和菓子の魅力を一言で言い表すと、「やさしさ」だと思うのです。
決して主張しすぎることなく、ほんわかと上品。甘すぎず、舌の上ですーっと溶けていくような味わい。見ているだけで癒し効果がある、そんな不思議な魅力を感じます。
もらってうれしい、買ってうれしい、ずっと眺めていたくなるかわいい和菓子を5つご紹介します。
金多留満 富士の錦
(C)金多留満
(C)金多留満
金多留満は富士山のふもとにある老舗和菓子店。
毎月22日には「富士の日」として、富士山にちなんだ商品を223(ふじさん)本限定で販売しています。一本の羊羹には4つの異なる富士の顔が。四季折々、多彩な景色を楽しませてくれる富士山を表現しています。
茶菓工房たろう もりの音
金沢の茶菓工房たろうは、現代の感性を取り入れた新しい和菓子が魅力的。もりの音はキューブ型の一口さとう菓子です。抹茶、ブルーベリー、黒糖、プレーンの4つの味が細長いスティックケースに入って、とってもオシャレ。日本古来の柔らかな色彩に、ほっと心がなごみます。
季節を写し取った生菓子もおすすめですよ。
SOU・SOU×長久堂 お干菓子セット
京都のデザイン会社SOU・SOUと、京菓子の長久堂のコラボ商品。
金平糖と和三盆、寒天のお菓子が入っています。おさとうの透明感に、淡さと鮮やかさのコントラストが冴えますね。梅の花が咲く和の箱庭・・・そんな雰囲気を漂わせます。
永楽屋 おひがし
(C)永楽屋
何気ないときにふと食べたくなるのが、京都、永楽屋のおひがし。
(C)永楽屋
上質な和三盆糖を伝統の木型で固めて作るおひがしは、噛むとほろっと崩れ、口の中にやさしい甘味が広がります。それはまるで、はかなく溶ける雪のような味わい。
天山 鬼瓦もなか
福岡県の太宰府にある天山の鬼瓦もなか。皮はぱりっと香ばしく、お米の風味がしっかりと伝わってきます。中に詰まっているあんことの相性もばっちり。力みなぎる鬼の表情はインパクト大です。食べると厄除けになるかもしれませんね。