NYはコミュニケーション指向へ。ボードゲーム・カフェが流行のきざし

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Feb 23rd, 2015

NYで最近流行りつつあるのが、日本の喫茶店のような形態のカフェ。

スタバやマクドナルドなど落ち着かないファーストフード店やスタンド形式にひとりでいるというよりも、「誰かと語り合う」、「誰かと何かする」ことがブームになってきている気がします。

今回発見したのは、マンハッタンで唯一無二の「ボードゲーム・カフェ」。おもちゃ屋さんではないんですよ。

ニューヨーカーはコミュニケーション指向へ。ボードゲーム・カフェが流行のきざし
(C)Hideyuki Tatebayashi

ゲーム代は、ひとり5ドル。どのゲームでも制限なく好きなだけ遊べるのです。

モノポリーやチェス、チェッカーズ、バックギャモンの定番からファミリー向けのゲームなど種類もさまざま。友人を誘っていったり、またここで友人になったり。

フェイスブックをはじめとするバーチャル・コミュニケーションが主流になり、人と向かい合う機会が減り続けている風潮の中、NYでは実際に人とコミュニケーションを取る方向へ戻そうとする動きを感じます。

ひとりで延々とゲームをするより、誰かとゲームをするのは、相手の反応や思わぬ展開の楽しみもついてくるものです。フレンドリーなスタッフがいて、質問にも答えてくれますよ。

コーヒーやマフィン、ドーナッツなどの軽食もオーダー出来るので、腹ごなしも出来ます。

ちょっとだけのつもりがつい夢中になってしまって、長居してしまう人も続出。皆とても楽しそうです。ふたりのデート利用でも、ダブルデートで出掛けるのも良さそう。4人ぐらいのグループがベストのようです。

NYに来る機会があったら、是非立ち寄って欲しいスポットです。たった5ドルで楽しめますよ。

ニューヨーカーはコミュニケーション指向へ。ボードゲーム・カフェが流行のきざし
(C)Hideyuki Tatebayashi

ニューヨーカーはコミュニケーション指向へ。ボードゲーム・カフェが流行のきざし
(C)Hideyuki Tatebayashi

ボードゲームカフェは、日本でも数年前からじわじわと人気ですが、最近は女性誌でも取り上げられるなど女性ファンも増えている様子。これからさらに、盛り上がりを見せるのかもしれませんね。

[The Uncommons Cafe]

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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