に囲まれた自然あふれるタイの「ルンピニー公園(英・Lumpini Park)」。4位にランクインした同公園は、都会バンコクの繁華街からすぐ近くという立地にありながら、のんびりとした時間を過ごせる場所です。ウォーキング、ダンス、太極拳など思い思いに楽しむ地元の方々で賑わい、憩いの場としても知られています。
また、公共のプール、図書館、人工池、フードコートなどの施設もあります。フードコートは、朝限定で登場するもので、日が昇ると同時に開店! 気持ちよく朝のウォーキングを楽しんだ後、公園で食べる朝ごはん、とても美味しく感じられそうです。
高さ92mから故宮を一望!北京の「景山公園」
公園が多いとされる中国からは北京の「景山公園(英・Jingshan Park)」が7位にランクイン。北海公園の湖と、故宮「紫禁城」をつくった時に出た土を使い、人工の山が築かれた5つの峰からなる景山。王室庭園として栄えた同所は、1928年から一般公開されるようになり、世界中から観光客が訪れるになりました。
人気の秘訣は、山頂から故宮を見下ろすことができるということ。その景色は「幻想的」「見晴らしが良い」「最高の眺め」と高い評価を受けました。
また園内には、明時代・清時代の貴重な歴史遺産が点在しています。また、300種類以上の牡丹が咲き誇り、花の名所としても知られています。荘厳な雰囲気の中で、一望する故宮の眺めや歴史品、美しい牡丹の花、心に深く刻まれそうですね。
世界の旅好きが選んだ「アジアの公園 ランキング」
このほか、同ランキングには日本の公園も3つランクインしています。
2位 広島平和記念公園(日本)
3位 南蓮園池(香港)
4位 ルンピニー公園(タイ)
5位 兼六園(日本)
6位 奈良公園(日本)
7位 景山公園(中国)
8位 香港公園(香港)
9位 北海公園(中国)
10位 濱江大道(中国)
アジアであれば週末旅行でも行ける場所なので、今後、訪れてみたい旅先リストに追加したいと思います。
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